せーの、全員HAWKS 鷹!鷹!鷹〜〜!!
どうも〜、シンディアです!
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
11月に入って続々と上期決算発表を続けている総合商社は、三菱商事の以外はそこそこ評価されている数字を出しております。
ある程度の資産を構築したアッパーマス層以上の方にとって、これからはインデックス一本足ではなく配当投資も楽しみながら投資生活を続けていきたいですよね。
その際に強靭な基礎営業キャッシュフローを軸とした事業投資、増配が可能となる総合商社の魅力は高まるばかりですので、今回も五代商社全て見ていきましょう!
今回は熾烈な四天王末席を丸紅とともに争っている住友商事についてです。
2023年度2Q決算
果たして住友商事はいかがでしょうか!?早速住友商事の2Qについて見てまいりましょう!
住友商事 2023年度2Q決算
2023年度2Q 決算概況
住友商事の2023年2Q業績は、
純利益2,849億円(進捗57%)
を打ち出し、いい数字だったと言えます。後述いたしますが、通期の見通しの上方修正も行い、通期4,800億円→5,000億円へ修正しましたし、120円→125円への増配も評価できます。
通期5,000億円にはバッファー500億円が含まれておりますので、状況次第では次の決算でさらなる上方修正も可能の余地も含んでいる点もいいですね。
丸紅と同様に非資源のウェイトが高くてこれらが躍進し、期初予想に対して通期5,000億円の上方修正が可能となりました。
三菱商事や三井物産のような資源ブーストはないものの、非資源でコツコツ稼いでいる結果が出ているのは良いことです。
こちらが2Qの詳細ですが、資源が大きく沈んでも非資源は踏ん張っており、住友商事の事業ポートフォリオが以前と比べて強化されている点が見て取れます。
2023年度2Q セグメント利益
次にこの2Q利益2,849億円を事業セグメントで分けたのがこちらです。
資源・化学品と輸送機・建機の双璧が利益を牽引していることがわかります。
住友商事肝いりのアンバトビーのニッケルプロジェクトは今季も厳しいようですが、
地道にコツコツと稼いでいく農業関連のビジネスを着実に伸ばしており、資源に左右されないコツコツと利益を積み上げていく事業基盤を構築していっていく様が垣間見れます。
2023年度2Q 基礎収益キャッシュ・フロー
続いて配当原資でもある基礎収益キャッシュ・フローについてです。
住友商事の2023年度2Qの基礎収益キャッシュ・フローは2,698億円と他の創業商社ほどキャッシュを創出しにくい住友商事としては頑張ったことがわかります。
今期が最終年となる中期経営計画で定めた累計基礎収益キャッシュフロー12,700億円は2.5年経過して11,387億円となんとか達成できそうです。
ただ、毎年1兆円レベルの基礎営業キャッシュフローが入っている三菱商事や三井物産はチートだなと改めて感じますね。住友商事は3年かけて1.1兆円を獲得しようとしているのに。
下記が財政状態ですが、着実に財政状態の健全化は進んでおります。DEレシオも0.6倍へ減少し、進歩が見られます。
2023年度2Q 中期経営計画 SHIFT 2023
次に、2023年度を最終年と位置付けている中期経営計画 SHIFT 2023の進捗について少しだけ触れておきましょう。
住友商事は以下のように、短期、短中期、中長期の3つのステージで段階ごとに事業ポートフォリオの強化を計画しております。

まずはその短期、短中期ステージでの課題が「強みを活かした収益の柱の強化育成 (バリューアップ・注力事業)」とのことで、具体的には昨年大赤字の原因となり、今年は通期も若干赤字で着地する計画のマダガスカルニッケル事業の改善効果を報告しております。

2020年度のようにいつも減損で一過性損失を計上し続けるようでは、いつまで経っても三菱商事、三井物産、伊藤忠商事はおろか丸紅にも常に勝ち続けることは困難です。
常に利益を出し続けて、基礎集積キャッシュ・フローを創出し続ける強い組織への転換が目下の経営課題です。
そして、今年が3ヶ年の中期経営計画の最終年なのですが、今年は最終年である来期を見据えて定量的な結果としてROE12~15%の達成を目標として掲げております。

個人的には総合商社は高配当のために投資家は買っているので、基礎営業キャッシュフローの底上げてに注力して欲しいのですが、ROEも大切な指標であることは間違いないので、このROEをはじめとした経営指標をきちんと達成できるように下期もよう着目です。
住友商事 2023年度通期見通し
2023年度 通期見通しの上方修正
住友商事の2023年度通期見通しは、好調な2Qの進捗状況を鑑みて以下の通り上方修正しました。
当期利益5,000億円(期初予想+200億円)
先ほど申し上げました中期経営計画2023でも発表した通り、高い収益性と下方体制の強い事業ポートフォリオの育成が奏功しました。
インフラ事業を中心に着実に上方修正に資する事業は育成されてきておりますし、
2024年度から始まる次期中期経営計画では、この3カ年ずっと横ばいだったのと打って変わって当期利益6,000億円に早く到達できるような力強い計画を期待しております。
2023年度 株主還元
そして最後に、この業績の上方修正を受けまして株主還元も若干良化しました。
丸紅は下限設定した配当政策を実行していくようですが、住友商事は総合商社で唯一DOE条件付きの配当性向30%ベースの配当を行なっていくという難しい制度を採用しております。
そこで今回はどちらかの基準に達したということで、120円から125円への増配が決定しました。
住友商事 2023年2Q決算総括
今回の住友商事の2023年度2Q決算を振り返ってみて、前よりかはよくなってきたかなという印象を受けます。
以前は金がないということで増配もあまり積極的に行って来なかったのですが、やはり基礎収益キャッシュフローがだいぶ改善していきたので少しその余裕は出てきたように見えます。
その結果なんとか株価も3,000円台に復帰できましたし、

長期でも価値を高めてきておりますので、非資源の一商社として今後もこの3年間でかき集めた1.1兆円を将来事業に適切に投資して早めに当期利益6,000億円に到達できるような事業基盤の構築を強く求めます。

個人的に、三菱商事の次に持っている銘柄なので、これからも住友商事を応援します📣
今後も当ブログさとり世代の株日記では、高配当で有名な総合商社の財務分析および株価見通しについての考察記事はどんどん執筆しご報告させて頂きますので、今後もご覧になって頂けますと幸いです!
ありがとうございました!
本日の報告は以上となります🙇♀️
さて、昨年2022年はコストプッシュ型インフレに端を発した昨今の円安より、大円安時代に突入しましたが、2023年は急激な利上げで反転することが想定されます。
物価高、上がらぬ賃金、防衛増税、株式投資等の金融所得課税の可能性など家庭のキャッシュを両化させつつ投資生活を送ることが大切です。
三面等価の原則が成り立たない未曾有の事態に、将来の含み益ということで期待するのではなく現在のキャッシュフロー改善に目を向けるキャッシュフロー投資をポートフォリオに加えるべきです。
したがって、今後はポートフォリオに高配当日本株の銘柄を組み込むことをオススメし、その専用口座として松井証券の口座を開設することを強く進言申し上げます🙇♀️
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【引用】MINKABU THE INFONOID, Inc.様
当ブログでも何度も申し上げております通り、戦略銘柄と位置付けている三菱商事、三井物産が減損して再び買い増ししようと思った時、100万円までであれば少なくとも200株は買い増しできるわけですし、定期積立でもナンピンでもとにかく使い勝手が良いです!
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もしよろしければご覧になり、勉強して頂ければと思います!
家計簿PL、家計資産残高(BS作成)、企業の決算分析とこの資本主義社会を賢明に戦い抜く武器を身につけることができます!
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当ブログでは、高配当で魅力的な戦略銘柄中心に決算分析記事をご報告させていただきたく存じますので、引き続きさとり世代の株日記をご愛顧の程お願い申し上げます🙇♀️
2022年3月期分析企業記事
長くなりましたが、今回もお付き合いくださりありがとうございました😊
また次回の記事でお会いしましょう〜
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