せーの、全員HAWKS S15〜〜!!
昨日のマダックス完封(100球以内)ノーヒットノーランから一夜明けて、新聞でも確認されている東浜投手!
歴史的偉業を昨日はありがとうござました!本当におめでとうございました!

福岡ソフトバンクホークス(公式)様
本日は札幌への移動日で明日から日ハム戦です!3タテしてから10連勝目指しましょう!
どうも〜、ネオコンです!
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
先日、先週5月2日発表の三井物産と、丸紅の記事、そして本日三菱商事の決算と中期経営計画のまとめ記事を書いて疲労困憊です。
しかし、ご覧になって下さる方々に有益な戦略銘柄の財務分析情報をお届けしたいという気持ちに嘘偽りはございませんので奮い立たせて住友商事も本稿にてご報告申し上げます🙇♀️
あとは、総合商社顔負けの事業投資を行うオリックスも!
今回の題材、住友商事の前回2Q決算分析記事および前年の2020年度記事はこちらです↓
さて、今年の総合商社レースですが、上位3社である三井物産、伊藤忠商事、三菱商事が首位争いを展開しており、結局最後の最後で結論、三菱商事が三井物産を逆転し、伊藤忠商事からV奪還したと言うのが2021年度の最終結果でした!
で、住友商事は、昨年の赤字転落から一転、4,000億円は突破して丸紅を破るも、来季は現役で丸紅に後塵を拝する見通しとなっており、来期も丸紅との4位争いを展開する公算が高いです。
当期利益(億円) | 21年度実績 | 22年度見通し | |
三菱商事 | 9,375 | 8,500 | ▲1,175 |
三井物産 | 9,147 | 8,000 | ▲1,147 |
伊藤忠商事 | 8,203 | 7,000 | ▲1,203 |
住友商事 | 4,637 | 3,800 | ▲837 |
丸紅 | 4,243 | 4,000 | ▲243 |
豊田通商 | 2,222 | 2,100 | ▲78 |
双日 | 823 | 850 | +27 |
全社的に今年の資源価格高騰を受けて2021年度は最高益を更新しましたが、その反動で2022年度は資源価格の適正化などがされる見通しで、双日を除いて全社減益の見通しとなっております。
下記の毎月の資産運用報告で報告させて頂いております通り、住友商事も私はポートフォリオとして保有しておりますので、応援している銘柄です!
財閥商社と言われながらも昨年は1社だけ赤字転落して、経営陣はボーナス返上して気合を入れて臨んだ今期2021年度と、来期初っ端から丸紅に負ける利益4,000億円を切る見通しを発表した年初見通しは喝ですが、早速見てまいりましょう!
住友商事 2021年度通期決算
結論、2月4日の住友商事の通期決算ですが、結論を申し上げますと過去最高の内容で非常に良かったです!!
✅住友商事が5月10日後場(13:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期の連結最終損益は4636億円の黒字(前の期は1530億円の赤字)に浮上したが、23年3月期の同利益は前期比20.2%減の3700億円に減る見通しとなった。
✅同時に、今期の年間配当は前期比20円減の90円に減配する方針とした。
✅直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結最終損益は1285億円の黒字(前年同期は393億円の赤字)に浮上した。
一言でいったら、2021年度は良かったけど、来期死ぬってことですね。
それでは早速定量分析に移って参ります!
2021年度通期 決算概況
この通期利益4,637億円のうち、一過性を除く業績が4,570億円と、本業できちんと稼いでいることがわかりますし、昨年の住友商事とは別の会社のようです。
2021年度通期 セグメント利益
次にこの通期利益4,637億円を事業セグメントで分けたのがこちらですが、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅と同様に資源ビジネスが市況好調の恩恵を享受して伸びていることがわかります。
突出しているのは資源化学品および金属だけですね。
しかし、皆様、こちらの2月の3Q決算のセグメント利益の資料ご覧ください。
輸送機・建機で518億円の利益を見込んでいたんですよ!
それが、21年通期で見ると349億円と特に着目すべき数字ではなくなってしまっている。
はい、住友商事の季節の風物詩、減損です!
当期 ロシア・ウクライナ関連一過性損失 (△580億円内、三井住友ファイナンス&リースにおける航空機リース事業 (△500億円))
とのことだそうです。
ちょっとロイター様の記事を見てみましょう!
住友商事の諸岡礼二専務・CFO(最高財務責任者)は10日の決算会見で、2021年度にロシア・ウクライナ関連の⼀過性損失として580億円を計上したと述べた。580億円のうち、三井住友ファイナンス&リースにおける航空機リース事業が500億円となっている。
現在、ロシア国内には34機があるという。返却を求めているが、事態が流動的なため、減損損失を計上した。
資源・化学品事業
次に住友商事最大の稼ぐ頭であり、今期の最高益の立役者となった資源・化学品事業です。
昨年、マダガスカルニッケル事業 減損損失(約▲850億円)などで通期で▲960億円の大赤字となって全社での純損失につながってしまったのがこの資源・化学品事業です。
しかし、今年は赤字から一転、資源・エネルギー、化学品・エレクトロニクスが好調で3Qより引き続き全社業績を大きく牽引している形となっております。
資源価格の高騰を受けて、最終2,473億円で着地は見事です。
では、気になる昨年の大赤字の主要因であった、マダガスカルニッケル事業なのですが、通期189億円でプラス、一過性除く業績でも50億円と初めて黒字化に成功しました。
これは大きな進歩です。
わざわざ1枚スライドを作るまでの住友商事の肝いりの大きなポテンシャルを秘めている事業であると考えますので、2022年度の飛躍を期待しております!
2021年度通期 セグメント別一過性利益
こちらがセグメント別の一過性利益です。
この22年通期は純利益4,637億円のうち、一過性利益はそのうちわずか70億円に止まっており、住友商事はきちんと実態ビジネスベースで利益を稼いだことを示しているように見受けられ一定の評価を与えても良いかと思います。
しかし、4Qにロシアウクライナ航空機リースで輸送機・建機事業で▲360億円、生活・不動産事業で▲110億円、合計約▲500億円の減損を計上したことは前述致しました通り、に意識しておくべきです。
参考までに下記をご覧ください。
昨年は大赤字になりましたが、そのうち、一過性損失が▲3,510億円です。
もうこんな悲惨なことは二度とごめんですね。
2021年度通期 基礎収益キャッシュ・フロー
続いて配当原資でもある基礎収益キャッシュ・フローについてです。
住友商事の通期の基礎収益キャッシュ・フローは3,595億円(前年同期比+1,140億円)となっており、稼ぐ力がより一層向上しました。
しかし、ライバルである丸紅が5,705億円であり、来期も5,000億円を想定しているところを見ると、キャッシュ総出力という点でまだまだ住友商事には気合を入れて頑張って欲しいと思います!
住友商事は確かに2021年度丸紅に当期利益では勝利しましたが、基礎収益キャッシュ・フローで勝てないというのは、高配当が株主への最大アピールポイントである総合商社として厳しい部分ではございます。
住友商事にはより一層力強いキャッシュ総出力を来期以降経営課題として強く求めたいところです。
2021年度通期 中期経営計画 SHIFT 2023
2021年度通期最後としまして、中期経営計画 SHIFT 2023の進捗について少しだけ触れておきましょう。
住友商事は以下のように、短期、短中期、中長期の3つのステージで段階ごとに事業ポートフォリオの強化を計画しております。
まずはその短期、短中期ステージでの課題が「強みを活かした収益の柱の強化育成 (バリューアップ・注力事業)」とのことで、具体的には昨年大赤字の原因となり、今年は通期で黒字化したマダガスカルニッケル事業の改善効果を報告しております。
昨年のようにいつも減損で一過性損失を計上し続けるようでは、いつまで経っても三菱商事、三井物産、伊藤忠商事はおろか丸紅にも常に勝ち続けることは困難です。
常に利益を出し続けて、基礎集積キャッシュ・フローを創出し続ける強い組織への転換が目下の経営課題です。
住友商事 2022年度通期見通し
少々先ほど厳しい点を指摘してしまいましたが、今季の住友商事の経営成績が資源高の追い風はありつつも好調なのは事実です!
多少来期以降は資源価格の適正化を受けてこの爆益は落ち着いてくるかとは思いますが、2022年度の予想を見ておきましょう!
2022年度 通期予想
住友商事の2021年度通期見通しは、
純利益3,700億円(前年比▲937億円)
となりました!
これはきついです。丸紅は200億円ダウンの4,000億円は死守すると発表しましたからね。
住友商事も財閥商社のプライドを持って1,000億円のダウンして4,000億円切る見通しではなくもっと積極的な数字をマーケットは期待しておりました。
3カ年の中期経営計画SHIFT2023の最終年2024年3月期の当期利益を3,000億円から3,800億円に上方修正したのはわかりますが、この3年間やってもう一度も4,000億を超えない計画を発表するのですか?とは思ってしまいますよね。
でこちらが、2024年3月期の当期利益3,800億円の内訳ですが、21年度爆益だった資源・化学品に頼らない事業ポートフォリオを構築するので他の事業セグメントで稼がなければならない事情はわかりますが、ちょっと積極性に欠けますよね。
本当に丸紅に勝つ気あるのかな。
3カ年の基礎収益キャッシュフローの類型も上方修正して9,100億円。
一方、丸紅は2019年から2021年度まで実績で1.3兆円、次期3ヶ年でも1.2兆円稼ぐとしております。
この▲3,000億円のキャッシュの差って、そのままDXやらEXといった今後の事業への投資に直結するので企業成長に関わるので住友商事にとっては大きなビハインドになるんですよ。(詳細は下記のも三菱商事の中期経営計画2024分析記事でご報告)
でこのような経営指標を実現し、
得た利益、キャッシュを株主還元していきますよ、ということです。
丸紅は下限設定した配当政策を実行していくようですが、住友商事はDOE条件付きの配当性向30%ベースの配当を行なっていくと。
まぁちょっと不十分ですし、私も末端株主の一員としてもう一声期待したかったです。
しかし、丸紅との圧倒的な差はこのキャッシュ創出力の差ですからね。この後の3年間の対戦が楽しみですね。
住友商事 決算総括
今回の住友商事の通期決算を振り返ってみて、他の総合商社の業績が良いから住友商事も良くて当然というご意見は当然あるかとは思いますが、それは置いておいて2021年度に関しては一定の評価に値する決算であったと思います。
ただ、2022年度および今後3カ年に関しては、資源価格の適正化の織り込みはあるとはいえ、丸紅との差が開いていく一方の経営計画の発表には残念な気持ちになりました。
一昨日5月10日の決算発表から一夜明けた本日11日の株価は売りが先行し、せっかく直近でキープしていた2,000円台から転落してしまいました。

個人的に、三菱商事の次に持っている銘柄なので、これからも住友商事を応援します📣
三菱商事、三井物産、丸紅に続いて、今回で住友商事を書き終え、残すところは伊藤忠商事のみ!明日は伊藤忠商事書きますよ!
(今日はオリックス書きましたし、本当に疲れました😂 しかし、皆様にオススメ銘柄の財務分析情報をお届けすべく頑張ります!!!)
今後も当ブログさとり世代の株日記では、高配当で有名な総合商社の財務分析および株価見通しについての考察記事はどんどん執筆しご報告させて頂きますので、今後もご覧になって頂けますと幸いです!
本日は以上となります🙇♀️
さてさて、5月もいよいよ始まり3月末決算の日系企業は通期決算開示の時期ですね!私も気合を入れて5月は決算分析記事を書きまくる所存です!
我がさとり世代の株日記!でも戦略銘柄と位置付けているこれら銘柄も今週が通期決算発表ですので、発表次第迅速にご報告申し上げます🙇♀️
さて、今後はコストプッシュ型インフレに端を発した昨今の円安より、大円安時代に突入することが想定されます。
そのような環境下では従来通り、米国株インデックスに思考停止のまま投資して良いのかよく考えるべきです。
三面等価の原則が成り立たない未曾有の事態に、将来の含み益ということで期待するのではなく現在のキャッシュフロー改善に目を向けるキャッシュフロー投資をポートフォリオに加えるべきです。
したがって、今後はポートフォリオに高配当日本株の銘柄を組み込むことをオススメし、その専用口座として松井証券の口座を開設することを強く進言申し上げます🙇♀️
松井証券は、日本株しか取り扱っていませんが、一日の約定代金50万円まで手数料ゼロ円です!!
なんと、SBI証券や楽天証券が約定ごとに課金されるのに対し、
松井証券だけは100万円まで無料です!!!

【引用】MINKABU THE INFONOID, Inc.様
当ブログでも何度も申し上げております通り、戦略銘柄と位置付けている三菱商事、三井物産が減損して再び買い増ししようと思った時、100万円までであれば少なくとも200株は買い増しできるわけですし、定期積立でもナンピンでもとにかく使い勝手が良いです!
コストプッシュ型インフレ、大円安時代を生き残るためには、この円安の時期にドルを買って米国株を買うだけが全てではありません。きちんと円安の時は円建てで高配当のキャッシュイン資産を構築することが必要ですし、その準備としても日本株専用の松井証券の口座を持つことは極めて意味があります!
銘柄のポートフォリオだけではなく、用途別の証券口座も複数持ってポートフォリオを構築すべきです!
松井証券は長い歴史を持つ証券会社でありながら、インターネット取引を最初に導入したり、常に革新的なアイデアを取り入れる証券会社です。
最大手SBI証券や楽天証券と競合してよりよいキャンペーンも定期的に行っているのが魅力的ですね!ぜひとも日本株証券口座=松井証券のということで解説を強くオススメします!
もしよろしければご覧になり、勉強して頂ければと思います!
家計簿PL、家計資産残高(BS作成)、企業の決算分析とこの資本主義社会を賢明に戦い抜く武器を身につけることができます!
これでも難しい方は初心者用としてこちらがオススメです!!
今月5月はいよいよ3末決算企業の通期決算発表シーズンであり私の本業発揮の時期です!高配当で魅力的な戦略銘柄中心に決算分析記事をご報告させていただきたく存じますので、引き続きさとり世代の株日記をご愛顧の程お願い申し上げます🙇♀️
2022年3月期分析企業記事
長くなりましたが、今回もお付き合いくださりありがとうございました😊
また次回の記事でお会いしましょう〜
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