ちゃお!ネオコンです!
本日は久しぶりのこの企画、最強企業列伝です!
最強企業として以前、信越化学工業を紹介させていただきました!
信越化学工業も最強すぎて資料を貼り付けるだけで決算記事を書き終えてしまったのですが、今回も同様、貼り付けるだけで終わりそうです。
それくらいニトリはすごい企業です。
正直、ニトリと信越化学の勝負どちらが勝つか、、、
日系企業、思考の頂上決戦を是非ともご覧ください!
ニトリ 2021年2月期連結決算概況
34期連続増収増益
まずはそれでは、いかにニトリが最強な企業と言われる所以を知っていただくために下記の長期経営成績の軌跡をご覧くださいませ。
34期連続増収増益!!!
いや〜ちょっとわからないんですけど、私が生まれる前から今に至るまでずっと増収増益だったってことですね😂😂😂
そして、一番右にある今回申し上げます最新の決算の数字、2021年2月期は経常利益1,384億円と大きくジャンプアップして最強度が一段と増したということです。
信越ですら2021年3月期は減益しましたからね〜
この時点でニトリの勝ちですね〜
損益計算書
それでは、ニトリの2021年2月期の連結業績概況を見ていきましょう。
増収増益、もう何も他に申し上げることはございません。
信越化学の2021年3月度通期実績は、売上高、営業利益、経常利益、ROE、ROA、一株あたり純利益EPSの全てのPL項目が前年を下回っており、配当金のみ増配となっておりましたので、信越化学ですら34期連続増収増益は成し遂げておりませんので、ニトリに軍配ですね。
貸借対照表
次に、貸借対照表を見ておきましょう!
まぁ大丈夫かとは思いますが、キャッシュが微減して、負債が純資産よりも増えているのが若干気がかりですが、後ほど申し上げますキャッシュ・フローのパートに解説を譲るとしましょう。
キャッシュ・フロー計算書
次に、キャッシュ・フローを見ておきましょう!
営業キャッシュ・フロー:前年比1.5倍のプラスでOK
投資キャッシュ・フロー:後述します島忠の取得でキャッシュアウトが生じました。
財務キャッシュ・フロー:島忠の買収でお金が必要だったので、短期借り入れを行なったためプラス
このようなこともあって、今年のニトリのフリー・キャッシュ・フローはマイナスで仕上がっております。
まぁフリー・キャッシュ・フローがマイナスになったのは、本業の営業キャッシュ・フローが赤字となったのが原因ではないので、問題ないです。
島忠買収という将来のビジネス拡大を画策した戦略投資のためのキャッシュアウトですので、フリー・キャッシュ・フローがマイナスとなろうとも攻めの経営姿勢であると評価すべきです。
店舗戦略
続きまして、店舗戦略です。
小売業である以上、最終顧客との接点となる店舗戦略の拡大が極めて大きな意味を有します。
2021年2月期の1年間で前年比+111店舗の拡大を遂げました。
ここからもニトリの積極的な攻めの経営姿勢を感じ取ることができます。
主要経営効率の推移
続きまして、主要経営効率の推移です。
こちらは全てがPL指標でございますが、過去最高の19勝3敗となっております。
そもそもここまで経営指標を打ち出して、検証して発表できるってこの自信の時点で勝っていますよね。
ここまで綺麗に経営指標を出して、定量的に決算発表で経営成績の強さを表現できる会社も少ないですよ。
2021年2月期の主要行動
もう褒める要素しかなくて、この章以降も引き続き褒めちぎることになるのですが、今期行なった主要な行動計画について見ておきましょう!
3点ございます!
商品開発
1点目は、商品開発です!
以下の通り機能性家具のさらなる進化を遂げました!
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、在宅勤務が普及して”お家時間”が重視されるようになり、このような家具はニトリの販売に大きく貢献しました。
Online to Online
次にオンラインの強化です。
こちらも新型コロナウイルスの拡大に伴い、外出自粛が拡大する中、オンラインでニトリの商品が購入できる画期的なマーケティングの改革を実行しました。
アプリを通じてさらなる顧客獲得を来期以降も積極的に図っていく方針です!
通販事業
そして最後は通販事業です!
多面販売が主流だった新型コロナウイルス拡大前ですが、感染拡大後は、急激に伸びて、こちらも今期の最高益に大きく貢献した事業といっても過言ではございません。
今期は純売上高前年比が150%超ですからね。
ネット販売にも強くて、対面でなくても売上を伸ばせるニトリの強みがより一層際立った一例です。
ニトリ 2022年2月期連結業績予想
さて、それではニトリの2022年2月期の通期業績見通しを見ていきたいと思います!
ニトリの2022年3月期の通期業績見通しは、、、、
さらに増益とのこと!35期連続増収増益に挑戦します!
損益計算書
店舗戦略
そして店舗戦略ですが来期も積極的な攻めの経営を継続します!
重要戦略の実行
続きまして来期の重要戦略の実行を見ていきましょう。
前期は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、在宅勤務などで生じた新マーケットである”お家時間”などに参入したオンライン戦略が功を奏しました。
感染拡大が収束し、経済再開が見込まれる来期の市場環境下でニトリが繰り出す重要戦略について見ていきましょう!
海外事業
まずは海外事業です。
34期増収増益を達成したニトリですが、まだ海外事業については強いとは言えません。
あれだけ積極的に打ち出している店舗戦略も国内店舗拡大がメインで、海外店舗はまだ71店舗にすぎません。
5年後に海外店舗280店舗を達成するためにも、来期は95店舗の拡大を宣言しています!
物流・IT・組織
そして第2弾は物流、IT、組織です。
DXを用いた効率的なロジスティクスを十二分に活用してコスト削減など、高い営業利益を支える強い経営の背骨を作っていきます。
島忠との経営統合
最後の重要戦略ですが、これは何と言っても昨年発表した、大型M&Aである家具・ホームセンターの大手島忠買収です!
これにより来期2022年2月には島忠の経常利益を5.3%増加の80億円を計画するなど、シナジーをきちんと実現していく力強い説明がなされております。
そして、長期的には5年で2倍の利益計画実現のため、この島忠とのシナジー創出することによる連結経営成績のさらなる底上げは、ニトリにとって最重要戦略となっております。
しかし、ここまでニトリの分析をしていると本当にプラスの話題しか出てこないので、記事を書いている身としても楽しくて仕方ないです🤗
右肩上がりの成長曲線を描き続ける会社ってやっぱりいいですね。
2022年3月期 株主還元
さて、最後に株主還元について見ていきたいと思います。
来期も35期連続増収増益を掲げるニトリは、我々株主に対してどのくらい稼いだ利益を還元してくれるのか気になるところです。
ニトリの来期の配当金は、前期+17円増配の140円となっております。
これで17期連続増配です!
連続増配年数で行ったら花王の方がすごいのですが、この増配の勾配の大きさといい勢いで行ったら断然ニトリに軍配が上がりますね。
経営成績も最強だし、そこで稼いだ利益をきちんと株主に還元しているし、米国流の株主第一資本主義を体現している我が国が世界に誇れる名門に本気企業の筆頭といっても過言ではありません。
正直、信越化学に勝てるのはこの会社だけだと本気で筆者は考えております。
まとめ
最後にまとめですが、だいたい予想はできるのですが、最強決算ニトリの株価推移について見ておきたいと思います。
こちらをご覧ください。ここ10年くらいのニトリの株価推移です。
ここ数年は下落が続く厳しい展開ではありますが、突き抜けている感じがしており、最強です。
以上です。

信越化学ですら減益がありつつも、増配するしやっぱりすごい!という論調で解説させていただいたのですが、ニトリの場合、私の年齢以上に増収増益していて正直次元が違いすぎます。
いや〜兎に角素晴らしい!冒頭申し上げました通り、信越化学に勝てる我が国企業はニトリです!
来期も経営進捗が楽しみで仕方ありません!
当然ですが、ニトリは重要銘柄として当ブログでも引き続き四半期決算ごとに確認して、逐次ご報告させていただきますので、また報告の度にご覧になっていただけますと幸いです!
それではまたお会いしましょう!
本日の報告は以上です。
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