せーの、全員HAWKS 鷹!鷹!鷹〜〜!!
今月から宮崎で始まりましたホークス春季キャンプ、栗原選手が副キャプテンに就任して副キャプテンマークをもらって復活を誓いました!
サードレギュラー奪取期待しております!今年は絶対に日本一奪還しますよ🦅🦅🦅🦅🦅

【出典】ホークスNEWS★副キャプテン出しゃばりすぎ?(2023/2/3.OA)|テレビ西日本様
ついに、今週からは総合商社の2022年度3Q決算が始まってまいりました!
参考までに三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅の記事はこちらとなります!
あとは、総合商社顔負けの事業投資を行うオリックスも!
ついに本丸!私の保有銘柄の中でも最大のポーションを占める三菱商事の2022年3Q決算につき迫りたいと思います!
参考までに前回の三菱商事2021年度通期決算分析記事はこちら↓
2021年度は各社大勝利決算となった一年でした!2022年度は双日以外は減益の見通しを示している正念場となる年です!
※2022年も引き続き、上位3社である三菱商事、三井物産、伊藤忠商事が首位争いを展開しておりますが、円安と資源価格の高騰を受けて、三菱商事、三井物産の快進撃が顕著です。住友商事と丸紅も通期当期利益を5,000億円に乗せるなど総合商社全体が21年度に引き続き好調な様子が見て取れます。
当期利益(億円) | 22年度2Q実績 | 見通し(2Q時点) | 進捗 |
三菱商事 | 7,200 | 10,300 | 70% |
三井物産 | 5,391 | 9,800 | 55% |
伊藤忠商事 | 4,830 | 8,000 | 60% |
住友商事 | 3,502 | 5,500 | 64% |
丸紅 | 3,147 | 5,100 | 62% |
豊田通商 | 1,512 | 2,700 | 56% |
双日 | 789 | 1,100 | 72% |
個人的にも三菱商事の割合がポートフォリオで最大を占めるので、私含め三菱商事ホルダの皆様にとっては今回の3Qも大注目の決算だと思います!2Q終了時点で進捗2Q時点の通期10,300億円に対して70%なので3Qでもさらなる通期上方修正が期待されますね!
それでは早速、三菱商事の2022 年3Q決算につき見ていきましょう!
三菱商事 2022年3Q度決算
2022年度3Q決算 損益計算書
当期純利益9,558億円(前年差+3,110億円)
三菱商事、よくやった!!!素晴らしい!総合商社業界の盟主はこうでなければ!
まさか4Q残してほぼ純利益1兆円に肉薄する数字を叩き出すとは、恐れ入りました🙇♀️
後述いたしますが、さらなる通期上方修正と追加の株主還元策増配+25円と自己株式取得+1,000億円も発表されました。
2022年度3Qは、+3,110億円の増益で、もちろんQ利益史上最高額を叩き出しましたし、
なにより
第3四半期時点で、通年の過去最高益を叩き出しました、は草。
自動車・モビリティ、総合素材も、 第2四半期に引き続き堅調ということで、
肝となっている三菱自動車も先日の3Q決算で好調さを維持して通期見通しが前年比2倍と回復したことも三菱商事のモビリティセグメントにはプラス材料でした!
ただ、三菱自動車も為替の恩恵を十分に享受した2022年度の経営成績であることおはきちんと認識しておくべきです。
持分法損益の仕組みについてはこちらをご覧下さいませ🙇♀️
これらを頭に入れて頂いた上で、下記の図でも整理しておきましょう。
金属資源は、2,480億円→3,851億円(前年差+1,371億円)
天然ガスは、851億円→1,156億円(前年差+305億円)
自動車・モビリティは、858億円→1,188億円(前年差+330億円)
複合都市開発は、303億円→1,163億円(前年差+860億円)
といつもは地味な複合都市開発の売却益という要素はあるものの、やはり資源商社としての金属資源のプラスは2021年度同様凄まじいものがあります!
そして、下図は、先ほどのグラフベースの通期利益の前年比較を、数字で表現した図になります。
三菱商事の当期利益は市況に左右されにくい事業系と市況に左右される市況系の2つに分かれていて、11時点の通期利益10,300億円は市況系の金属資源3,990億円と天然ガス1,320億円を含みますから、三菱商事とはいえ、半分以上は市況系頼みの2022年度見通し10,300億円と認識すべきです。
(資源商社と揶揄される三井物産のことを言えない。)
で、その中で今回は、鍵を握る市況系から金属資源、天然ガス、事業系から自動車・モビリティ、複合都市開発の3事業、計4事業をざっくりレビューして参りたいと思います!
金属資源グループ
まずは三菱商事の3Q当期利益9,558億円の約半分も貢献する中核事業である金属資源グループです。
金属資源は、2,480億円→3,851億円(前年差+1,371億円)
11月時点見通しが3,990億円だったことを考慮するといかに上振れした数字であるかがわかりますね!
豪州原料炭事業における市況上昇をプラスに受けた形となります!
この金属資源の今後の利益は、あくまで下記の通り銅市況が堅調であるのを前提としていることを忘れてはいけません。
銅地金(US$/MT)ですが、21年年初7,826→11月9,017→22年2月9,502→5月9,692→8月9,513→11月8,069→23年2月8,189となんとか引き続き8,000台は維持しているものの、これが永続するかどうかは保障はないので、高騰する市況に恵まれた利益であると謙虚に受け止めるべきです。
2022年度利益という短期の視点では良いかもしれませんが、今後は脱炭素などの社会問題をビジネスで解決する三菱商事としてはいつまでも石炭などの二酸化炭素関連頼りのビジネスに依存すべきではありませんね。
後述いたしますが、2022年度見通しが11,500億円に上方修正されましたが、最もその要因となったのは+1,400億円の資源価格要因ですのでこの金属資源がらみであることがわかります。
天然ガスグループ
そしてこちらは通期見通し1,200億円をほぼこの3Qで達成した天然ガスグループです。
天然ガスは、851億円→1,156億円(前年差+305億円)
昨年もそうですがスロースターターである天然ガスですが、最も恐れていたロシアLNG関連の減損がなかったので、その意味で胸をホット撫でおろしました。
今回の通期見通しの上方修正では、通期1,700億円にさらに積み増しました。さすが、三菱商事ですね。
2022年度の年初から懸念していたロシアLNGですが、三菱商事もどうなのかなと心配していたのですが、決算資料に特に言及がなかったためホッとしております。
自動車・モビリティグループ
次に2022年度爆損となり、2021年度は1点大復活を遂げ自動車・モビリティセグメントについてです。
2022年度は通期980億円の見通しでしたが、
自動車・モビリティは、858億円→1,188億円(前年差+330億円)
と大きくAchieve!
やはり、自動車需要が好転してアジア自動車事業における持分法利益増加もありますが、三菱自動車が赤字ではなく黒字化してしかも前年比純利益2倍になってくれたのが大きいです!三菱商事の持分法利益もこれで爆益計上できたのが大きかったです!
下記の通り、三菱自動車の3Q決算で前年比2倍の通期見通しが11月に引き続き据え置かれております。
三菱商事の同社持分は20%であるため、三菱自動車の持分法利益は大きいです😁
複合都市開発グループ
そして22年度1Qから早速利益貢献に資した複合都市開発です。
複合都市開発は、303億円→1,163億円(前年差+860億円)
前年400億円、今期は1,200億円でありながら一過性の不動産売却益とはいえ1,046億円の利益実現は立派です。
通期は1,200億円から1,230億円で最終見込み化。十分に上期で働いてくれたのであとはこの通り4Qを仕上げていただければ結構です。
正直、地味すぎて、今までこんなセグメントあったっけというのが実感でした笑
三菱商事の事業ポートフォリオの多彩さを改めて感じさせられますね。
三菱商事 2022年度業績見通し 損益計算書
それでは、この3Qをもって過去最高の通期当期利益を達成した三菱商事の2022年度通期業績見通しの損益計算書を見て参りましょう!
当期純利益11,500億円(前年差+1,200億円)
素晴らしいですね、ほぼ純利益1.2兆円決算ですか、恐るべき三菱商事!
追加の株主還元も+25円の増配と、+1,000億円の自己株式取得で総還元性向38%です!
もう4Qを残してリスクも少ないとしてリスクバッファも300億円分吐き出しておりますし、もう堅い見通しであると言えそうですね。
三菱商事 中期経営計画2024に対する進捗
三菱商事は、前回5月に2021年度決算および2022年度経営見通しの発表と同時に3ヶ年の中期経営計画2024についても発表いたしましたので、この2022年度が3ヶ年の中期経営計画2024の初年度なのでその進捗に対する評価をしていきたいと思います!
ちょっとこれ以上書くと量が多すぎるので、別途下記の記事にてご報告させて頂きましたのでご確認くださいませ🙇♀️
三菱商事が2022〜2024年度までの3ヶ年の中期経営計画2024において重視しているのが「価格要因を除いた利益」です。
今回下記のように資源価格要因で+1,400億円の上振れが生じましたがこのような外部環境のラッキーを除いた実力での通期見通しは2022年度は7,300億円です。
2024年度で8,000億円としておりますので、元々の目標が低かったのか、2022年度の実力が思った以上に大きかったのか、その判断は2023年度を見てみないとわかりませんが、この数字だけ見てみると、2024年度の目標8,000億円に初年度で迫れていて悪くはないです。
キャッシュ・フロー
三菱商事の2022年度3Qの営業収益キャッシュ・フローは、
営業収益キャッシュ・フロー10,123億円
となり、三菱商事が2022〜2024年度までの3ヶ年の中期経営計画2024において定めている毎年年間1兆円という目標は3Q時点で達成していると言えます。これについては素晴らしいと言えます。この潤沢なキャッシュインがあったからこそ今回の増配+25円の計180円/年と自己株式取得+1,000億円の計1,700億円が宣言できました。
で、このキャッシュ1兆円超は、株主還元のみならず下記のように次世代の事業投資に適切に投下するとしており、下記のような戦略領域3分野に当てられております。
三菱商事がEXとDXを重視しているのがわかりますね。
で、これらをもって三菱商事は下記の定量目標を達成しするとしております。引き続き私のマイポートフォリオ最大の銘柄として株主利益に資する企業経営に強く期待します。
三菱商事 株価
三菱商事の株価は、ここ1ヶ月軟調で、軟調です。
今回の決算発表が昨日の15時以降だったので、来週の爆上がりが期待です!!!

今期は3Q時点で通期の最高益を達成しておりますし、経営成績だけ見ると悪くはないように見えます。
ロシアLNG減損なども今の所は引き続き認識していないのですが、正直配当の点では課題はありますよね。
中期経営計画2018では、最終年度2021年度で当期利益9,000億円で配当性向35%だと配当200円と言いましたが、おかしいですよね。
2022年度は11,500億円なのに、総還元性向が38%ですか、配当性向を計算してみると、
年間配当金180.00/EPS788.96=22.81%ということでだいぶ足りていませんね。
1兆円決算と言っておきながら、経営陣が自己株式取得でごまかしている感じは否めません。

とはいえ、来週月曜日の値動きが楽しみです!
三菱商事 通期決算総括
三菱商事の3Q決算ですが、1兆円決算というのは喜ばしいですが、株主還元については自己株好き取得で増配の幅の不足をごまかしてお茶を濁している感じが否めません。
今期も三菱商事が総合商社レースではトップを走っていくでしょう。
もう三菱商事には、他の総合商社と比べて勝った負けたを競う次元からは卒業して、とにかく株主利益に資する経営にフォーカスするもう一歩上の次元でのレベルを期待したいです。
このために今後3年間でどうやっていくのかという議論になるので、中期経営計画2024の分析記事も是非ともご覧くださいませ🙇♀️
私も私の両親も三菱商事の株をそこそこ持っており、我が一族の金融資産も三菱商事の業績に左右されるので、特に頑張ってほしい総合商社であることに変わりはありません!
さてと、これが終わったら、三井物産の3Q決算分析書きますよー!🔥🔥🔥🔥
怒涛の総合商社の2022年度3Q決算発表ラッシュが続きますがが、引き続きご報告させていただきます🙇♀️
本日の報告は以上となります🙇♀️
さて、昨年2022年はコストプッシュ型インフレに端を発した昨今の円安より、大円安時代に突入しましたが、2023年は急激な利上げで反転することが想定されます。
物価高、上がらぬ賃金、防衛増税、株式投資等の金融所得課税の可能性など家庭のキャッシュを両化させつつ投資生活を送ることが大切です。
三面等価の原則が成り立たない未曾有の事態に、将来の含み益ということで期待するのではなく現在のキャッシュフロー改善に目を向けるキャッシュフロー投資をポートフォリオに加えるべきです。
したがって、今後はポートフォリオに高配当日本株の銘柄を組み込むことをオススメし、その専用口座として松井証券の口座を開設することを強く進言申し上げます🙇♀️
松井証券は、日本株しか取り扱っていませんが、一日の約定代金50万円まで手数料ゼロ円です!!
なんと、SBI証券や楽天証券が約定ごとに課金されるのに対し、
松井証券だけは100万円まで無料です!!!

【引用】MINKABU THE INFONOID, Inc.様
当ブログでも何度も申し上げております通り、戦略銘柄と位置付けている三菱商事、三井物産が減損して再び買い増ししようと思った時、100万円までであれば少なくとも200株は買い増しできるわけですし、定期積立でもナンピンでもとにかく使い勝手が良いです!
円建てで高配当のキャッシュイン資産を構築することが必要ですし、その準備としても日本株専用の松井証券の口座を持つことは極めて意味があります!
銘柄のポートフォリオだけではなく、用途別の証券口座も複数持ってポートフォリオを構築すべきです!
松井証券は長い歴史を持つ証券会社でありながら、インターネット取引を最初に導入したり、常に革新的なアイデアを取り入れる証券会社です。
最大手SBI証券や楽天証券と競合してよりよいキャンペーンも定期的に行っているのが魅力的ですね!ぜひとも日本株証券口座=松井証券のということで解説を強くオススメします!
もしよろしければご覧になり、勉強して頂ければと思います!
家計簿PL、家計資産残高(BS作成)、企業の決算分析とこの資本主義社会を賢明に戦い抜く武器を身につけることができます!
これでも難しい方は初心者用としてこちらがオススメです!!
当ブログでは、高配当で魅力的な戦略銘柄中心に決算分析記事をご報告させていただきたく存じますので、引き続きさとり世代の株日記をご愛顧の程お願い申し上げます🙇♀️
2022年3月期分析企業記事
https://non-labor-dreamer.com/sogoshosha-004
長くなりましたが、今回もお付き合いくださりありがとうございました😊
また次回の記事でお会いしましょう〜
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