せーの、全員HAWKS 鷹!鷹!鷹〜〜!!
どうも〜、シンディアです!
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
皆様、お久しぶりでございます、日銀の長期金利利上げに伴い銀行株が高騰している昨今、銀行株ってどうなっているんだっけって思っていた矢先、最近決算分析の記事をリリースしておりませんでしたので、本日は間も無く3Q決算分析も控える中、2Qの決算分析を見ていただいて、復習していていただければと思います。
三菱UFJフィナンシャル・グループは言わずもがなの空前の爆上がり!
2022年は海運の時代、2023年は銀行の時代の幕開けというのを感じざるを得ません😎

2023年はリーマンショック前のような金融の時代が久しぶりに来ることも考えられますので、2023年は貯蓄をと申し上げましたが、銀行株にだけは着目していただきたく執筆しております。
さて本日は、皆様、大注目の我が国のメガバンクの盟主、三菱UFJフィナンシャル・グループについてのご報告です。
三菱UFJフィナンシャル・グループはじめ、日本のメガバンクの配当利回りは4%を超えており非常に魅力的であるため、メガバン株を持っていらっしゃるホルダーの方々に対しても有益な決算分析情報をご報告させて頂きます🙇♀️(なお、昨今の爆上がりで利回りは3%となっております)
2022年度2Qの三菱UFJフィナンシャル・グループおよび、ライバルの三井住友フィナンシャルグループの2021年度通期決算の分析記事はこちら
三菱UFJフィナンシャル・グループは、2021年度通期では純利益1兆円を超える決算を発表しましたが今年度2022年度も1Q決算で据え置いた通り通期純利益1兆円は実現可能なのでしょうか?
それでは早速三菱UFJフィナンシャル・グループの2021年度の第2四半期決算につき一緒に見ていきましょう!

三菱UFJフィナンシャル・グループ
三菱UFJフィナンシャル・グループ 2022年度2Q決算
2022年度2Q決算の概要
三菱UFJフィナンシャル・グループの2022年度2Q決算は、
当期純利益6,792億円(前年比▲1,022億円)
特殊な事情なのですが、1Qに引き続き米国子会社のMUB(MUFG Union Bank, N.A.)の会計処理で損失が発生したため財務会計上の純利益は2,1310億円と大幅減益となっております。しかし、今後譲渡時の特別利益が4,481億円発生することからそれを勘案すると、純利益2,715億円となり、通期1兆円に対しての進捗も68%とまずまずの上期の仕上がりだったといえます!
三菱UFJフィナンシャル・グループ発足以来、2021年度に初めて最高益1兆円を突破しましたので、2年連続1兆円突破に向けて爆進中です!
MUBの評価額は四半期毎に低価法で評価するそうですが、今回は米国金利の上昇を受けて四半期末の評価損が拡大したため、財務諸表上は、大幅減益に見える形となってしまいました。
クロージングまではこの評価変動が損益計算書にインパクトを与えるので3Qでも引き続き財務会計上の純利益と譲渡考慮後の実態純利益を分けて評価していく必要がございます。
それでは、もっと細かく2Qを見てまいりましょう!
損益計算書
三菱UFJフィナンシャル・グループの2023年3月期2Q決算は、
業務純益8,952億円(前年比+2,577億円)
当期純利益2,310億円(前年比▲5,503億円)
先ほどと重複いたしますが、当期純利益の部分はMUB株式関連で仕方ないにせよ、本業の業務純益8,952億円は見事です!!!
株安ですし投資信託を解約し、外債中心のポートフォリオに組み替える中で▲5,000億円程度の痛みが伴う中、貸出利ざやの改善、米国金利利上げ局面での外貨預金貸金収益増加(円安込み)で業務粗利益が向上したのが営業費用の増大を吸収してトータルで業務純益増益を実現しました。
銀行の損益計算書は、個人的にはソフトバンクグループよりも難しいと思っているので一歩ずつ慎重に見て参りましょう。
ただ、通期の進捗としては、米金利上昇や円安進行に伴い、通期のMUB貸出金評価損が期初想定比▲5,000億円拡大したことから与信関係費用が期初目標比▲5,000億円の▲8,000億円となってしまっているにも関わらず結局MUBの譲渡後はトータル純利益1兆円で着地すると言う点は考慮が必要でしょう。
この焦点となる与信の部分を詳細に解析してまいりましょう。
与信関係費用
メガバンクの決算といえば、鍵を握るのが与信関連費用です。今回2022年2Qの三菱UFJフィナンシャル・グループを確認しておきましょう!
MUB影響考慮後の与信関係費用▲2,438億円(前年比▲2,617億円)
です。確かに財務会計上は▲118億円に過ぎないのですが現時点で見込まれる将来損失を織り込んだ数字で通期は評価していくべきです。
こちらをご覧ください。
米金利上昇や円安進行に伴い、通期のMUB貸出金評価損が期初想定比▲5,000億円拡大しています。与信関係費用が期初目標比▲5,000億円の▲8,000億円となってしまっていますので、これを織り込んで結局MUBの譲渡後はトータル純利益1兆円で着地すると言う主張なのです。
ただ、本日1月15日現在、為替も130円程度に戻ってきてて円高になりつつありますので通期の与信関連費用も▲8,000億円から多少は薄まるものと考えます。
下記過去15年の与信費用の推移ですがリーマンショック後以上の過去最高の費用計上と現時点では見込んでおります。
持分法による投資損益
続きまして、今回の三菱UFJフィナンシャル・グループのキーの一つである持分法による投資損益です。
持分法による投資損益 2,392億円(前年同期比+208億円)
こちらは三菱UFJフィナンシャル・グループの上期の財務会計上の当期純利益を前年上期実績からブレークダウンさせたものです。
で、こちらはその三菱UFJフィナンシャル・グループの上期の財務会計上の当期純利益2,310億円を事業本部別にセグメント分けしたものですが、トレーディングなどを行う市場本部のマイナスを全てモルガン・スタンレー証券の持分法による投資損益が今回は不発に終わっていることから、本業では稼げても、夏にゴールドマンサックスの経営悪化もあった通り、世界的な株安で持分法による投資損益はあまり振るわなかったことがわかります。
ただ、顧客部門は4,018億円と手堅く増益で仕上げているのでここは評価できるポイントです。
次回こそは景気回復からの私が三菱UFJフィナンシャル・グループの決算分析記事を執筆するときによく申し上げる、
モルスタ砲💣💥!!!!
に期待したいと思います!
持分法による投資損益についてはこちらの記事にて詳細に以前ご説明しておりますのでご覧くださいませ。
前年は2,270億円だったのが、1,661億円ですからね。これからは三菱UFJフィナンシャル・グループもモルスタ砲一本足ではない収益ポートフォリオの多角化が求められます。
三菱UFJフィナンシャル・グループ 2022年度通期見通し
2022年度通期見通し
それでは2022年度の経営見通しですが、こちらが冒頭で少し触れました通り、三菱UFJフィナンシャル・グループの2022年度見通しですが、
最終利益10,000億円(前年比▲1,308円)
と今年のような爆益にはならないものの、最終1兆円は維持する見通しです。
ただ、個人的には、先ほどから何度も申し上げております通り、与信費用を通期▲8,000億円も織り込んでトータル純利益1兆円で着地するかどうかは非常に気になりますし、3Q決算ではいかにこの部分が焦点になってくると言えるでしょう。
ただ、中期経営計画での財務目標では、2023年度も引き続き純利益1兆円は維持するとしておりますし、
下記の通り、この上期でも躍進している顧客部門の「稼ぐ力」が着実に進展しているのは確かですので、長期金利が上昇して2023年は銀行の時代といわれる中でメガバンクの盟主こと三菱UFJフィナンシャル・グループがどこまでいけるか楽しみですね。
配当金につきましても、年初に発表していた自己株式取得3,000億円に加えてすでに1,500億円を上限とする取得を決議しており評価できます。
配当金32円(前年比+4円)
したがって、中期経営計画での約束どおり、配当性向40%を維持しますし、2022年度に関しては総還元性向84.4%と過去最高なので今後も三菱UFJフィナンシャル・グループの経営に期待ですね!
なお、三菱UFJフィナンシャル・グループの今後の戦略について申し上げます。
下記の通り、本業を構成する預貸金ビジネスですが、利ざやは国内は縮小の一途をたどっており、活路を見出すには2021年通年通じて上昇の一途をたどった海外貸出ですが、これが米国金利上昇により上昇しているのでこの流れはいいですね!
貸し出し金利回りは2.94%とほぼ3%となっており、この利上げ局面で三菱UFJフィナンシャル・グループの本業の収益強化が大きく期待できる点です。
ただ、利上げによって企業の設備投資が減って、業績悪化、貸し倒れ懸念からの引当金計上といういつもの流れになるリスクもきちんと踏まえておくべきです。
まとめ
最後に三菱UFJフィナンシャル・グループの最新株価を確認してまとめとさせていただきます。
こちらはここ6ヶ月の三菱UFJフィナンシャル・グループの株価推移ですが、年末の黒田さんの利上げ発言から異次元の爆上がり状態です。

リーマンショック前の1,000円台へ回復するという15年ぶりの奇跡にいま私たちは立ち会っていると言えるでしょう。

金利上昇すると、本業の業務純益にはプラスですが、モルスタ砲を有する三菱UFJフィナンシャル・グループの持分法投資損益にはマイナスなのですが、状況的には本業でプラスになるので2022年は海運の時代、2023年は銀行の時代となるかしっかりと3Q決算で見極めていきたいところです!
2月2日の3Q決算につきましても分析の上、速やかにご報告申し上げます🙇♀️
本日の報告は以上となります。
さて、2022年はコストプッシュ型インフレに端を発した昨今の円安より、大円安時代に突入しましたが、急激な利上げで反転することが想定されます。
三面等価の原則が成り立たない未曾有の事態に、将来の含み益ということで期待するのではなく現在のキャッシュフロー改善に目を向けるキャッシュフロー投資をポートフォリオに加えるべきです。
したがって、今後はポートフォリオに高配当日本株の銘柄を組み込むことをオススメし、その専用口座として松井証券の口座を開設することを強く進言申し上げます🙇♀️
松井証券は、日本株しか取り扱っていませんが、一日の約定代金50万円まで手数料ゼロ円です!!
なんと、SBI証券や楽天証券が約定ごとに課金されるのに対し、
松井証券だけは100万円まで無料です!!!

【引用】MINKABU THE INFONOID, Inc.様
当ブログでも何度も申し上げております通り、戦略銘柄と位置付けている三菱商事、三井物産が減損して再び買い増ししようと思った時、100万円までであれば少なくとも200株は買い増しできるわけですし、定期積立でもナンピンでもとにかく使い勝手が良いです!
円建てで高配当のキャッシュイン資産を構築することが必要ですし、その準備としても日本株専用の松井証券の口座を持つことは極めて意味があります!
銘柄のポートフォリオだけではなく、用途別の証券口座も複数持ってポートフォリオを構築すべきです!
松井証券は長い歴史を持つ証券会社でありながら、インターネット取引を最初に導入したり、常に革新的なアイデアを取り入れる証券会社です。
最大手SBI証券や楽天証券と競合してよりよいキャンペーンも定期的に行っているのが魅力的ですね!ぜひとも日本株証券口座=松井証券のということで解説を強くオススメします!
もしよろしければご覧になり、勉強して頂ければと思います!
家計簿PL、家計資産残高(BS作成)、企業の決算分析とこの資本主義社会を賢明に戦い抜く武器を身につけることができます!
これでも難しい方は初心者用としてこちらがオススメです!!
今月5月はいよいよ3末決算企業の通期決算発表シーズンであり私の本業発揮の時期です!高配当で魅力的な戦略銘柄中心に決算分析記事をご報告させていただきたく存じますので、引き続きさとり世代の株日記をご愛顧の程お願い申し上げます🙇♀️
2022年3月期分析企業記事
https://non-labor-dreamer.com/sogoshosha-004
長くなりましたが、今回もお付き合いくださりありがとうございました😊
また次回の記事でお会いしましょう〜
最近のコメント