こんにちは!ネオコンです!
本日は知る人ぞ知る、いやBtoBメーカーを目指している就活生であれば誰もが最強の化学メーカーと声を揃えていう絶対王者、信越化学の2021年3月度の決算について見ていこうと思います!
今回も前回の富士フイルムHD同様、
「もし一度就職活動をしたらどの企業に入りたいか?」という視点で企業選びをして見ました。
富士フイルムHDの決算についてはこちら↓
正直、もう決算を見る前から、今年もすごいんだろうって思っておりますし、何か私が指摘する点があるのか、正直ないとは思っているのですが、
信越化学って凄いと聞くけどどれだけ凄いのか、実際に定量的、数字的に把握しておきたいという化学メーカーやBtoBメーカー志望の皆様のために報告させていただきます!
なお、信越化学に関しては過去分析したことがあるので、よろしければ下記の過去記事をご覧くださいませ↓
なお、ネタバレにはなりますが、2021年3月期に営業利益率20%を達成した日系化学メーカーは信越化学と日産化学だけでした!
信越化学は2ちゃんねるでも有名でご存知の方も多いかと思いますが、日産化学もこちらも高い利益率を誇る企業として隠れた優良企業となっておりますので、お時間がございます方は是非ともご覧くださいませ↓
それでは早速、信越化学の2021年3月期、および2022年3月期の通期見通しについて一緒に見てまいりましょう!
信越化学 2021年3月期連結決算概況
損益計算書
それでは、2021年3月期の連結業績概況を見ていきましょう。
信越化学の2021年3月度通期実績は、下記の通り、売上高、営業利益、経常利益、ROE、ROA、一株あたり純利益EPSの全てのPL項目が前年を下回る結果となっております。
しかし、着目すべきは配当金です。
配当金だけは前年差+30円増配の250円となっております。
このことから信越化学は例年通り余裕に満ち溢れているフラグが立ちます。
セグメントベースで見てみると、例年同様圧倒的な市場シェアを有する半導体シリコンが大半の営業利益のシェアを占めていることがわかります。
下記、過去10年間のセグメント別営業利益の棒グラフですが、ここ4年間はこの半導体シリコン事業が大半の割合を占めていることがわかります。
それにしてもここ3年間は営業利益4,000億円代とはもう恐ろしいレベルでの超一流企業です。
営業利益だけではなく、最終利益である当期純利益もここ数年間は3,000億円クラスです。
そして、追い打ちをかけるように、ここ数年間25%台で推移する売上高経常利益率と、20%台で推移する売上高当期純利益率。
正直最強すぎて、ただのグラフをペーストするだけの分析となってしまっております泣
貸借対照表
次に、貸借対照表を見ておきましょう!
こちらも特に申し上げる点はございません。自己資本比率80%超えており、完璧です。
そして、純資産は見事なまでの右肩上がり。毎年着実に当期純利益を創出して、利益剰余金を積み上げて行っている軌跡が見て取れます。
キャッシュフロー関連指標のところに自己資本比率が5年連続80%超と書かれており何も言えませんでしたが、
過去10年間ずっと80%キープで草でした。
連結キャッシュフロー計算書
次に、キャッシュフロー計算書も軽く見ておきましょう!
はい、こちらも特にいうことないですね。期末現金が8,000億円もあり、十分です、はい次。(投げやりw)
信越化学2022年3月期 業績予想
さて、それでは信越化学の2022年3月期の通期業績見通しを見ていきたいと思います!
信越化学の2022年3月期の通期業績見通しは、、、、
未定とのこと。
どうせ例年並みの好業績なのでしょうけど。儲かっているのに保守的ってなんかスキがないですよね、信越化学って。
2022年3月期 株主還元
さて、最後に株主還元について見ていきたいと思います。
先ほど申し上げました通り、2022年3月期の通期業績見通しが未定である以上、配当金も未定となりますが、これだけ過去数年間増配の歴史を繰り返してきたから、好意的に期待しましょう。
まとめ
最後にまとめですが、最強すぎて、資料を貼り付けるだけの決算分析になってしまいました。
株価も過去5年間で上昇で推移しておりますね、当たり前です笑

信越化学は最強だ!
正直、信越化学となると、他の財閥企業とか、何それ?レベルなんですよね。
実際はこれが日系化学メーカーの一般的な実力ですから、お時間ございます方は下記の三井化学と住友化学の記事もご覧になって下さい!
それではまたお会いしましょう!
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