せーの、全員HAWKS 鷹!鷹!鷹〜〜!!
どうも〜、シンディアです!
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
先日、3Q決算祭りを前に忘れかけていた2Q決算を分析し報告し始めたのですが、その第一弾として住友化学をご報告させて頂きました。
本日も先日の住友化学に引き続き、化学メーカーシリーズです!
今回ご紹介させて頂くのは、化学メーカーとしてはマイナーで知る人ぞ知る隠れ優良企業、日産化学です!
日産化学については、すでに2022年度1Q決算、2020年度決算および2021年度を先日ご報告させて頂いておりますので、よろしければご覧くださいませ!
過去数年にわたって、営業利益率15%超、ROE15%超、7年連続EPS増、7年連続自己株式取得など、知る人ぞ知る隠れた優良企業の最たる例こそがこの日産化学という会社です。
住友化学、三井化学、三菱ケミカルホールディングスのように知名度はないですが、化学業界の絶対的エースである信越化学工業のような超高利益型企業のグループに属していることで知られております。
常にこのような高い水準の経営成績を残し続けるのは経営陣にとってはかなりプレッシャーのかかると思います。
2021年度決算では、日産化学は2022年度見通しで、
営業利益・経常利益は9年連続、純利益は10年連続で過去最高益を更新する計画を打ち出しました!
果たして2022年度2Qの日産化学の業績進捗はどうだったのでしょうか⁉︎
早速一緒に見ていきましょう!
日産化学 2023年3月期2Q決算
2023年3月期2Q 経営成績
まずはじめに、日産化学の2022年度2Qのハイライトを見ておきましょう。
営業利益、経常利益、純利益は2年連続最高益を更新!
そして早くも2022年8月発表の通期業績予想を上方修正!
はい、きたー最強です!
8月の1Q決算では早速5月の年初の通期計画を上方修正し、この11月には8月の通期を上方修正、相変わらず爆益企業ですね!
相変わらずすごい高収益企業ですね、まさに化学業界のダークホースですね!
通期上方修正のビックニュースは後述いたしますが、まずは2Q実績を定量的に読み取っていきますが、
2Qに関しては下記の通り、は全て前年比プラスで草😂😂😂
素晴らしいです!もちろん今回は大正義円安の恩恵は否定できず為替差益はあるでしょうが!
8月の1Q決算時に上方修正した業績予想以上に上期はしあがることができました!
それでは、次にセグメント毎の営業利益の分析を見て参りましょう!
2023年3月期2Q セグメント別営業利益
それではここから、Qベースで過去最高益となった2Q営業利益282億円を事業セグメントベースで分解して考察して参りましょう。
相変わらず機能性事業と農業化学品事業の割合が高いのでこの2つを中心にご説明申し上げます。
上期は前年同期比を見ても農業科学品の爆益が全体の増益に直結した形となっております。
8月に上方修正した見込みベースでも、上期は円安の背景もあって増益となりました。相変わらず安定感抜群のダークホース企業ですね。
上期だけではなんとも言えない点も多くございますので、このカギを握る農業化学品事業と機能性材料事業については通年について言及しております2021年度決算分析をご参照下さいませ。
2023年3月期2Q キャッシュ・フロー
先ほどまで、好調だった上期の経営成績について言及いたしましたので、ここからはそれがキャッシュベースでもプラスであったのかどうかの検証をして参ります。
下記、営業キャッシュ・フローはプラス、投資キャッシュ・フローはマイナス、財務キャッシュ・フローはマイナスでいい形です。通期でもこの形が維持できております。
期末キャッシュも350億円台近くをキープし積み上がっておりますし、今後各国利上げ動向があったとしてもマネージできるだけの潤沢なキャッシュがあり問題ございません。
2023年3月期2Q 貸借対照表
財務三表の最後は貸借対照表です。
自己資本比率が77.2%なので、財政状態も何も懸念点は皆無です。
日産化学 2023年3月期 業績予想
2023年3月期 予想
財務三表の観点から非常に高く評価できる日産化学の2023年3月期2Qですが、通年の計画はどうだったかを見て参りましょう。
営業利益・経常利益は9年連続、純利益は10年連続で過去最高益を更新する計画です。
相変わらず、信越化学工業と日産化学は本当に化学メーカーのモンスター企業ですね!
不敗神話は引き続き継続します!
で、今回さらに、上記の2022年8月に発表した通期見通しをさらに上方修正する計画を発表いたしました!
上期実績に、今回上方修正した下期を鑑みて、通期ベースで、営業利益は4億円上振れ、純利益は4億円上振れする計画です。
これで、
営業利益・経常利益は9年連続、純利益は10年連続で過去最高益を更新する計画です。
そして、さらに
年間162円→164円への増配を計画!
株主還元にも積極的な経営姿勢がはっきりと見て取れます。
純利益はついに、大台の400億円をゆうに超過します!
そして、それと同時に早くも増配を発表するとは。
こちらが、2021年度との前年差異ですが、ROEが19.2%から1976%に微増することとなり非常に力強い最高益の嵐でさすがです!
こちらが、8月公表時の通期との比較ですが、きちんと微増して上方修正しているのは経営陣の経営へのコミット、執念が垣間見えます。
こちらが、セグメント別の営業利益の前年同期との比較なのですが、やはり機能性材料事業と、農業化学品事業の伸びが顕著ですね!
前回8月予想との差異では、ディスプレイの通期の下方修正が織り込まれてマイナスとなっていましたが円安でなんとかトントンに仕上げて、その上で農業化学品事業が補って全体で年間の営業利益が前回予想に対してプラス4億円で着地と通期で再度計画しております。
いわずもがなではございますが、5月の年初の通期予想は+20億円の余裕でクリアですね。
日産化学 中期経営計画
ここまで、日産化学の2022年度の経営見通しを分析してまいりましたが、新たに発表した2027年度までの新中期経営計画の概要についてざっとレビューしてみましょう!
新中期経営計画Vista2027
前回の中期経営計画で計画した2021年度の核数値目標はほぼ全て達成しております。
そして、こちらが2027年度までの6ヶ年の新中期経営計画ですが、引き続き営業利益率20%以上、ROE18%以上を掲げており、配当性向目標を45%→55%へ引き上げております!
そして、5月には2022年度は営業利益535億円といっておきながら、555億円に上方修正し、セグメント毎に分解したのが下記です。
まぁ配当性向55%は凄すぎますよ、1株あたり純利益の半分以上は配当にお支払いしますって、日産化学の経営陣もかなりのプレッシャーや責任感を持って今後6年間は望みますっていう決意の現れですからね。
ちなみにこちらが、日産化学の株主還元、配当性向の長期推移ですが、2020年度、2021年度で配当性向44.9%でしたが、今期2022年度54.9%にジャンプアップするので、今後2027年度までの6年間は55%を目指しますという株主本位の株主還元政策ですね!
そして、こちらが自己株式取得も考慮した総還元性向ですが、この3年間は75%を安定して維持しておりますので、今後2027年度までの6年間は75%を目指しますというこちらも株主に寄り添った政策を打ち出しております!
日産化学の特徴
参考までに日産化学の特徴プレゼンがあったので簡単にみておきましょう。
ちょっと株主還元の観点から長期推移の論点に入ってしまいましたが、こちらが、本業である経営成績の長期推移です。
売上高営業利益率は右肩上がりで近年上昇し続け、2021年度はジャンプアップして念願の売上高営業利益率24.5%を達成いたしました!
しかし、絶対王者信越化学工業の2021年度営業利益率が32%ですから、王者の壁は高いです。
ROEも20%台に迫る勢いで推移しており、文句ないです。
株主還元に関しては先ほどと重複いたしますが、総還元性向75%を向こう6年間も維持すると発表しており株主を重んじる社風であることが下記のスライドから見て取れます。
今年もさらに増配して10年連続増配を達成、配当性向は今後45%→55%へ引き上げると力強く宣言しております!
日産化学 決算総括
2023年3月期2Qの日産化学の決算の総括ですが、相変わらずすごすぎるの一言です。
今年も平然と、売上高、営業利益、経常利益、純利益、増配の連続記録を更新する計画に対してそれ通りの進捗というのは流石と言わざるを得ません。
しかしながら株価はここ最近急激に円高に転じたことと、住友化学の2Qの際にご報告させて頂きました通り、ディスプレイ事業の停滞が懸念されていることから下落しております。

長期的にも最近は難聴気味ですので、今後のポテンシャルを評価するといまは良い仕込みの時期かもしれません。

確実にマーケットからの評価は高まった決算であるといえますし、2月10日の3Q決算が非常に楽しみですね!
隠れた名店、日産化学!
日本の化学メーカーの中でも知る人ぞ知るダークホース企業なので、就活生の方、投資対象の方、注目していて損はないと思います!
今年度も応援しております、日産化学!
2022年度も四半期ごとにこの隠れた名店である日産化学の決算報告をさせていただく所存ですので、どうか引き続き「さとり世代の株日記」をご覧頂きたく重ねてお願い申し上げます。
今回もありがとうございました!
本日の報告は以上となります🙇♀️
さて、2022年はコストプッシュ型インフレに端を発した昨今の円安より、大円安時代に突入しましたが、急激な利上げで反転することが想定されます。
三面等価の原則が成り立たない未曾有の事態に、将来の含み益ということで期待するのではなく現在のキャッシュフロー改善に目を向けるキャッシュフロー投資をポートフォリオに加えるべきです。
したがって、今後はポートフォリオに高配当日本株の銘柄を組み込むことをオススメし、その専用口座として松井証券の口座を開設することを強く進言申し上げます🙇♀️
松井証券は、日本株しか取り扱っていませんが、一日の約定代金50万円まで手数料ゼロ円です!!
なんと、SBI証券や楽天証券が約定ごとに課金されるのに対し、
松井証券だけは100万円まで無料です!!!

【引用】MINKABU THE INFONOID, Inc.様
当ブログでも何度も申し上げております通り、戦略銘柄と位置付けている三菱商事、三井物産が減損して再び買い増ししようと思った時、100万円までであれば少なくとも200株は買い増しできるわけですし、定期積立でもナンピンでもとにかく使い勝手が良いです!
円建てで高配当のキャッシュイン資産を構築することが必要ですし、その準備としても日本株専用の松井証券の口座を持つことは極めて意味があります!
銘柄のポートフォリオだけではなく、用途別の証券口座も複数持ってポートフォリオを構築すべきです!
松井証券は長い歴史を持つ証券会社でありながら、インターネット取引を最初に導入したり、常に革新的なアイデアを取り入れる証券会社です。
最大手SBI証券や楽天証券と競合してよりよいキャンペーンも定期的に行っているのが魅力的ですね!ぜひとも日本株証券口座=松井証券のということで解説を強くオススメします!
もしよろしければご覧になり、勉強して頂ければと思います!
家計簿PL、家計資産残高(BS作成)、企業の決算分析とこの資本主義社会を賢明に戦い抜く武器を身につけることができます!
これでも難しい方は初心者用としてこちらがオススメです!!
今月5月はいよいよ3末決算企業の通期決算発表シーズンであり私の本業発揮の時期です!高配当で魅力的な戦略銘柄中心に決算分析記事をご報告させていただきたく存じますので、引き続きさとり世代の株日記をご愛顧の程お願い申し上げます🙇♀️
2022年3月期分析企業記事
https://non-labor-dreamer.com/sogoshosha-004
長くなりましたが、今回もお付き合いくださりありがとうございました😊
また次回の記事でお会いしましょう〜
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