せ〜の、鷹く〜、どうも、ネオコンです!
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
大気汚染で日々厳しい生活を送っております私ですが、ついに先週注文していたダイキン工業の空気洗浄機が到着しました😆!!!

早速組み立てて、救世主、我が命を救い給えって感じでスイッチオン!
すると、DUST、ODOUR(臭い)、PM2.5の指数レベルMAXと全て反応していかにヤバい環境で日々日常生活を送っていたかと思い知りました泣

なんとかこの苦行を生き抜いてみせます!!!!(根性)
さてさて、皆様、11月からいよいよ当ブログでも第一に注目している総合商社の2Q決算が続々とリリースされました!
今回は、この総合商社の2Qのレビューを行い、簡単なおさらいをした上で、今季の総合商社優勝レースの行方および、各社の投資妙味について検証し、ご報告させて頂きたく記事にいたしました!
参考までに前回も1Q記事ラップアップという位置付けで、首位争いを展開している、上位3社である三井物産、伊藤忠商事、三菱商事を勝手ながらAクラスと定義させて頂き、ご報告させて頂きましたのでお時間ございましたらご覧下さいませ🙇♀️
さて、総合商社21年度通期計画進捗についての順位争いですが、
1Q時点では、三井物産が、総合商社初となる純利益6,000億円を超える通期決算の上方修正を行い、前回王者の伊藤忠商事に対して王手を仕掛けて通期見通しでは、21世紀に入って初の首位奪還となる形となりました。
しかし、2Q、上期決算では、歴史的高値となる資源高を背景に、全社が通期の上方修正を行い、ことAクラス3社については、当期利益が7,000億円台に達するという過去最高益を更新するような2021年度レース展開となっております。
当期純利益(億円) | 2Q実績 | 通期計画 | 進捗率(%) | 2Qでの上方修正 |
伊藤忠商事 | 5,006 | 7,500 | 67% | +2,000 |
三菱商事 | 3,606 | 7,400 | 49% | +3,600 |
三井物産 | 4,046 | 7,200 | 56% | +800 |
住友商事 | 2,410 | 3,800 | 63% | +900 |
丸紅 | 2,058 | 3,500 | 59% | +1,200 |
1Q時点では、三井物産が、早々と通期6,000億円突破の見通しを立てたものの、そう安安と首位は明け渡さんと伊藤忠商事、三菱商事が、7,000億円台に修正してハイレベルな三つ巴デットヒートを繰り広げております。
総合商社四天王の最後の一席を目指しての注目の4位争いですが、昨年三菱商事の失墜により3位に繰り上がった丸紅と前回7大総合商社で唯一の赤字転落に沈んだ住友商事との戦いが熾烈を極めております。
なんと昨年赤字転落の住友商事がまさかの上方修正!
住友商事は昨年、経営陣の賞与返上を実行し、経営責任を取って、何が何でも結果を出さねばならないのが今期です。
丸紅にこれ以上負けるわけにはいかないのでしょう。財閥商社の意地というものです。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、各社とも2Qのレビュー、注目ポイントそして今後の株式投資の妙味について考察して参りましょう!!!
伊藤忠商事 2Q決算レビューと注目ポイント
まずは見事2Qで首位奪還を打ち出し、連覇を狙う昨年の覇者、カリスマ経営者岡藤氏率いる伊藤忠商事です!
昨年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、エネルギー需要が蒸発したことより、三菱商事、三井物産が沈んでくれて晴れて首位に返り咲きました!
伊藤忠商事の1Q決算分析記事はこちら↓
伊藤忠商事の2Q決算での当期純利益5,006億円(前年差+2,481億円)となり、1Q実績としては総合商社トップでした!
伊藤忠商事、素晴らしい!!!
三井物産4,046億円、三菱商事3,606億円を大きく上回る素晴らしい純利益です!連覇に向けて好発進!!
そして、単に2Qだけではなく、通期の上方修正も行いました!
当期純利益7,500億円(期初見通し差+2,000億円)
ただし、リスクとして、下記の通り、この2Q利益5,006億円は、一過性利益1,220億円を含みます。
前回1Q時点での一過性利益は875億円であったのが増えております。
全体で2Q利益5,006億円のうち、1,220億円が一過性であると、だいたい24%くらいは一過性利益に頼っていることがわかります。
で、このうち、一過性利益が顕著なのは、下記3事業でそれぞれ下記の金額です。
金属:220億円、住生活:305億円、情報・金融:305億円、第8:295億円
で、伊藤忠商事のセグメント利益の大きい4事業部のセグメント利益が下記の通りです。
金属:1,352億円、住生活:725億円、第8:667億円、第8:505億円
つまり、
住生活、情報・金融、第8カンパニーに関しては、セグメント利益の大半が一過性利益に支えられていることがわかります。
結論、伊藤忠商事は確かに2Q実績で総合商社トップに躍り出たものの、一過性利益という巡航利益以外で生成された利益であることは一抹の不安として重々承知しておくべきでしょう。
しかし、上半期のこの5,000億円を超える好決算を反映して、11月5日の伊藤忠商事の第2四半期決算では、素晴らしい上方修正が発表されました!!!
当期純利益7,500億円(期初見通し差+2,000億円)
配当金110円を下限とする!(期初見通し差+22円)
さらに!!!
2023年までの中期経営計画中の累進配当制度を維持し、強化します!!
その名もステップアップ下限配当の再導入!!!!!
来年は120円が下限となり、その後イメージ的には10円アップしていくのと同時に、配当性向30%コミットメントの約束ですか。。。
素晴らしいですね!!
一過性利益のパートでは若干不安になってしまいましたが、株主還元という資本主義社会の基本中の基本となるキャッシュアウトを積極的に行う姿勢を示してくれれば、投資家は安心するものです。
伊藤忠商事の今後の下期の仕上がりに関しては、この一過性利益ではなくきちんと本業で稼いだ利益かどうかと言う視点できちんと見ることが大事です。
その上で今回の増配やステップアップ下限配当を評価すべきでしょう。
三菱商事 2Q決算レビューと注目ポイント
続きまして、最後に眠れる獅子、業界の盟主三菱商事です。
昨年は不本意ながら丸紅にも負けて4位に沈んだ三菱財閥の中核企業。
今年は、現在5期目の垣内社長の最終年ということで、有終の美で最後を飾るのか非常に興味深いです。
当期純利益3,606億円(前年差+2,739億円)
三菱商事、よくやった!!!素晴らしい進捗!総合商社業界の盟主はこうでなければ!
三井物産に負けじと資源パワーをフル活用してきちんと上半期は仕上げてくれました!
まぁきちんと盟主らしい力強い上半期の仕上がりだったと思います!
2Qについては、前回に引き続き平常利益に相当する巡航利益の増加が最も嬉しいです!
下記の通り、金属資源以外の多様な事業ポートフォリオが今回の三菱商事の上半期実績に貢献してくれたことがわかります!
そして、通期見通しについてですが下記の通り、大勝利見通しを発表しました!!
当期純利益7,400億円(前年差+6,339億円、前回発表していた通期見通し+3,800億円)
原料炭の価格は異次元の水準を推移しているとのことで、2Qのこの原料炭の高値の利益は3Q利益に反映されますので、個人的にも三菱商事の下期は是非とも応援したいと思います!
三井物産 2Q決算レビューと注目ポイント
まず最初に、暫定首位となっております、わが国最古の総合商社、三井物産です!
20世紀までは業界を牽引していた存在でしたが、徐々に三菱商事に業界盟主の地位を奪われ、近年は伊藤忠商事にまで負け越すのが当たり前となり3位が定位置となった三井物産ですが、1Q決算では得意の資源高ブーストを背景に2021年度は業界首位に21世紀になって初めて返り咲くことを当期利益6,400億円に上方修正することで宣言しました!
で、気になる2Q決算ですが、
三井物産の2022年3月期2Qの経営サマリーは、
当期純利益4,046億円(前年差+2,946億円、進捗率差63%)
と前期1Qに引き続き非常に素晴らしいのですが、なんと今回2Qでまたしてもサプライズがございました!!!
✔︎当期利益 7,200億円(1Q決算発表時比 +800億円)
✔︎世界経済の回復を引き続き着実に取り込み、幅広い事業領域(機械・インフラ、生活産業)での上方修正
✔︎最堅調な業績を受け、通期業績予想を上方修正。期末配当金を5円増配の50円(年間95円)
資源が中心ではございますが、資源以外でも利益が取れて、1Qに引き続き上方修正をしさらに増配まで打ち出せたので十分評価に値する決算であったと言えるでしょう。
そして、前回1Qでも何度も申し上げております通り、この爆上げ基礎営業キャッシュフローと当期利益の鍵を握るのは金属資源とエネルギーだとお伝えしましたが、今回は、この資源ビジネスに加えて、非資源の機械・インフラも着目すべきです!
これらが伸びて今回の連続となる上方修正を実現できたので、かつては資源商社と揶揄された三井物産が少しずつではありますが変わっていっていると認識しても良い頃かもしれませんね。
住友商事 2Q決算レビューと注目ポイント
続いて昨年は総合商社唯一の赤字転落に陥り、経営陣が賞与返上を実行し、経営責任を取って、何が何でも結果を出さねばならない背水の陣である住友商事。
なんとしてでも丸紅に勝って財閥商社の意地を見せたいところですが、
こちらがセグメントベースの通期のブレークダウンですが、2Qでも結果を出した資源・化学品、輸送機・建機の伸びが成長ドライバーとなっていることがわかります。
丸紅 2Q決算レビューと注目ポイント
最後は丸紅です。今年も住友商事に勝って商社四天王の座を確実にものにしておきたいところですが、
そして一方の通期見通しですが、
純利益3,500億円(5月前年通期決算発表時比+1,200億円)
基礎営業キャッシュフロー4,600億円(5月前年通期決算発表時比+1,100億円)
年間配当金51円(5月前年通期決算発表時比+17円)
となっており、前回に引き続き文句なしの素晴らしい決算となりました!
特に増配の増加額が素晴らしすぎます!!!
この配当の上昇具合がえぐいです!
今回総合商社5社の決算発表後の株価の伸びが最も大きかったのが丸紅です。
私もわずかながら丸紅の株式を持っているので恩恵を享受することができました。
総合商社5社の2Q総括
以上より、今回総合商社5社の決算レビューとラップアップをさせて頂きました。
繰り返しになりますが、現状での通期想定順位は下記の通りです。
当期純利益(億円) | 2Q実績 | 通期計画 | 進捗率(%) | 2Qでの上方修正 |
伊藤忠商事 | 5,006 | 7,500 | 67% | +2,000 |
三菱商事 | 3,606 | 7,400 | 49% | +3,600 |
三井物産 | 4,046 | 7,200 | 56% | +800 |
住友商事 | 2,410 | 3,800 | 63% | +900 |
丸紅 | 2,058 | 3,500 | 59% | +1,200 |
ここで投資妙味についてなのですが、私は大増配を行い、一気に投資家のハートを捉えた丸紅が面白いのではないかと思います。
詳細は是非とも下記の2Q記事をご覧いただきたいのですが、基礎営業キャッシュ・フローが4,000億円レベルにまで成長しており、ほぼ上位3社と遜色ないくらいにまで配当原資をしっかりと創出するだけの力を蓄えたと言えます。
下記はここ5日間の丸紅の株価推移ですが、決算発表のあった11月2日から課題であった1,000円台を確実にキープしながら推移していることがわかりますし、商社=配当なので、配当原資をしっかりを創出する力というのは投資家にとってすごく魅力的です。

そして極め付けは、やはり財政健全化に伴う自己株式取得の検討開始と、ROE20%が大きいと思います。
取得原価も1,000円で非常に手が出る株価ですので、非常に投資妙味のある銘柄としてすでに株価が上がりきってしまっている他の総合商社より優れています。
今回の報告は以上です。
それでは皆様最後にご唱和ください!
せ〜の、全員HAWKS、S15〜!!鷹く〜!!🦅🦅🦅
それでは、また次回の記事でお会いしましょうー!



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