せーの、ネオコン Kitchen 〜!
さて、本日の夕食はインド流うどんでした!

ネオコン Kitchen ~インド流うどん~
にんにく、青唐辛子、マッシュルーム、オクラ、鶏肉をヒガシマルうどんスープと一緒に食しました!
いや〜エノキダケとかしめじとか日本のキノコ類とであれば相性良かったのかもしれませんが、この国ではキノコ=マッシュルームなので、マッシュルームとうどんの組み合わせはやはりぎこちなくてあんまり美味しいものとは言えませんでした😭😭😭
日々試行錯誤を繰り返しながら、インド食材で理想の日本食を自炊で実現しながらいきて生きていきたいと思っております!
どうも〜、ネオコンです😊
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
本日ご紹介させていただきますのは、本日27日に2Q決算がございました、財界総理率いる住友化学です!
前回の1Q決算で古豪復活となる久々となる素晴らしい1Q実績を発表した住友化学!
前回の住友化学1Q決算分析記事はこちら↓
実は、住友化学は、今年度から経団連の会長人事で新会長に就任した十倉雅和会長の出身企業としても有名です!
伝統的に経団連の会長はものづくりの国、ニッポンの製造業企業のトップ出身者が多く、住友化学から出たということは、社会的にも高い評価を得ている企業であるということの裏返しです。
ちなみに、財閥総合化学メーカーのライバルとして、三菱ケミカルホールディングス、三井化学も昨年分を記事にしておりますので、よろしければご覧くださいませ。
前年2020年度は久しぶりに増益となり、名門の復活の契機となった1年間でした。
そして、前回の1Q決算でも絶好調で1Qを仕上げた古豪住友化学。
昨年と前回1Qの勢いをさらに加速させて財界総理が会長を務める名門住友化学の2021年度2Q決算は一体どうだったのでしょうか!?
早速一緒に見ていきましょう!
住友化学 2021年度2Q決算
2021年度2Q 損益計算書
住友化学の2021年度2Q決算は、
コア営業利益1,489億円(前年差+954億円+178.4%)です。(対通期進捗:74.4%)
当期利益889億円(前年差+約911億円)です。(対通期進捗:88.9%)
コア営業利益、純利益もともに爆益となっており、進捗はそれぞれコア営業利益が74.4%、当期利益が89%とほぼ9割となっておりますので、これは通期上方修正がありそうな素晴らしい2Q決算となりました!
非常に高く評価できる決算であると言えます。
次にセグメント別コア営業利益と企業活動ごとの増減分析に参りましょう。
セグメント別コア営業利益は、全事業セグメントで増益となっており、1Qに引き続き石油化学の爆益をはじめ、エネルギー・機能材料、情報電子化学、健康・農業関連事業の大躍進が目立ち、トータルでプラスとなっております!
企業活動ごとの増減分析については、
1Qに引き続き持分法投資利益含む数量差等が最も大きな増益要因となっていることから、きちんと本業の営業活動が好調で稼いだ増益であったことがしっかりと確認できます!
2021年度2Q セグメント別コア営業利益
住友化学の2021年度2Q決算は、全事業セグメントで増益となっており、1Qに引き続き石油化学の爆益をはじめ、エネルギー・機能材料、情報電子化学、健康・農業関連事業の大躍進が目立ち、トータルでプラスとなっております!と先ほど申し上げました。
ここでは爆益の石油化学、プラスで仕上げた情報電子化学、健康・農業関連事業について見ておきましょう!
石油化学セグメント
まずは昨年2Qで赤字転落したものの、見事に黒字回復して全社的利益を牽引した石油化学セグメントです。
基礎化学品の爆益は、1Qの時と同様にコロナウイルスからの若干の市況の回復による出荷数量増加というのが主要因です。
住友化学はとってもともと基礎化学品事業へのウエイトが大きくて、農薬や電子材料のようなスペシャリティケミカルへの転換を推進してきました。
しかし、利益率は低くてもバルクビジネスで数量が出ると一気に利益が出るこの石油化学のような基礎化学品もこのように高い利益が出るとまだまだ捨てたものではありませんね。
ここにきてバルクビジネスを有する三菱ケミカルホールディングス、三井化学、住友化学の強さを実感致します。
情報電子化学セグメント
次に、エネルギー・機能材料、情報電子化学、健康・農業関連事業の3本の矢の中でも最大の稼ぎ頭となった情報電子化学セグメントです。
もうこれは先日、化学業界の絶対王者である信越化学工業の2Q決算分析記事でもご報告させて頂きました通り、半導体需要増の追い風に住友化学も乗ることができたというのが一因です。
住友化学の場合、半導体プロセス材料の高純度ケミカルやフォトレジストの出荷が好調でした!!
半導体事業での出荷数量が大幅に増加していることから実業ベースでかなりの需要増を利益に結びつけることができたと言えるでしょう。
健康・農業関連事業セグメント
最後に、祖業といいますか、住友化学のお家芸とも言えます健康・農業関連事業についてです。
先ほどの石油化学と異なり、市況に左右されずに安定的な利益を積み上げることができるのがこのセグメントの特徴なのですが、21年2Qも1Qと同様に北米、南米、インドにおける農薬ビジネスの数量が増加したことによりしっかりと増益で仕上げました。
素晴らしいと思います!ベーシックケミカルの石油化学とスペシャリティケミカルである農薬でいい形を作りました!
化学メーカーでライフサイエンスに強みがあるのは、住友化学と知る人ぞ知る名店日産化学が有名ですがですが、やはり市況に左右されないビジネスを有しておくことの大切さを改めて実感致します。
2021年度2Q 貸借対照表
2Qも終わり半年経ったわけですが、一応2Q末時点での住友化学の貸借対照表を見ておきましょう。
年度が終わってみないと何も言えないのが本音ですが、現状、自己資本比率において、3ヶ月前の1Q末の25.5%から、26.5%へと若干改善している様子が見て取れます。
まぁ好調な経営成績が財政状態にも影響したと言えるでしょう。
2021年度2Q キャッシュ・フロー計算書
最後に財務三表の最後のキャッシュ・フロー計算書を見ておきましょう!
今年の2Qの住友化学のキャッシュオペレーションで着目すべき点は、財務キャッシュ・フローの資金調達がない点です。
万年儲からなくて、お金を調達していて財政状態の悪化が経営課題であった住友化学がどこからかキャッシュを借りることなくオペレーションできている点も今回評価できる点の一つだと言えるでしょう。
住友化学 2021年度通期業績予想
さて、久しぶりに景気のいい住友化学の2Q決算分析をしてみたところで、
なんと住友化学は5月の2020年度決算時に発表した2021年度通期業績予想を再度修正いたしました!
よっしゃー!!!きたぜ!
住友化学の2021年度修正版通期業績予想は、
コア営業利益2,400億円(前回予想差+450億円+22.5%)
当期利益1,400億円(前年差+約400億円+40%)
そして、増配!!!
当期利益24円(前年差+約4円)
住友化学の増配とか本当に久しぶりですね笑
今期の爆益をしっかりと今まで支えて下さった株主の方へ還元する姿勢は当然ですけど、やはり増配宣言自体も評価に値しますね。
こちらが、2021年度修正版通期業績予想のセグメント別利益ですが、
コア営業利益2,400億円(前回予想差+450億円+22.5%)
の上方修正において、やはり今年は前年からの復活爆益に転じた石油化学を軸にエネルギー・機能材料、情報電子化学、健康・農業関連事業の3本の矢の躍進を織り込んで計算されていることがわかりますね。
最後に
最後に住友化学の直近の株価について触れておきましょう。
長期で見てみると、まだまだ低迷しており、かつての株式市場からの評価をいただけていないと言うのが率直な感想です。
かつての800円台を目指すのであれば、現状に満足することなくまずはこの2021年度の通期計画をしっかりと遂行することが肝要ですが、今回の通期見通しの上方修正が確実に株価再上昇の材料になったのは確かです。
明日の取引以降、住友化学の巻き返しに期待しましょう!

数年前、石油化学事業のウェイトが載っていた日系大手総合化学メーカーは生き残れるか心配される声もありました。
住友化学の場合は、三井化学との合併、三井住友化学の誕生すら話題になりました。
実際に銀行業界の方は、皆さまご存知、三井住友フィナンシャルグループが合併により誕生しました。
しかし、今回の住友化学の決算を振り返って、きちんと情報化学や農薬といったスペシャリティケミカルの事業がきちんと稼ぐビジネスモデルに転換でき利益を稼ぐモデルが確立できていることを確認できたので、この数年前の不安は払拭されました。
2Qも1Qに引き続き好調で、通期業績予想の上方修正までこぎつけましたので、来年2月の3Q決算ではきちんとこの修正版の通期業績予想が確実に実行されるかどうか見極めたいと思います!
2月の2Q決算発表もかなり期待しております!
それではまたお会いしましょう!
今回の報告は以上です。
それでは皆様最後にご唱和ください!
せ〜の、全員HAWKS、鷹く〜!!🦅🦅🦅
またお会いしましょう〜!
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