超優良化学メーカー『日産化学』の今後の株価を予想する

日産化学 株価

日産化学は、祖業は肥料ですが、現在は、機能性化学品やライフサイエンス事業にまでそのビジネス領域を広げています。

本日は、高収益企業としても有名な日産化学を分析します。

日本初の化学肥料製造会社

 

1887年(明治20年)東京人造肥料会社が、わが国初の化学肥料製造会社として誕生しました。

設立者は高峰譲吉、渋沢栄一、益田孝らといった明治の先覚者たちです。

この東京人造肥料会社がその後、様々な移り変わりを経て、日産化学になりました。

化学肥料は、当時の日本の農業を根本から変える画期的な事業でしたので、東京人造肥料会社は国内の食糧生産増産に大きく貢献しました。

以来、祖業である肥料から、現在は、化学品、機能性化学品、農業化学品、医薬品と様々な領域にビジネスを拡大しております。

農薬・機能性材料が成長の両輪!

下記は、2018年度の日産化学のセグメント別営業利益です。

農業化学品事業と機能性材料事業がほとんどを占め、利益の源泉となっているのがわかります。

今後もこの2事業が成長の両輪となって会社の成長を牽引していくでしょう。

2030年までに営業利益500億円!情報通信、ライフサイエンス、環境エネルギー事業に新規参入

また、日産化学は、長期戦略の中で2030年度までに売上3,000億円、営業利益500億円、営業利益率16.7%を達成するという目標を掲げています。

この目標を確実に達成していくため、「基本戦略」を掲げています。

「基本戦略」

1)情報通信(ディスプレイ・半導体・無機コロイド・光機能性・センサー材料)

2)ライフサイエンス(農薬・動物用医薬品・医薬品・生体材料)

3)環境エネルギー(電池・環境発電・熱制御材料)

4)基盤(基礎化学品、ファインケミカル、関係会社)

絵に描いたような右肩上がりの利益曲線 営業利益も18%超

近年の損益分析です。

営業利益は5年連続増益、かつ営業利益15%程度維持しております。

2018年には、営業利益率18%超を記録し、国内屈指の高利益率企業の一角に名を連ねました。

文句ありません。

故に、今後も堅実な成長が期待できます。

高い売上高研究開発比率 研究開発型企業としてのプライド

先ほど日産化学は利益をしっかりと積み上げていく会社であるとご紹介しました。

稼ぐだけではなく、次世代のビジネスの種を育てるべく、売上高に対して5年連続8%の割合で研究開発に投資しております。

現状の高利益にあぐらをかくことなく、絶えず未来を見据えて研究開発に勤しんでいることがわかりますね。

日産化学の研究開発型企業としてのプライドを感じるとともに、誠実な社風が垣間見れます。

自己資本比率70%超!文句のつけようのない安定した財政基盤

さて、続いては日産化学の財政状態を見てみましょう。

有利子負債は7年連続減少の一途をたどっております。

対する自己資本比率は7年連続上昇し、2018年には72%となり、財政面でも何も懸念点はございません。

問題ございません。

営業CS+、投資CF-、財務CF-の理想形!全く問題なし

さて、続いては日産化学のキャッシュフロー計算書を見てみましょう。

✔︎営業キャッシュフロー・・・5年連続プラスで問題なし

✔︎投資キャッシュフロー・・・5年連続マイナスで問題なし

✔︎フリーキャッシュフロー・・・5年連続プラスで問題なし

✔︎財務キャッシュフロー・・・5年連続マイナスで問題なし

✔︎現金及び現金同等物の残高・・・5年連続プラスで問題なし、潤沢な現金残高がある。

現金(キャッシュ)面でも全く問題ないですね。

日産化学 キャッシュフロー

当期純利益、ROEともに5年連続増!ROEは驚異の16%超

営業利益もさることながら、日産化学は親会社株主に帰属する当期純利益とROEの値も5年連続上昇中です。

ROEは16.6%と年々成長です。

ここまで順調すぎると気味が悪いですね笑

一株当たり当期利益、配当金も増加中

なんと恐ろしいことに、一株当たり配当金、一株当たり当期純利益も7年連続上昇中。

うーん、弱点ないですね。

配当性向は40%超 7年連続自己株式取得 株主価値向上へ期待できる

配当性向も40%を超えており、株主思いの経営スタイルだと理解できます。

自己株式も7年連続で行い、特にここ4年間は毎年90億円の自己株式取得を継続的に行なっております。

自己株式取得が行われますと、一株当たりの価値は上がりますので、日産化学の株を持っている方にとっては嬉しいニュースですよね。

市場から高い評価を受けている分やや割高!資産株としてオススメ!

日産化学の株価は2019年10月25日時点で4,410円となっています。

2018年の実績が好調でしたので2019年2月に記録した株価6,000円までの復活は硬いと思います。

しかし、PERは現在22倍程度、PBRは3.6倍程度となっており、業績が良すぎるせいか、市場からはかなり高い評価を受けています。

そのせいでやや割高となっているのが、日産化学の唯一の弱点です。

(やっと弱点見つかりました)

ですので、市場から高く評価されている株なので資産株として良い銘柄です。

配当利回りも1.86%あります。

日産化学 株価

まとめ

先ほどやや割高な銘柄だと申し上げましたが、6,000円台までの回復値上がり益と合わせて配当収益も狙えるので、トータルではお買い得です。

ニッチなMade in Japanの高付加価値技術を基に、世界と戦う高収益企業、日産化学、是非ともオススメです!!

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