せーの、全員HAWKS S15〜〜!!
いや〜昨日は、引き分け挟んでの3連勝とはなりませんでしたが、本当に悔しかった〜
なんとかマルちゃんには勝って欲しかったですが、こういう日もあります、切り替えて明日是非とも勝てるように期待しております!!!
どうも〜、ネオコンです😊
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
さて本日は、先日ついに私もリリースさせて頂きましたメガバンクの盟主三菱UFJフィナンシャル・グループに引き続き、この三菱UFJフィナンシャル・グループと双璧を成すライバルである三井住友フィナンシャルグループついてのご報告です。
先日も申し上げました通り、私はなかなかオリックス以外の金融を書く気になれず気が進まないまま時が流れていったわけですが、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループはじめ、日本のメガバンクの配当利回りは4%を超えて非常に魅力的であるため、メガバン株を持っていらっしゃるホルダーの方々に対しても有益な決算分析情報をご報告させて頂きたくこの度筆を取ることにいたしました!!
昨年2020年度は新型コロナウイルス感染拡大もあって、貸し倒れとなりリーマンの時のように大変な目にあうと踏んで莫大な引当金を積んで前年比▲1,911億円の純利益5,128億円に沈んだ三井住友フィナンシャルグループ。
今年は一点反撃に転じて連結業務純益、純利益、配当全て上方修正して逆転を誓います!
それでは早速三井住友フィナンシャルグループの2021年度の第1四半期決算につき一緒に見ていきましょう!
三井住友フィナンシャルグループ 2021年度1Q決算
損益計算書
三井住友フィナンシャルグループの2022年3月期1Q決算は、
業務純益2,671億円(前年同期比+57億円、進捗率24%)
当期純利益2,032億円(前年同期比+1,171億円、進捗率34%)
となっており、
三菱UFJフィナンシャル・グループが業務純益は大幅減益で当期純利益は与信関係費用の戻り益、株の評価益や持分法利益があって増益となったのに対し、三井住友フィナンシャルグループは、
本業の業務純益はプラス、それ以降の損益計算書も前年比増で仕上げて、絶対額こそ三菱UFJフィナンシャル・グループに劣るものの、本業の伴ったなかなか良い決算となった
と言えるでしょう!
ちなみに、三菱UFJフィナンシャル・グループの1Q実績はこちらで業務純益こそ差がつかなかったものの、純利益で2倍くらいの差がついております。
業務純益2,834億円(前年同期比▲1,156億円)
当期純利益3,830億円(前年同期比+1,995億円)
前回の三菱UFJフィナンシャル・グループの時にも申し上げましたが、銀行の損益計算書は、個人的にはソフトバンクグループよりも難しいと思っているので一歩ずつ慎重に見て参りましょう。
業務純益
業務粗利益から営業費・経費率を差し引いて求めるメガバンクの本業を示す指標(メーカーなどでいう営業利益)です。
しかし、三井住友フィナンシャルグループはこれにさらに持分法投資損益を加えてから業務粗利益を算出するそうです。
(三菱UFJフィナンシャル・グループは損益計算書上で業務純益以下の部分)
したがって、業務純益では①本業と、②持分法投資損益の2段構成でご説明させて頂きます。
業務純益2,671億円(前年同期比+57億円、進捗率24%)
①本業
三菱UFJフィナンシャル・グループが業国債等関係損益で利益が出ていたものが今年は生じなくて▲1,036億円マイナスになり、赤字となったのに対し、
三井住友フィナンシャルグループは市場事業部門のマイナスをリテール事業部門(RT)(国内の個人向けビジネス)、ホールセール事業部門(WS)(国内の法人向けビジネス)、グローバル事業部門(GB)(海外ビジネス)の回復で打ち返し、業務純益は黒字を確保しました!!!
上記の左側の業務純益のグラフをご覧ください。
リテール事業部門(RT)、ホールセール事業部門(WS)、グローバル事業部門(GB)の3部門が市場のマイナスを返している様子がわかりますね。
下記は事業部別の実績ですが、前年と比較してもこの3部門の復調は見て取れます。
②持分法投資損益
今回の三井住友フィナンシャルグループの業務純益を押し上げたもう一つのファクターがこの持分法投資損益です。
持分法による投資損益133億円(前年同期比+89億円)
持分法による投資損益についてはこちらの記事にて詳細に以前ご説明しておりますのでご覧くださいませ。
こちらは先ほどお示しした図ですが、今後は右側の持分法投資損益の部分をご覧ください。
緑のバーが2021年度1Qの実績なのですが、昨年を大きく上回っていることがわかります。
以上より、三井住友フィナンシャルグループの業務純益は①本業と、②持分法投資損益の2つにおいて伸長が見られ、増益となったのです。
ちなみに、三菱UFJフィナンシャル・グループの持分法投資損益は、損益計算書上で業務純益以下の部分で計上されている理由ですが、三菱UFJフィナンシャル・グループの持分法投資損益場合は、モルガン・スタンレー証券の割合が大きく、それを三菱UFJフィナンシャル・グループの本業で稼いだ利益として見るには多少無理があるとの判断からこのような記載になっていると思います。
三井住友フィナンシャルグループの場合は、母体と関係性の近しい持分法適用会社だからこそ本業の業務純益のパートに計上できるのでしょう。
与信関係費用
続きまして、先ほぼの業務純益の増益に加えて、今回の三井住友フィナンシャルグループの純利益を押し上げた要因の一つである与信関係費用です。
与信関係費用▲103億円(前年同期比▲1,045億円)
こちらをご覧ください。
銀行は企業や個人に対して融資を実行しますが、貸し倒れた時を見越してそのケースごとのリスクに応じて貸倒引当金のような費用を計上します。
皆様、ご存知の通り、昨年2020年度は新型コロナウイルス感染拡大で企業の倒産や経済危機が想定されたため、事前にメガバンクや地方銀行は下記のように莫大な与信費用を繰り入れました。
昨年2020年度だけで▲3,605億円も繰り入れておりますね!!!
しかし、新型コロナウイルスのワクチン拡大に伴い、経済再開の目処が立ったのか、中小企業はまだまだ完全復活とは言えませんが、大企業はやや回復しつつあります。
三井住友フィナンシャルグループは、三菱UFJフィナンシャル・グループに次いで大企業向けの商売が多いので、与信費用の取り崩し、戻り益を計上したため、今回2021年度1Qで与信費用がたったの▲103億円となっており、こちらが業務純益以下の損益計算書の費用を小さくして利益を押し上げました。
しかし、与信費用は、通期で▲3,000億円を計上することを計画しておりますので、昨年通期が▲3,605億円で大差ないことを考えると、三井住友フィナンシャルグループは結構保守的で今後も与信費用は重なって純利益を圧縮していく線は認識しておくべきです。
三井住友フィナンシャルグループの計画とは異なり嬉しい意味での「経済再開の加速」という裏切りがあり、与信費用が計上されないように早く新型コロナウイルス感染拡大の収束を祈るばかりです!!!
株式等損益
続きまして、先ほぼの業務純益の増益に加えて、今回の三井住友フィナンシャルグループの純利益を押し上げた要因の一つである株式等損益です。
株式等損益404億円(前年同期比+411億円)
こちらも、①評価益と、②政策保有株式売却益の2段構成でご説明させて頂きます。
①評価益
こちらをご覧ください。
詳細は述べられておりませんが、下記のように引き続き新型コロナウイルス感染拡大下にも関わらず上昇していく株式市場の好況を受けて評価益含めた資産残高は2021年3月末から引き続き高い水準を維持しており、この評価益に助けられた側面があると言えるでしょう。
ちなみに、三菱UFJフィナンシャル・グループは株式関係損益660億円(前年同期比+600億円)であり、こちらも同様に評価益を計上しておりますので、メガバンク共通の利益押し上げ要因となったようです。
②政策保有株式売却益
株式等損益の増益理由の2つ目は、制作保有株式売却です。
もともと、2020年度から2024年度まで5か年で▲3,000億円分削減する計画であり、それを推進して発生した売却益が今回も計上されているというわけですね。
その他事項 不良債権残高
最後にその他事項として、不良債権残高についても触れておきたいと思います。
新型コロナウイルス感染拡大に伴って、不良債権残高も増加の一途をたどっておりますので、この部分の整理の推進も三井住友フィナンシャルグループの重要な経営課題の一つかと思われます。
三井住友フィナンシャルグループ 2021年度通期見通し
2021年度通期見通し
このように、本業で増益となった三井住友フィナンシャルグループの2021年度1Q決算ですが、通期の見通しと進捗についても見ておきましょう!
先ほど用いました既出の資料で恐縮ですが、下記をご覧下さいませ。
今期は、昨年の純利益5,128億円を上回る6,000億円を計画しており、この進捗率は34%となります!!!
まとめ
最後に三井住友フィナンシャルグループの最新株価を確認してまとめとさせていただきます。
こちらはここ1ヶ月の三井住友フィナンシャルグループの株価推移ですが、7月30日の発表後から時間差でなだらかな上昇を続けて昨今の株安で軟調という形で推移しております。
時間差でなだらかな上昇を続けて昨今の株式市場の軟調に流されるというのは三菱UFJフィナンシャル・グループと全く同じ傾向ですね。

ここ1年間を見て見ても、ずっと4,500円以下で推移するのが1年以上続いております。
昨年はコロナで苦戦したのは確かですので、今回1Qで本業も結果出してまずまずのスタートを切れているのでまずは目標としている通期で純利益6,000億円を突破するのが一番だと思います。

メガバンクで唯一本業の業務純益で増益を出した三井住友フィナンシャルグループですが、現行の配当利回りは5.09%と驚異の高利回り!!!です。
三菱UFJフィナンシャル・グループが4%前半ですので、これから経済再開していく見通しに立った時、配当利回り5%の安定企業を仕込める今という期間は大変貴重だと考えられますね。
あくまで個人的な見解ですが、私は三井住友フィナンシャルグループは必ずやってくれる企業だと思っております。
なにせTOPIX Core30に選定される我が国屈指の優良企業銘柄であるからです。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
KDDIの他にも当ブログで以前ご報告させて頂きましたが、
信越化学工業、花王、ダイキン工業、日本電産、村田製作所、トヨタ自動車、伊藤忠商事、三井物産、三菱商事、三菱UFJフィナンシャル・グループ、東海旅客鉄道(JR東海)、ソフトバンクグループ、KDDI
が構成銘柄ですが、この中の一角である三井住友フィナンシャルグループです!!
当ブログでは今後も三菱UFJフィナンシャル・グループは三井物産、三菱商事、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、豊田通商、双日といった総合商社、ENEOS、オリックスと同じくらい重要な戦略銘柄として着目して参ります。
11月の2Q決算につきましても分析の上、速やかにご報告申し上げます🙇♀️
今回の報告は以上です。
それでは皆様最後にご唱和ください!
せ〜の、全員HAWKS、S15〜!!🦅🦅🦅
明日こそロッテに勝って連敗だけはなんとでも回避、そして頂点へ〜
またお会いしましょう〜!
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