せーの、全員HAWKS 鷹!鷹!鷹〜〜!!
どうも〜、シンディアです!
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
先月末から3Q決算が続々と発表されるので、続々と我が戦略銘柄についてご報告させていただいております🙇♀️
2023年度2Q決算
本日は化学メーカーシリーズです!
今回ご紹介させて頂くのは、化学業界の絶対的エース、絶対王者、信越化学工業について見ていきたいと思います!
他の住友化学と日産化学とは一線を画す我が国製造業の裏エースです!
もう本ブログでもこの日本のモンスター企業である信越化学工業については何度も取り扱って参りましたので、皆様も今更あえて説明することなくこの会社の凄さについては認識されていることと思っております!
2023年3月期1Q、昨年2022年3月期決算、2年前の2021年3月期の記事はこちら↓
富士フイルム、日産化学、花王、三菱ケミカルホールディングス、三井化学、住友化学など、日本には多くの化学工業企業がありますが、この信越化学工業だけは別格です!
信越化学工業がある限り、日本の化学業界は大丈夫といっても過言ではないと思います!
さて、前置きはこの辺にしておいて早速王者信越化学工業の2Q決算を一緒に紐解いて見ましょう!
信越化学工業 2024年3月期2Q連結決算概況
過去の経営成績の推移
皆様も信越化学工業=最強の化学会社っていうイメージはお持ちかと思いますが、一応その凄さを視覚的にグラフで振り返ってイメージを持って頂いた上で通期の内容に入っていきたいと思いますので、下記のグラフをご覧くださいませ。
ご覧の通り、本業の儲けを表現する営業利益は前年2021年3月期は新型コロナウイルスの影響を受けて若干減益となりましたが、過去10年間を通じて凄まじい利益成長であることが見受けられます。
というか、23年3月期はついに製造業ながら営業利益1兆円突破しました笑
そして、こちらが過去10年間にわたる最終利益の推移です。
22年3月期だけこれまた異次元なのに、さらに23年3月期はその上を行きました。
もう漫画のような会社です。
信越化学工業の凄さを視覚的なイメージを持って頂いた上で、通期概況について紐解いて参りましょう!
損益計算書
それでは、2024年3月期の2Qにおける連結損益計算書を見ていきましょう。
信越化学工業の2024年3月期の2Q実績は、下記の通り、売上高、営業利益、経常利益、ROE、ROA、一株あたり純利益EPSの全てのPL項目と配当金項目が前年を下回る珍しく低調な3Q決算であったことがわかります。
不敗神話にも限界があるということでしょう。
当第2四半期連結累計期間(2023 年4月1日~9月 30 日)は、経済規模1位と2 位の国の経済が対照的な様相を呈し、日本とユーロ圏の経済が程度の差こそあれ対照 を成しました。産業ごとに見ても、好・不調の差が顕著でした。
と言いつつも、
流動的な情勢の中にあって当社は、顧客との意思疎通を密に保ち、求められる品質の製品を安定供給し、 機敏な販売を遂行しました。その結果、前年同期比では減益となったものの、前四半期比ではほぼ同水準となりました。引き続き業績の伸長に取り組んでいきます。
と前四半期比ではほぼ同水準であったということでなんとか踏ん張ったところを強調したいように思えます。
いつもは詳細なセグメント状況は精査しませんが、今回は流石に減益になったのでちょっと信越化学工業のセグメント毎のパフォーマンスを紐解いてまいりましょう。
セグメントベースで見て見ても、全事業セグメントにつき、前年と比較してマイナス、全体で前年上期と比較して▲29%の落ち込みとなります。
営業利益の中でも特に「生活環境基盤材料」セグメントと、「電子材料」セグメントにつき、次章ではご説明申し上げます。
セグメント別営業利益
ここでは、2事業セグメントで信越化学工業の営業利益の8割以上を占めている「生活環境基盤材料」セグメントと、「電子材料」セグメントについて見ていきましょう!
「生活環境基盤材料」セグメント
「生活環境基盤材料」セグメントは、2024年3月期2Qは営業利益1,652億円と前年比▲43%と落ち込みました。
塩化ビニルに関しては、中国における建設や住宅投資の弱さから、中国メーカーによる輸出圧力が収まらない状況が継続しましたが、価格水準を維持しました。か性ソーダについても、同様な状況でした。
まぁ端的に申し上げますと、製造業全般がやられている中国市場でのネガティブインパクトを信越化学工業といえども神様ではないので受けたということですね。
しかし、米国事業拠点を中心とした緻密な販売を徹底して挽回していく力強いメッセージがございます。
「電子材料」セグメント
次に「電子材料」セグメントです。
「電子材料」セグメントは、2024年3月期2Qは営業利益1,542億円と前年▲3%とほぼトントンで仕上げて粘りをみせた上期決算でした。
半導体市場は、昨年秋以降の調整局面が当該期でも続きました。その収束にはまだ時間を要すると見込まれます。そのような事情のなか、シリコンウエハー、フォトレジスト、マスクブランクス等の半導体材料を計画通りに出荷することに注力しました。希土類磁石も、ハードディス クドライブ向けや産業機器用で調整が続きましたが、車載市場ほかへの 拡販に努力しました。
半導体市場が昨年秋以降の在庫調整という難局が継続する中、信越化学工業は十八番のシリコン、フォトレジスト、マスクブランクス等の半導体材料の計画通りの出荷を実行し、なんとか粘った様子がわかります。
半導体を有する他の化学メーカーが軒並み大炎上しているのとは裏はらによくぞここまで耐えられるなという信越化学工業の防御力に圧倒されます。
企業ですから当然業績が悪い時はあるのですが、わるくても最悪にはならないのが信越化学工業が絶対王者と言われる所以であると考えます。
四半期業績の推移
それでは、先ほど申し上げました通り、「生活環境基盤材料」セグメントと、「電子材料」セグメントの両輪が軸となってなんとか耐え抜いた信越化学工業の2Q決算ですが、この累計四半期実績がどれくらいなのかを、四半期業績の推移を見て確認しておきましょう!
以下の通り、今回の2Q実績が過去の22年度4Q、23年度1Qと同水準の営業利益であるため、半導体事業の鈍化、中国リスクにさらされている中では評価できる2Q単体業績だと言えます。
前年同期はまだ半導体市場の調整局面以前の話ですので、一律に比較しても見えてこない部分もあります。
何やっているんだ!ではなく、よくぞ粘ったが適切な評価でしょう。
貸借対照表
次に、貸借対照表を見ておきましょう!
こちらも特に申し上げる点はございません。相変わらず素晴らしい財政状態です!
キャッシュ・フロー計算書
続きまして、念の為キャッシュ・フロー計算書です。
今まであったのですが、今回の2Qでは割愛されておりました。
また次回決算で掲載されておりましたら、ただ貼り付けるだけになるかとは思いますが分析します。
信越化学工業 2024年3月期 業績予想
さて、それでは信越化学工業の2024年3月期の通期業績見通しを見ていきたいと思います!
信越化学工業の2024年3月期の通期業績見通しは、、、、
中国市場のリスク、半導体市場をはじめとした懸念材料を考慮して1Q決算で発表した数字を据え置くこととしました。
2024年3月期 株主還元
さて、最後に株主還元について見ていきたいと思います。
先ほど申し上げました通り、2024年3月期の通期連結経常利益が7,600億円と前年比▲26%と大きく下落しながらも、信越化学工業は前年同様100円の年間配当を据え置きました。
久しぶりの減益となりましたが、キャッシュは潤沢にあるので配当を据え置ける資金力は十分に残されているということです。
あとは、4月から信越化学工業は5分割の株式分割をしましたので昔のように到底手が届かない銘柄ではなくなりましたので、是非とも新NISAの成長投資枠の1候補としてご考慮いただくのはいかがでしょうか?
まとめ
最後にまとめですが、最強すぎて、褒めちぎって終わってしまった感が否めないのですがここら辺で〆させて頂きます。
過去5年間の上がり方は異常で減益となった今でも過去最高値を更新し続けております。
絶対王者、不敗神話である信越化学工業だからこそかなり高いマーケットからの期待に応えるべくかなりレベルの高い経営が求められるので、今後も一般の企業とは異なるものさしで評価されるからそれはそれで大変ですよね。
株式分割もしたことだし、個人投資家にも寄り添う信越化学工業の姿勢はますますマーケットから評価されますし今後の日本最強の企業の成長が楽しみでなりません!

いや〜23年度も絶対王者、不敗神話信越化学工業の経営から目が離せません!
信越化学工業は最強だ!
ありがとうございました!
本日の報告は以上となります🙇♀️
さて、昨年2022年はコストプッシュ型インフレに端を発した昨今の円安より、大円安時代に突入しましたが、2023年は急激な利上げで反転することが想定されます。
物価高、上がらぬ賃金、防衛増税、株式投資等の金融所得課税の可能性など家庭のキャッシュを両化させつつ投資生活を送ることが大切です。
三面等価の原則が成り立たない未曾有の事態に、将来の含み益ということで期待するのではなく現在のキャッシュフロー改善に目を向けるキャッシュフロー投資をポートフォリオに加えるべきです。
したがって、今後はポートフォリオに高配当日本株の銘柄を組み込むことをオススメし、その専用口座として松井証券の口座を開設することを強く進言申し上げます🙇♀️
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【引用】MINKABU THE INFONOID, Inc.様
当ブログでも何度も申し上げております通り、戦略銘柄と位置付けている三菱商事、三井物産が減損して再び買い増ししようと思った時、100万円までであれば少なくとも200株は買い増しできるわけですし、定期積立でもナンピンでもとにかく使い勝手が良いです!
円建てで高配当のキャッシュイン資産を構築することが必要ですし、その準備としても日本株専用の松井証券の口座を持つことは極めて意味があります!
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もしよろしければご覧になり、勉強して頂ければと思います!
家計簿PL、家計資産残高(BS作成)、企業の決算分析とこの資本主義社会を賢明に戦い抜く武器を身につけることができます!
これでも難しい方は初心者用としてこちらがオススメです!!
当ブログでは、高配当で魅力的な戦略銘柄中心に決算分析記事をご報告させていただきたく存じますので、引き続きさとり世代の株日記をご愛顧の程お願い申し上げます🙇♀️
2023年度2Q決算
長くなりましたが、今回もお付き合いくださりありがとうございました😊
また次回の記事でお会いしましょう〜
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