せーの、全員HAWKS S15〜〜!!
どうも〜、シンディアです!
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
皆様、ついに22年度も1Q決算のシーズンがやって参りましたね!
信越化学工業、KDDI、日本たばこ産業(JT)などを昨日までに書かせていただきました!
https://non-labor-dreamer.com/japan-tobacco-inc-2022fy-2q
さて本日は、三菱UFJフィナンシャル・グループとともに我が国メガバンクの双璧をなす三井住友フィナンシャルグループについてのご報告です。
前回の21年度通期決算の分析記事はこちら
そして、先日ご報告申し上げました三菱UFJフィナンシャル・グループの2021年度通期決算分析記事はこちら
先日も申し上げました通り、私はなかなかオリックス以外の金融を書く気になれず気が進まないまま時が流れていったわけですが、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループはじめ、日本のメガバンクの配当利回りは4~5%を超えて非常に魅力的であるため、メガバン株を持っていらっしゃるホルダーの方々に対しても有益な決算分析情報をご報告させて頂きたく先日の2021年度通期決算より筆を取ることにいたしております!!
昨年2021年度は想定以上にコロナ回復もあって、なんとか復活して増配も実現できて一定の成果を上げることができた三井住友フィナンシャルグループ。
今年は三菱UFJフィナンシャル・グループの背中を追いかけずべくさらに攻勢に転じて純利益7,300億円を目指して、一点反撃に転じて連結業務純益、純利益、配当全て上方修正して逆転を誓います!
果たして2022年度目標の純利益7,300億円に対する1Qの進捗はどのようなものだったのでしょうか!?
三菱UFJフィナンシャル・グループは2021年度純利益1.1兆円を超える中、三井住友フィナンシャルグループはこれ以上差を広げられたくありません。
それでは早速三井住友フィナンシャルグループの2022年度1Q決算につき一緒に見ていきましょう!
三井住友フィナンシャルグループ 2022年度1Q決算
損益計算書
三井住友フィナンシャルグループの2023年3月期1Q決算は、
業務純益3,456億円(前年比+785億円、進捗率28%)
当期純利益2,524億円(前年比+492億円、進捗率35%)
となっております!
来週が三菱UFJフィナンシャル・グループの決算であり、比較しての分析はできませんが、金融が最終利益で見るというのが私のやり方ですので、最終利益の進捗35%というのは悪くはないです。
与信関係費用も、2022年度は▲2,100億円通期で想定している中、1Qでは▲321億円とそこまでリスクを織り込まなくて済みましたし、若干営業経費がかかったくらいですね。
本業の業務純益はプラス、それ以降の損益計算書も概ね進捗通りに仕上げて、本業の伴って結果を出した1Q決算
だと言えるでしょう!
前回の三菱UFJフィナンシャル・グループの時にも申し上げましたが、銀行の損益計算書は、個人的にはソフトバンクグループよりも難しいと思っているので一歩ずつ慎重に見て参りましょう。
業務純益
業務粗利益から営業費・経費率を差し引いて求めるメガバンクの本業を示す指標(メーカーなどでいう営業利益)です。
しかし、三井住友フィナンシャルグループはこれにさらに持分法投資損益を加えてから業務粗利益を算出するそうです。
(三菱UFJフィナンシャル・グループは損益計算書上で業務純益以下の部分)
今回は、持分法投資損益は1Q決算では特に触れられていなかったため、業務純益中心にご説明申し上げます。
下記がビジネス概況となりますが、
連結業務純益は、 WS・GB事業部門の好調により大幅増益。市場事業部門は前年同期とほぼ同水準を確保 ロシア向け与信は貸出金返済に伴い、22/6末時点で28億ドルまで漸減
とあります。
為替と本業の伸びがあって、
業務純益11,529億円(前年同期比+689億円)を実現した形となります。
為替の追い風は否めませんが、それでも法人向けビジネス(WS)と、海外ビジネス(GB)が牽引して本業で+464億円のプラスを達成して、昨年の1Q実績2,671億円から合算して3,000億円を実現した形になります。
こちらが、事業部門別実績ですが、市場はマイナスとなるものの。
三井住友フィナンシャルグループは市場事業部門がマイナスとなるものの、ホールセール事業部門(WS)(国内の法人向けビジネス)、グローバル事業部門(GB)(海外ビジネス)の増益でカバーしてプラスに持っていき、さらに為替影響の追い風もあって、業務純益は増益となりました!!!
上記の左側の業務純益のグラフをご覧ください。
リテール事業部門(RT)、ホールセール事業部門(WS)、グローバル事業部門(GB)の3部門が市場のマイナスを返している様子がわかりますね。
下記は事業部別の実績ですが、前年と比較してもリテール事業部門(RT)は国内市場の縮小の中踏ん張りつつも、ホールセール事業部門(WS)、グローバル事業部門(GB)が増益となって結果を出していることがわかります。
また、前回の2021年度通期決算中に発表された2022年度通期年初予算ですが、その中にロシアリスクについて言及されておりました。
前回の資料によりますと、トータルで1,000億円ものインパクトとなっておりますが、今回の1Q決算では言及されておりませんでした。
これは主に航空機関連の減損なのですが、この件については、先日ご報告させて頂きました住友商事の2021年度通期決算分析でも言及しておりますので、お時間ございましたらご覧くださいませ🙇♀️
そして、ロシアリスクについての投資判断、考え方については下記ご参考くださいませ🙇♀️
与信関係費用
続きまして、先ほぼの業務純益の増益に加えて、今回の三井住友フィナンシャルグループの純利益を押し上げた要因の一つである与信関係費用です。
与信関係費用▲321億円(前年同期比▲218億円)
こちらをご覧ください。
銀行は企業や個人に対して融資を実行しますが、貸し倒れた時を見越してそのケースごとのリスクに応じて貸倒引当金のような費用を計上します。
皆様、ご存知の通り、昨年2020年度は新型コロナウイルス感染拡大で企業の倒産や経済危機が想定されたため、事前にメガバンクや地方銀行は下記のように莫大な与信費用を繰り入れました。
昨年2020年度だけで▲3,605億円も繰り入れておりますね!!!
しかし、米国景気の回復などを受けて、この戻しなどがありつつもロシア関連与信に対して▲750億円の引当を計上して2022年度は通期で▲2,100億円を繰り入れる計画であり、1Qは▲321億円となったという話です。
現時点では、特に通期計画▲2,100億円を1/4で割った値よりも低い金額で繰り入れられておりますので、特に申し上げる点はございません。
2Q以降の経営状況を見守りたいと思います。
株式等損益
続きまして、今回1Q決算の三井住友フィナンシャルグループの株式等損益です。
株式等損益368億円(前年同期比▲35億円)
先ほどの事業部門の営業成績で申し上げました通り、市場の成績があまり良くなかったので、前年同月に対して▲35億円のマイナスとなっております。
詳細を①評価益と、②政策保有株式売却益の2段構成でご説明させて頂きます。
①評価益
こちらをご覧ください。
詳細は述べられておりませんが、下記のように米国利上げに反応してからか、新型コロナウイルス感染拡大から大きく上昇した評価益もついに前回2022年3月末時点で下落し、評価損益は2021年3月末比▲6,546億円のマイナスで着地しました。
そして、今回2022年6月末時点でさらにこのマイナスは膨らみ2022年3月末比で▲5,295億円の含み損が確認されます。
どんどんトータルの含み益が蒸発して行っておりますね。
次に政策保有株式売却について見てまいりましょう。
②政策保有株式売却益
続きまして、三井住友フィナンシャルグループが抱える主問題の一つである政策保有株式売却です。
もともと、2020年度から2024年度まで5か年で▲3,000億円分削減する計画であり、それを推進して発生した売却益が今回も計上されているというわけですね。
2020年3月末から▲1,360億円/▲3,000億円分削減されておりますね。
今まで保有していた資産を売却してでも純利益を上げなければならないメガバンクの苦しい状況がわかりますね😅
その他事項 不良債権残高
最後にその他事項として、不良債権残高についても触れておきたいと思います。
新型コロナウイルス感染拡大に伴って、不良債権残高も増加の一途をたどっておりましたが、2022年3月末を山に一転減少に転じております。
この部分は表はできる点ですし、さらなる債権の良化を目指すべく、この債権整理の推進も三井住友フィナンシャルグループの重要な経営課題の一つかと思いますし、是非とも推進して行って欲しいですね。
三井住友フィナンシャルグループ 2022年度通期見通し
2022年度通期見通し
※今回は1Qで通期の修正は行われませんでしたので、念のため前回の年初見通しをそのまま残しておきます!
このように、本業で増益となった三井住友フィナンシャルグループの2021年度決算ですが、来期の見通しについても見ておきましょう!
三井住友フィナンシャルグループの2023年3月期見通しは、
業務純益12,350億円(前年比+821億円)
当期純利益7,300億円(前年比+234億円)
配当220円(前年比+10円)
配当性向41%(前年比-%)
素晴らしいですね!
三菱UFJフィナンシャル・グループのように来期も純利益1兆円には届かないものの、増益ですし、きちんと配当性向40%以上を約束してくれた増配を発表してくれました。
まとめ
最後に三井住友フィナンシャルグループの最新株価を確認してまとめとさせていただきます。
こちらはここ1ヶ月の三井住友フィナンシャルグループの株価推移ですが、7月中旬から米国利上げの機運がより一層高まってきて、これは金融業にはプラスに作用するので、それを受けてか三井住友フィナンシャルグループの株価も4,000円台に復帰しております。
1Qは特に悪い材料が見受けられたわけではないので、無難に乗り切ったと思いますので、来週以降も引き続き4,000円台を死守してもらいたいですね。

ここ5年間を見て見ても、なかなか5,000円台に戻れていないのが現状です。
まだまだ我が国メガバンクの盟主である三菱UFJフィナンシャル・グループの背中はまだまだ遠いですし、2022年度は純利益7,300億円を達成することは、株価5,000円台に戻るにはマストなのかなと考えます。

しかし、三井住友フィナンシャルグループは、現行の配当利回りは5.11%と驚異の高利回り!!!です。
三菱UFJフィナンシャル・グループが4%をすでに切っておりますので、これからさらに経済再開していく見通しに立った時、配当利回り5%の安定企業を仕込める今という期間は大変貴重だと考えられますね。
繰り返しになって恐縮ですが、ロシアリスクについては注視していくべきです。
あくまで個人的な見解ですが、私は三井住友フィナンシャルグループは必ずやってくれる企業だと思っております。
なにせTOPIX Core30に選定される我が国屈指の優良企業銘柄であるからです。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
KDDIの他にも当ブログで以前ご報告させて頂きましたが、
信越化学工業、花王、ダイキン工業、日本電産、村田製作所、トヨタ自動車、伊藤忠商事、三井物産、三菱商事、三菱UFJフィナンシャル・グループ、東海旅客鉄道(JR東海)、ソフトバンクグループ、KDDI
が構成銘柄ですが、この中の一角である三井住友フィナンシャルグループです!!
10月末の2Q決算につきましても分析の上、速やかにご報告申し上げます🙇♀️
今回の報告は以上です。
本日の報告は以上となります🙇♀️
さて、今後はコストプッシュ型インフレに端を発した昨今の円安より、大円安時代に突入することが想定されます。
そのような環境下では従来通り、米国株インデックスに思考停止のまま投資して良いのかよく考えるべきです。
三面等価の原則が成り立たない未曾有の事態に、将来の含み益ということで期待するのではなく現在のキャッシュフロー改善に目を向けるキャッシュフロー投資をポートフォリオに加えるべきです。
したがって、今後はポートフォリオに高配当日本株の銘柄を組み込むことをオススメし、その専用口座として松井証券の口座を開設することを強く進言申し上げます🙇♀️
松井証券は、日本株しか取り扱っていませんが、一日の約定代金50万円まで手数料ゼロ円です!!
なんと、SBI証券や楽天証券が約定ごとに課金されるのに対し、
松井証券だけは100万円まで無料です!!!

【引用】MINKABU THE INFONOID, Inc.様
当ブログでも何度も申し上げております通り、戦略銘柄と位置付けている三菱商事、三井物産が減損して再び買い増ししようと思った時、100万円までであれば少なくとも200株は買い増しできるわけですし、定期積立でもナンピンでもとにかく使い勝手が良いです!
コストプッシュ型インフレ、大円安時代を生き残るためには、この円安の時期にドルを買って米国株を買うだけが全てではありません。きちんと円安の時は円建てで高配当のキャッシュイン資産を構築することが必要ですし、その準備としても日本株専用の松井証券の口座を持つことは極めて意味があります!
銘柄のポートフォリオだけではなく、用途別の証券口座も複数持ってポートフォリオを構築すべきです!
松井証券は長い歴史を持つ証券会社でありながら、インターネット取引を最初に導入したり、常に革新的なアイデアを取り入れる証券会社です。
最大手SBI証券や楽天証券と競合してよりよいキャンペーンも定期的に行っているのが魅力的ですね!ぜひとも日本株証券口座=松井証券のということで解説を強くオススメします!
もしよろしければご覧になり、勉強して頂ければと思います!
家計簿PL、家計資産残高(BS作成)、企業の決算分析とこの資本主義社会を賢明に戦い抜く武器を身につけることができます!
これでも難しい方は初心者用としてこちらがオススメです!!
先月5月は3末決算企業の通期決算発表シーズンであり私の本業発揮の時期でした!
高配当で魅力的な戦略銘柄中心に決算分析記事をご報告させていただいておりますので、引き続きさとり世代の株日記をご愛顧の程お願い申し上げます🙇♀️
2022年3月期分析企業記事
https://non-labor-dreamer.com/sogoshosha-004
https://non-labor-dreamer.com/kddi-corporation-2021fy
https://non-labor-dreamer.com/japan-tobacco-inc-2022fy-2q
長くなりましたが、今回もお付き合いくださりありがとうございました😊
また次回の記事でお会いしましょう〜
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