五大総合商社『三井物産』の今後の株価を予想する

三井物産 株価

三井物産は、三井財閥に所属するの大手総合商社です。‎

三井財閥の中でも、三井不動産、三井住友銀行と並ぶ『三井新御三家』の一角でもあります。

また、三井物産は、三菱商事、伊藤忠商事、住友商事、丸紅と同じ五大商社の一つであります。

資源商社としても名高い三井物産の株価と今後の見通しを分析していきます!

三井物産は日本初の総合商社 資源に強み

三井物産は、日本の歴史の中で、まだ「商事会社」という言葉がなかった明治時代初期に、業態にこだわらず、あらゆる商品の貿易を手掛ける企業として発展しました。

現代では、商社といえば、ビジネスの形にとらわれず、モノを持たない、儲かることなら何でもやる会社というイメージがありますが、

その原型を作った商事会社のパイオニアが三井物産というわけですね。

また、三井物産は、他の総合商社4社と比べて鉄鉱石と原油の生産権益量が多く、「資源商社」と呼ばれることでも有名です。

資源権益ビジネス、エネルギービジネスといえば、三井物産と業界では有名な話ですね。

下記は、2019年3月期の三井物産の基礎営業キャッシュフローのセグメント別構成比です。

資源ビジネスである、「エネルギー」「金属資源」で全体の7割を占めているので、まさに三井物産が資源商社と呼ばれているのかが分かりますね。

2年間連続のROE10%超 筋肉質の事業ポートフォリオへ

2019年3月期の業績につきましては、当期利益が前年に比べて微減となりましたが、本業である売上総利益が前年を約500億円上回ったので実態ベースでは問題ございません。

当期利益ベースですと、化学品や金属資源における、不測の事故やマクロ経済環境の変化に起因するプロジェクトの費用が上昇したなど、一過性のものです。

三井物産が中期経営計画で目指している筋肉質の事業ポートフォリオは着実に構築できております。

なお、2020年3月期の当期利益は今年を大幅に上回る4,500億円を計画しており、期待できます。

ROEについても過去2年間連続して10%を超えており、2020年3月期も同様に10%以上を目指すので安心してしてみていられます。

D/Eレシオは1倍以下を継続キープ!健全な財務基盤を継続維持

さて、続いては三井物産の財政状態を見てみましょう。

D/Eレシオは過去3年間で一貫して1倍以下をキープしており、きちんと定められたルールの上で健全な財政政策が講じられていると言えます。

今後も1倍以下をキープするでしょうし、有利子負債額が極端に大きくなることもないので、三井物産の財政基盤は信頼できますね。

営業CF、投資CF共に順調で現金ベースの実態ビジネスを展開中

営業キャッシュフロー 

3年連続でプラスに推移しているので問題ないです。

ちなみに、2019年3月期の基礎営業キャッシュフロー5,705億円となっており、若干前年と比べて減少しております。

この理由は、以下2点で特に恒常的な減少要因でもないので問題ないです。

✔︎これは持分法適用会社からの配当金を含む配当金の受取額が前期と比べて577億円ほど減少したこと

✔︎減価償却費及び無形資産等償却費が前期と比べて63億円ほど減少したこと

なお、2020年3月期は、基礎営業キャッシュフロー6,400億円を目標としておりますので、今期の三井物産の営業キャッシュフロー には期待できます。

投資キャッシュフロー 

3年連続でマイナスに推移しているので問題ないです。

ちなみに、2019年3月期の投資キャッシュフロー7,190億円となっており、前年と比べて大きな投資を行ったことがわかります。

中でも、アジア最大手の民間病院グループIHH Healthcare社における持分法適用株式の追加取得で2,232億円の資金を支出したことが大きな原因です。

1株当たり情報も順調に推移 株主還元政策も評価できる

それでは次は、三井物産の1株当たり情報を見ていきましょう。

1株当たり当期利益、1株当たり親会社所有者帰属持分はともに順調に推移。

この好業績を反映して、配当金も順調に増配されておりますね。

きちんと会社の経営成績を株主還元に反映させていて、三井物産の株主還元政策については一定の評価を与えられます。

 

過去5年PBR1倍以下の割安圏にもかかわらず配当利回りは驚異の45%!!

三井物産の株価は2019年10月25日時点で1,820円となっています。

現在の安定した業績を鑑みると、まずはターゲットとなる2,000円越えは十分に達成可能です。

しかし、このような経営成績であるにも関わらず、PERは7.64倍、PBRは0.75倍と、非常割安に評価されております。

三井物産は世界中に資源権益を中心とした会社に多く投資しており、たくさんの株式を持っております。

資本主義的には、その株式から利益が生まれる「不労所得」エンジンを三井物産はたくさん持っていることになります。

故に、その「不労所得」エンジンをたくさん持っている三井物産の株を私たち一般投資家が保有することは非常に合理的なのです。

このようなメリットがあるにもかかわらず、現時点での配当利回りは4.40%と資産株としてとても魅力的です。

三井物産 株価

まとめ

三井物産は、会社トータルで見て、非常に優秀な日本屈指の優良企業です。

株式投資をする上で最も重要なことは、損失を絶対に出さないことです。

伝統的で、経営成績も良い、かつ割安に放置されている三井物産の株式をお勧めできない理由がありません。

資産株として、是非とも前向きにご検討くださいませ。

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