せーの、全員HAWKS 鷹!鷹!鷹〜〜!!
どうも〜、シンディアです!
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
今月末から3Q決算が続々と発表されるので、続々と我が戦略銘柄についてご報告させていただいております🙇♀️
2023年度2Q決算
先日、我が国メガバンクの盟主、三菱UFJフィナンシャル・グループの23年度上期決算分析をさせて頂きました。
さて本日は、三菱UFJフィナンシャル・グループとともに我が国メガバンクの双璧をなす三井住友フィナンシャルグループについてのご報告です。
前回の22年度1Q決算と21年度通期決算の分析記事はこちら
昨年2022年12月の黒田総裁の利上げ発言をもって、リーマン・ショック以来15年の時を超えて銀行の時代は再来することを予感させる2023年幕開けとなりました、蓋を開けてみると、2023年はまさに銀行の時代であったと言えるでしょう。
2022年に海運が大ブレイクしたかのように、23年がNext ブレイク業界の潮流をつかむことに成功し、それを牽引したのが、三井住友フィナンシャルグループと、三菱UFJフィナンシャル・グループです。
本日の中間決算発表もかなり良さそうです!
三菱UFJフィナンシャル・グループは2023年度純利益1.3兆円を目材していく中、三井住友フィナンシャルグループはこれ以上差を広げられたくありません。
それでは早速三井住友フィナンシャルグループの2023年度上期決算につき一緒に見ていきましょう!
三井住友フィナンシャルグループ 2023年度上期決算
損益計算書
三井住友フィナンシャルグループの2024年3月期上期決算は、
業務純益7,709億円(前年比+490億円、進捗率58%)
当期純利益5,265億円(前年比+10億円、進捗率64%)
となっております!
そして、それを踏まえて、通期2024年3月期を下記の通り上方修正しました!!!
当期純利益9,200億円(期初公表比+1,000億円)
配当270円(期初公表比+20円)
自己株式取得1,500億円
三菱UFJフィナンシャル・グループが同じく本日の2Q決算で通期の上方修正および増配の宣言をしなかったのに対し、三井住友フィナンシャルグループはここで宣言してくれて下期にプレッシャーをかけながら経営陣が必死に業務にあたる真摯な思いが垣間見られて好印象です。
業務純益も前年比プラスですし、純利益もわずかながら前年微増で仕上げているので、三井住友フィナンシャルグループの実力ベースがきちんと現れたよい上期仕上がりだったといえるでしょう。
前回の三菱UFJフィナンシャル・グループの時にも申し上げましたが、銀行の損益計算書は、個人的にはソフトバンクグループよりも難しいと思っているので一歩ずつ慎重に見て参りましょう。
業務純益
業務粗利益から営業費・経費率を差し引いて求めるメガバンクの本業を示す指標(メーカーなどでいう営業利益)です。
しかし、三井住友フィナンシャルグループはこれにさらに持分法投資損益を加えてから業務粗利益を算出するそうです。
(三菱UFJフィナンシャル・グループは損益計算書上で業務純益以下の部分)
下記がビジネス概況となりますが、
上期連結業務純益は、 WS・GM事業部門を筆頭に東亜銀行持分変動益の剥落がありながらもどの部門もしっかりと本業で結果を出して前年比プラスで仕上げました。
業務純益7,709億円(前年比▲490億円)
こちらが、事業部門別実績ですが、市場はマイナスとなるものの。
三井住友フィナンシャルグループは資産運用ビジネス担当のリテール事業部門、ホールセール事業部門(WS)(国内の法人向けビジネス)、グローバル事業部門(GB)(海外ビジネス)、市場部門(GM)のすべての4部門で前年同期比プラスで仕上げて本業がしっかりと伴ったよい決算でした!!!
こちらは主要グループの上期実績ですが、資産運用ビジネスを担当するSMBC日興の当期純利益185億円が赤字転落の前年同期から見事に復活して市場部門での三井住友フィナンシャルグループの復活を印象付けました。
与信関係費用
続きまして、先ほぼの業務純益の増益に加えて、今回の三井住友フィナンシャルグループの純利益に大きく影響する与信関係費用を見てまいりましょう。
与信関係費用▲1,003億円(前年同期比+172億円)
こちらをご覧ください。
銀行は企業や個人に対して融資を実行しますが、貸し倒れた時を見越してそのケースごとのリスクに応じて貸倒引当金のような費用を計上します。
皆様、ご存知の通り、昨年2021年度は新型コロナウイルス感染拡大で企業の倒産や経済危機が想定されたため、事前にメガバンクや地方銀行は下記のように莫大な与信費用を繰り入れました。
昨年2021年度だけで▲2,744億円も繰り入れておりますね!!!
しかし、各国の新型コロナウイルス感染拡大からの回復などを受けて、徐々にリスクは低減して繰り入れが減少していっている様子が垣間見られます。
下期以降の経営状況を見守りたいと思います。
株式等損益
続きまして、今回上期決算の三井住友フィナンシャルグループの株式等損益です。
株式等損益468億円(前年同期比▲453億円)
株式等損益 ETF売却益が増加(+70)した一方、 海外上場出資先の減損(▲290)および 政策保有株式売却益(610、YoY▲70)の減少により減益とあります。
先ほど申し上げました通り、資産運用ビジネスを担当するSMBC日興が好調と申し上げましたが、営業外の減損と政策保有株の削減をあまりしなかったというのが原因です。
詳細を①評価益と、②政策保有株式売却益の2段構成でご説明させて頂きます。
①評価益
こちらをご覧ください。
詳細は述べられておりませんが、債権評価額が減少するも、株式の上昇とともにネットで2.1兆円と23年3月末と比べて増加しておりますのでそこまで不安視する必要はないように思います。
次に政策保有株式売却について見てまいりましょう。
②政策保有株式売却益
続きまして、三井住友フィナンシャルグループが抱える主問題の一つである政策保有株式売却です。
もともと、2023年度から2025年度まで5か年で▲2,000億円分削減する計画でありましたが、23年9月期では310億円までしか進まなかったということです。
地味にこの売却も経営成績に直結しておりますので、できるだけ株価の高い時期に今後も売却益を実現して欲しいものです😅
その他事項 不良債権残高
最後にその他事項として、不良債権残高についても触れておきたいと思います。
新型コロナウイルス感染拡大に伴って、不良債権残高も増加の一途をたどっておりましたが、2022年3月末を山に一転減少に転じております。
この部分は評価できる点ですし、さらなる債権の良化を目指すべく、この債権整理の推進も三井住友フィナンシャルグループの重要な経営課題の一つかと思いますし、是非とも推進して行って欲しいですね。
三井住友フィナンシャルグループ 2023年度通期修正見通し
2023年度通期修正見通し
このように、本業で増益となった三井住友フィナンシャルグループの2023年度上期決算ですが、通期が上方修正されましたので見ておきましょう!
三井住友フィナンシャルグループの2024年3月期見通しは、
当期純利益9,200億円(期初公表比+1,000億円)
配当270円(期初公表比+20円)
自己株式取得1,500億円
総還元性向62%(過去最高)
素晴らしいですね!
昨日11月14日に2Q決算発表した三菱UFJフィナンシャル・グループが自己株式取得のみで対応したのに対し、三井住友フィナンシャルグループは自己株式取得に加えて増配でも株主還元対応したので高く評価できます。
そして、利上げ局面にも関わらず、貸出金残高もここ数年で最高を記録しており、金利収益を生業としている銀行としては非常に恵まれた環境に今は一していると言えます。
海外貸出金残高は前年同期を下回るものの、貸出金金利利回りは6%にも迫る勢いであり、中国リスクはあるものの、今後もグローバルに企業成長を資金面で応援するという金融の根幹となる使命を果たすことで三井住友フィナンシャルグループの今後の成長を強く期待しております。
まとめ
最後に三井住友フィナンシャルグループの最新株価を確認してまとめとさせていただきます。
こちらはここ5日間の三井住友フィナンシャルグループの株価推移ですが、この上期決算への期待が織り込まれており、2Q決算発表した11月14日16時前の終了時15時時点で7,156円となっております。

ここ1年間を振り返ってみても極めて高い水準を推移しており、配当利回りも3%を超えており資産株としての魅力が引き続き際立っていると言えます。

繰り返しますが、この株価上昇とは裏腹に、三井住友フィナンシャルグループは、現行の配当利回りは3.35%と驚異の高利回り!!!です。
この爆上げで流石に4%は切りましたがまだまだこの銀行の時代ブーム到来までに仕込むだけの魅力のある株価水準であると言えるでしょう。
三菱UFJフィナンシャル・グループが3%をすでに切っておりますので、これからさらに経済再開していく見通しに立った時、配当利回り3%の安定企業を仕込める今という期間は大変貴重だと考えられますね。
繰り返しになって恐縮ですが、最近特に中止すべきでもないですが一応ロシアリスクについて下記にて申し上げておきます。
あくまで個人的な見解ですが、私は三井住友フィナンシャルグループは必ずやってくれる企業だと思っております。
なにせTOPIX Core30に選定される我が国屈指の優良企業銘柄であるからです。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
KDDIの他にも当ブログで以前ご報告させて頂きましたが、
信越化学工業、花王、ダイキン工業、日本電産、村田製作所、トヨタ自動車、伊藤忠商事、三井物産、三菱商事、三菱UFJフィナンシャル・グループ、東海旅客鉄道(JR東海)、ソフトバンクグループ、KDDI
が構成銘柄ですが、この中の一角である三井住友フィナンシャルグループです!!
来年1月末の3Q決算につきましても分析の上、速やかにご報告申し上げます🙇♀️
ありがとうございました!
本日の報告は以上となります🙇♀️
さて、昨年2022年はコストプッシュ型インフレに端を発した昨今の円安より、大円安時代に突入しましたが、2023年は急激な利上げで反転することが想定されます。
物価高、上がらぬ賃金、防衛増税、株式投資等の金融所得課税の可能性など家庭のキャッシュを両化させつつ投資生活を送ることが大切です。
三面等価の原則が成り立たない未曾有の事態に、将来の含み益ということで期待するのではなく現在のキャッシュフロー改善に目を向けるキャッシュフロー投資をポートフォリオに加えるべきです。
したがって、今後はポートフォリオに高配当日本株の銘柄を組み込むことをオススメし、その専用口座として松井証券の口座を開設することを強く進言申し上げます🙇♀️
松井証券は、日本株しか取り扱っていませんが、一日の約定代金50万円まで手数料ゼロ円です!!
なんと、SBI証券や楽天証券が約定ごとに課金されるのに対し、
松井証券だけは100万円まで無料です!!!

【引用】MINKABU THE INFONOID, Inc.様
当ブログでも何度も申し上げております通り、戦略銘柄と位置付けている三菱商事、三井物産が減損して再び買い増ししようと思った時、100万円までであれば少なくとも200株は買い増しできるわけですし、定期積立でもナンピンでもとにかく使い勝手が良いです!
円建てで高配当のキャッシュイン資産を構築することが必要ですし、その準備としても日本株専用の松井証券の口座を持つことは極めて意味があります!
銘柄のポートフォリオだけではなく、用途別の証券口座も複数持ってポートフォリオを構築すべきです!
松井証券は長い歴史を持つ証券会社でありながら、インターネット取引を最初に導入したり、常に革新的なアイデアを取り入れる証券会社です。
最大手SBI証券や楽天証券と競合してよりよいキャンペーンも定期的に行っているのが魅力的ですね!ぜひとも日本株証券口座=松井証券のということで解説を強くオススメします!
もしよろしければご覧になり、勉強して頂ければと思います!
家計簿PL、家計資産残高(BS作成)、企業の決算分析とこの資本主義社会を賢明に戦い抜く武器を身につけることができます!
これでも難しい方は初心者用としてこちらがオススメです!!
当ブログでは、高配当で魅力的な戦略銘柄中心に決算分析記事をご報告させていただきたく存じますので、引き続きさとり世代の株日記をご愛顧の程お願い申し上げます🙇♀️
2023年度2Q決算
長くなりましたが、今回もお付き合いくださりありがとうございました😊
また次回の記事でお会いしましょう〜
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