どうも〜、ネオコンです😊
さて本日は、こちらも新型コロナウイルス感染拡大で逆に昨年爆益を計上しまくったコロナで最も特需を得た業界といっても過言ではない海運業界の雄、商船三井の第2四半期決算について、解説させていただきます。
前回の商船三井の第1四半期決算についてはこちら↓
ライバルである日本郵船の第1四半期決算も爆上げだったように、2021年度最も好調な業界は半導体でもなくて海運です!
確かにかつてのイケイケドンドンといった勢いは下がりつつあるもいまだに株価は異次元の水準にあるのは確かです。

昨年は、確かに日本電産、オムロン、TDK、村田製作所、住友電気工業、信越化学工業といった電子部品業界がかなり好調であることは記事にて申し上げましたが、やはり爆益であったのは、コロナ前まではオワコンとまで言われていた「海運業界」です!
昨日29日(金)12時から午前の取引が終わった後に発表された商船三井の2022年3月期第1四半期決算の概要はこちらです。
✔︎2022年3月期中間決算の経常損益は271,843百万円、直近のIFISコンセンサス(269,850百万円)とほぼ変わらずの水準だった。
✔︎通期の経常損益は前回予想(350,000百万円)から上方修正され、480,000百万円を予想、IFISコンセンサスを8.1%上回る水準となっている。
私、はっきり申し上げます、最強すぎてちょっと日本語でなんていっているのかわかりませんでした🤣🤣🤣🤣
もう最強すぎて、前回に引き続き伝説の2Q決算となるでしょう。
なんか最強ですね(語彙力)。
一時的な特需と思いきや2021年度も引き続き海運業界の爆益行進曲が奏でられるとは😂
うおーーーー居ても立っても居られません!
それでは早速商船三井の2021年度の第1四半期決算につき一緒に見ていきましょう!
商船三井 2022年3月期2Q決算
損益計算書
商船三井の2022年3月期2Q決算は、
経常損益2,718億円(前年差+2,375億円)
当期純利益2,748億円(前年差+2,445億円)
と引き続きマジの爆益決算となりました!!!
商船三井!最強!!!!
後日、競合他社の日本郵船の2Q決算は来週11月4日(木)となっておりますので、発表後は速やかに分析の上ご報告させていただきますが、こちらも爆益決算必至ですね🤗🤗🤗
前回1Qの日本郵船の通期決算分析記事でも申し上げましたが、コロナウイルスは海運業界にとっては起爆剤となりました!
正直漫画みたいな爆上げ決算で本当に草です🤣
下記はセグメントベースでの経常損益の前年同期比較の表ですが、恐ろしいくらい今期の2Q実績が爆上がりした様子が見て取れます。
中でも製品輸送事業の爆益は特に注目すべきです!!!
全体の経常損益2,718億円の中の2,413億円を占めております!
前年同期では全然利益が取れていなかった製品輸送事業が、今年の爆益の牽引役、救世主になってくれるとは😭😭😭
続いて早速、今回の2Q決算の要点を抑えておきましょう!
連結決算の要点とONE社からの持分法利益
続きまして、各事業セグメントにつき、今回の2Q決算の要点を振り返っていきましょう!
引き続きコンテナ船の旺盛な需要を背景に海運業界は売り手市場であることによる特需を享受し続けているのは言わずもがななのですが、中でも新型コロナウイルスが収束してきつつあることから自動車船の輸送台数回復がまた一つ追い風となったようです!
下記によりますと、コンテナ船事業で経常損益2,398億円を計上し、その中でもOCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.(ONEと表記)ビジネスが引き続き大変好調であったといっております。
結論申し上げますと、このOCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.とは商船三井の持分法適用会社であり、ONE社の業績が良ければ商船三井の業績にも反映されるんですね。
で、今回、同社からの持分法による投資利益計上額は当第1四半期連結累計期間において877億円となったという事なんです。
持分法適用会社からの持分法利益のロジックについては以下の記事にてご説明しておりますので、企業分析をしていく中で大切な会計のロジックのうちの一つです。お時間ございます方は是非ともご覧いただきたく存じます。
で、ここからは軽くこの今回の爆益1Q決算のカギを握るONE社の説明をさせていただきます。
下記の通り、ONE社は日本の大手海運会社である日本郵船、商船三井、川崎汽船の総代理店として2017年10月1日に設立されました。
そして、商船三井の持分は31%なので、ONE社の当期利益にザックリ31%乗じた金額が商船三井の持分法利益として損益計算書に計上される仕組みとなっております。
で、こちらは今期2QのONE社の損益計算書なのですが、運賃改定による爆益を享受して純利益ベースで前年2Q比891%の6,760百万ドルを計上しました。
この爆益に31%乗じた金額が商船三井の持分法利益となるし、商船三井同様株主である日本郵船、川崎汽船も同様に爆益決算となりそうですね。
特に来週11月4日(木)の日本郵船の2Q決算特に楽しみですね!
商船三井 2022年3月期通期業績予想
損益計算書
2Qの爆益決算を受けて、商船三井の2022年3月期通期業績予想は冒頭申し上げました通り、大幅な上方修正となっております!
経常損益4,800億円(前回見通し差+1,300億円)
当期純利益4,800億円(前回見通し差+1,450億円)
マジで異次元すぎて草🤣🤣🤣🤣
まさか今期も前年の特需が継続するとは。。。前回に引き続き止まらない増配の嵐。。。
こちらがセグメントベースでの上方修正された通期見通し業績予想です。
やはりカギを握るのは前述いたしました製品輸送事業です。
海運業界、ムッチャ熱男ー!!

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業績予想の要点でもコンテナ事業が市況に恵まれ続ける見通しも言及されておりますし、
ONE社のみならず、自動車船の下期回復基調路線継続といったプラス材料も多数あり今期の仕上がりが楽しみで仕方ありません!
今期の見込みが非常に心強い事を確認しましたので、財政状態、キャッシュ・フロー、配当についても見ていきましょう!
貸借対照表
損益を見たところで、2Qが終わった時点での財政状態を見ておきましょう!
この爆益のおかげで、2Q末時点で自己資本比率は36.1%と前回の31%からさらに改善いたしました。
キャッシュ・フロー
続きましてキャッシュ・フローですが、営業キャッシュ・フローも1,255億円と過去最高レベルで、それに対しての上期進捗がちょうど半分の602億円です。
なお、通期▲868億円の投資キャッシュアウトの計画に対して、現状ほとんど実行していないことから想定以上の潤沢なフリー・キャッシュ・フローが2022年3月末には残る形となっております。
株主還元
最後に株主還元です。
この爆益を背景に、前回発表+250円となる大幅増配を実行しました!
もう凄過ぎます、商船三井様😭😭
配当800円(前回見通し差+250円)
最後に
最後に先日29日(金)12時に決算発表した後、午後の株式市場で起きた爆上げの様子は下記の通りです。
過去5日ベースでの株価推移ですが、いかに今回の爆益をマーケットが評価したかがわかりますね。

こちらが冒頭でお示ししました過去5年間ベースでの推移ですが、今回の上方修正された見込みが実行できた暁には、さらに来週以降も商船三井の株価は上昇していくでしょう🤗🤗🤗

今回の報告は以上です。またお会いしましょう!
全員HAWKS、鷹く🦅🦅🦅〜!
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