せーの、火の鳥ニッポン🇯🇵!!
やりました!!!ソフトボール金メダル🥇世界一🌎おめでとうございます㊗️
どうも〜、ネオコンです😊

さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
本日は、かつてはインフラ企業で株主還元の優等生と言われていた東京ガスについてついて見ていきたいと思います!
昨年はJR東海や、JR東日本といったインフラ企業が経営不振に陥りましたが、東京ガスも鉄道ほどではないにしろ厳しい決算となりました。
昨年2021年3月期決算の記事はこちら↓
本日7月28日14時から早速2022年3月期第1四半期決算が発表され、上々の決算でしたので早速1Q決算の分析結果をご報告させて頂きます!
22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比17.7%減の231億円に減った
しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の720億円→830億円(前期は705億円)に15.3%上方修正し、増益率が2.1%増→17.7%増に拡大する見通し
直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の6.6%→6.2%に悪化
うおーーーー🔥🔥🔥
1Qは売上営業利益率も減少し減益だが、通期は上方修正。
通期の業績予想が絵に描いた餅にならなければ良いですけどね。
まぁ1Qの段階で上方修正を宣言してくるってことは東京ガスも多少は自信があるから上方修正を発表したのでしょう。
さて、前置きはこの辺にしておいて早速東京ガスの1Q決算を一緒に紐解いて見ましょう!

東京ガス 2021年度1Q実績
損益計算書
では、2021年度1Qの損益計算書の詳細を見ていきましょう。
営業利益251億円(前年比▲8.3%)
セグメント営業利益259億円(前年比▲6.8%)
経常利益231億円(前年比▲17.7%)
当期利益158億円(前年比▲3.5%)
ご覧の通り、売上高から当期利益まで全て前年1Qと比べて減益となっております。
それでは、これらをセグメントベースで見ていきましょう。
下記はセグメント利益259億円をを事業セグメント毎に分解したものです。
東京ガスという社名の通り、ガス事業が大半を占めているものの、そのガスが前年比▲23.4%減という打撃を受けたのが結果的に減益につながりました。
以下で、ガス事業をもっと詳しく見ていきますが、今回の1Qではガスの販売量自体は増加しましたが、
下記の通り、都市ガス単価減少の影響を受けて、減益となってしまいました。
正直、ガス事業が沈めば東京ガス全体も沈む構造となっておりますので、昨年の決算分析記事でも申し上げました通り、ガス一本足打法から早期脱却することが東京ガスの目下の経営課題であることは間違いありません。
続いて、通期見通しを見ていきましょう!
東京ガス 2021年度通期業績見通し
損益計算書
東京ガスの来期2021年度の経営見通しは、下記の通り、昨年の減益から一転、増益となった計画をさらに上方修正する見通しを発表しました!!!
営業利益920億円(前年比+18.4%)
セグメント営業利益948億円(前年比+19.8%)
経常利益830億円(前年比+17.7%)
当期利益600億円(前年比+21.2%)
着目すべき点は、営業利益ベースで、海外上流プロジェクト(豪州・北米)による利益増とあります!
ガス事業の伸びではなく、海外事業という他の事業で営業利益および売上から当期純利益まで上方修正できたのは希望が持てますね!
早速、セグメント利益の見込みを見ておきましょう!
青枠で囲んでいる通り、海外事業が前年比131.6%と100億円から176億円まで跳ね上がっているのがわかります!
経常利益ベースでの下記の分析図でも海外事業の前回の通気計画差+100億円が強調されております!!
しかし、それにしてもガス事業が▲26億円と嫌な予感がしますね、、、
次の資料にてご説明させて頂きます!
やはり、2021年度は前回の通気計画発表の際にもガス事業は販売数量で前年比マイナスになるとの見通しを示しておりましたが、今回の発表では微妙に上方修正するも前年比減であることは変わらないようです。
先ほどの1Q実績の部分でも都市ガス単価減少の影響を受けて販売数量が伸びても減益となったことをご報告させて頂きました。
通期でもこのような悪い材料が出てこないことを祈るのみです。
株主還元
最後に株式銘柄「東京ガス」の最大の魅力である株主還元について述べたいと思います。
結論から申し上げて、前年同値の配当60円を計画しておりますがいつまで続くかわかりませんので予断は許されないのが現状です!!
前の記事でもご報告させて頂きました通り、2020年11月に東京ガスが、「コロナ禍を踏まえた東京ガスグループ経営改革の取り組みについて」という発表中に答えはありました。
下記の通り、脱炭素社会、ESG投資の視点を踏まえて
原資を優先的にCO2ネット・ゼロ関連分野に振り向け、脱炭素社会への貢献を目指すため、株主還元政策を見直します。
と書かれております。
2020年度もそうですが、例年、東京ガスの決算発表資料には「総分配性向約6割」と書かれた資料があるはずなのですが、前回の2021年3月期決算からは見当たりません。
(もちろん決算短信の配当金額/EPSの割り算をしたら算出されるのですが。。。)
この中期経営計画の最終年度である来期2022年度まではなんとか60円を維持してくれるでしょうが、それ以降は減配は覚悟しないといけないと思います。
今年の主要トピックスにも「脱炭素化技術開発」の欄に具体的なアクションプランが記されております。
しかし、現状「脱炭素化技術開発」投資に対してキャッシュアウトが直近で発生する計画は2021年度に限っては無いようですね。
東京ガス まとめ
本日は、東京ガスについてご説明させて頂きました!
ポイントは以下の3点でしょうか。
✔︎1Q実績は減益なるも、通期では上方修正される
✔︎通期上方修正のカギを握るのは海外事業
✔︎配当はなんとか前年同値の60円維持の計画だが、中期経営計画2022年度までと保守的に見積もっていた方が良い
明日はこの1Q実績としては通期は上方修正された見通しがどう株式市場で評価されるのか楽しみですね!!!
それではまたお会いしましょう!
頑張れ!ニッポン🇯🇵‼️

最近のコメント