せーの、全員HAWKS 鷹く〜〜!!
どうも〜、シンディアです!
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
本日も先日の住友化学に引き続き、化学メーカーシリーズです!
今回ご紹介させて頂くのは、化学メーカーとしてはマイナーで知る人ぞ知る隠れ優良企業、日産化学です!
日産化学については、すでに2020年度決算および2021年度1Q決算を先日ご報告させて頂いておりますので、よろしければご覧くださいませ!
過去数年にわたって、営業利益率15%超、ROE15%超、7年連続EPS増、7年連続自己株式取得など、知る人ぞ知る隠れた優良企業の最たる例こそがこの日産化学という会社です。
住友化学、三井化学、三菱ケミカルホールディングスのように知名度はないですが、化学業界の絶対的エースである信越化学工業のような超高利益型企業のグループに属していることで知られております。
常にこのような高い水準の経営成績を残し続けるのは経営陣にとってはかなりプレッシャーのかかると思います。
果たして2021年度通期の日産化学の業績進捗はどうだったのでしょうか⁉︎
早速一緒に見ていきましょう!
日産化学 2021年度通期決算
2021年度通期 経営成績
まずはじめに、日産化学の通期のハイライトを見ておきましょう。
営業利益、経常利益は8年連続、当期純利益は9年連続最高益を更新!
コロナ禍にも関わらず中期経営計画を達成、ROEは19.2%!
はい、きたー最強です!
相変わらずすごい高収益企業ですね、まさに化学業界のダークホースですね!
続きまして、通期の実績を定量的に読み取っていきますが、
通期に関しては下記の通り、売上高と特別利益以外の項目は全て前年比プラスで草😂😂😂
素晴らしいです!
やはり、半導体を中心とした機能性材料事業が4Qで上振れしたので従来の業績予想以上に4Qが上方修正されてこの最高益が実現した形となります。
2021年度通期 セグメント別営業利益
それではここから、過去最高益となった通期営業利益510億円を事業セグメントベースで分解して考察して参りましょう。
相変わらず機能性事業と農業化学品事業の割合が高いのでこの2つを中心にご説明申し上げます。
機能性材料セグメント
まず最初に営業利益510億円のうち、半分以上の277億円を稼いだ機能性材料セグメントです。
日産化学は、機能性材料と農業化学品の両輪でほとんどの営業利益を稼ぐ会社ですので、その両輪のうちの一つですね。
営業利益は過去10年間見ても右肩上がりで上昇していることがわかります。
2021年度に営業利益800億円を超えてから来期は900億円に迫る利益を計画しているので引き続きこの機能性材料セグメントが日産化学のエースであることは変わらないでしょう!
2021年度は通年通じて好調だった半導体事業の好況を受けた形となります!
農業化学品セグメント
続きまして、両輪のもう片方である農業化学品セグメントです。
こちらは近年踊り場に位置しつつも過去10年間を振り返ってみると確実に利益を積み上げてきたセグメントです。
2021年度通期 キャッシュ・フロー
先ほどまで、好調だった通期の経営成績について言及いたしましたので、ここからはそれがキャッシュベースでもプラスであったのかどうかの検証をして参ります。
下記、営業キャッシュ・フローはプラス、投資キャッシュ・フローはマイナス、財務キャッシュ・フローはマイナスでいい形です。
期末キャッシュも300億円台をキープし積み上がっておりますし、問題ございません。
2021年度通期 貸借対照表
財務三表の最後は貸借対照表です。
自己資本比率が73%なので、財政状態も何も懸念点は皆無です。
日産化学 2022年度業績予想
2022年度予想
財務三表の観点から非常に高く評価できる日産化学の2021年度通期ですが、来期の計画はどうだったかを見て参りましょう。
営業利益・経常利益は9年連続、純利益は10年連続で過去最高益を更新する計画です。
相変わらず、信越化学工業と日産化学は本当に化学メーカーのモンスター企業ですね!
不敗神話は引き続き継続します!
こちらが、2021年度との前年差異ですが、ROEが19%から18%に微減するだけであとは最高益の嵐でさすがです!
やはり、ディスプレイ、半導体事業による増収が核となっており、農業化学品事業でも、円安を背景に輸出が伸びるので、2022年度は営業利益535億円を実現すると計画しております!
日産化学 中期経営計画
ここまで、日産化学の2021年度実績と来期2022年度の経営見通しを分析してまいりましたが、2021年度までの前回の中期経営計画と、今回新たに発表した2027年度までの新中期経営計画の概要についてざっとレビューしてみましょう!
前回の中期経営計画との差異
前回の中期経営計画で計画した2021年度の核数値目標はほぼ全て達成しております。
そして、日産化学の恐ろしいところは、3年前に設定した長期経営計画「Progress2030」で2030年度の営業利益を500億円と定義しておきながら、2021年度に9年前倒しで2030年度の目標営業利益500億円を達成している点です!
これは3年前の2030年度の経営見通しが甘すぎただけなのか、日産化学のその後の3年間の成長スピードが想像以上だったのかわかりませんが何れにせよ凄すぎます!
新中期経営計画Vista2027
前回の中期経営計画で計画した2021年度の核数値目標はほぼ全て達成しております。
そして、こちらが2027年度までの6ヶ年の新中期経営計画ですが、引き続き営業利益率20%以上、ROE18%以上を掲げており、配当性向目標を45%→55%へ引き上げております!
これ凄すぎますよ、1株あたり純利益の半分以上は配当にお支払いしますって、日産化学の経営陣もかなりのプレッシャーや責任感を持って今後6年間は望みますっていう決意の現れですからね。
ちなみにこちらが、日産化学の株主還元、配当性向の長期推移ですが、2020年度、2021年度で配当性向44.9%でしたが、来期54.8%にジャンプアップするので、今後2027年度までの6年間は55%を目指しますという株主本位の株主還元政策ですね!
そして、こちらが自己株式取得も考慮した総還元性向ですが、この3年間は75%を安定して維持しておりますので、今後2027年度までの6年間は75%を目指しますというこちらも株主に寄り添った政策を打ち出しております!
日産化学の特徴
参考までに日産化学の特徴プレゼンがあったので簡単にみておきましょう。
ちょっと株主還元の観点から長期推移の論点に入ってしまいましたが、こちらが、本業である経営成績の長期推移です。
売上高営業利益率は右肩上がりで近年上昇し続け、2020年度はジャンプアップして念願の売上高営業利益率24.5%を達成いたしました!
しかし、絶対王者信越化学工業の2021年度営業利益率が32%ですから、王者の壁は高いです。
ROEも20%台に迫る勢いで推移しており、文句ないです。
株主還元に関しては先ほどと重複いたしますが、総還元性向75%を無効6年間も維持すると発表しており株主を重んじる社風であることが下記のスライドから見て取れます。
今年もさらに増配して10年連続増配を達成、配当性向は今後45%→55%へ引き上げると力強く宣言しております!
日産化学 決算総括
2021年度通期の日産化学の決算の総括ですが、昨今は株安の影響を受けつつも素晴らしいの一言に尽きます。
コロナ禍という異常事態を物ともせず、売上高、営業利益、経常利益、純利益、増配の連続記録を更新する計画に対してそれ通りの進捗というのは流石と言わざるを得ません。
株価もここ5年間で爆上がりしておりますし、

確実にマーケットからの評価は高めることができた2021年度経営実績、2022年度経営見通し、2027年度までの新中期経営計画であったと言えます!
隠れた名店、日産化学!
日本の化学メーカーの中でも知る人ぞ知るダークホース企業なので、就活生の方、投資対象の方、注目していて損はないと思います!
今年度も応援しております、日産化学!
2022年度も四半期ごとにこの隠れた名店である日産化学の決算報告をさせていただく所存ですので、どうか引き続き「さとり世代の株日記」をご覧頂きたく重ねてお願い申し上げます。
本日の報告は以上となります。
さて、今後はコストプッシュ型インフレに端を発した昨今の円安より、大円安時代に突入することが想定されます。
そのような環境下では従来通り、米国株インデックスに思考停止のまま投資して良いのかよく考えるべきです。
三面等価の原則が成り立たない未曾有の事態に、将来の含み益ということで期待するのではなく現在のキャッシュフロー改善に目を向けるキャッシュフロー投資をポートフォリオに加えるべきです。
したがって、今後はポートフォリオに高配当日本株の銘柄を組み込むことをオススメし、その専用口座として松井証券の口座を開設することを強く進言申し上げます🙇♀️
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なんと、SBI証券や楽天証券が約定ごとに課金されるのに対し、
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【引用】MINKABU THE INFONOID, Inc.様
当ブログでも何度も申し上げております通り、戦略銘柄と位置付けている三菱商事、三井物産が減損して再び買い増ししようと思った時、100万円までであれば少なくとも200株は買い増しできるわけですし、定期積立でもナンピンでもとにかく使い勝手が良いです!
コストプッシュ型インフレ、大円安時代を生き残るためには、この円安の時期にドルを買って米国株を買うだけが全てではありません。きちんと円安の時は円建てで高配当のキャッシュイン資産を構築することが必要ですし、その準備としても日本株専用の松井証券の口座を持つことは極めて意味があります!
銘柄のポートフォリオだけではなく、用途別の証券口座も複数持ってポートフォリオを構築すべきです!
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もしよろしければご覧になり、勉強して頂ければと思います!
家計簿PL、家計資産残高(BS作成)、企業の決算分析とこの資本主義社会を賢明に戦い抜く武器を身につけることができます!
これでも難しい方は初心者用としてこちらがオススメです!!
先月5月は3末決算企業の通期決算発表シーズンであり私の本業発揮の時期でした!
高配当で魅力的な戦略銘柄中心に決算分析記事をご報告させていただいておりますので、引き続きさとり世代の株日記をご愛顧の程お願い申し上げます🙇♀️
2022年3月期分析企業記事
https://non-labor-dreamer.com/sogoshosha-004
https://non-labor-dreamer.com/kddi-corporation-2021fy
長くなりましたが、今回もお付き合いくださりありがとうございました😊
また次回の記事でお会いしましょう〜
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