海外駐在員の仕事・待遇・生活

フマーユーン

まずは、当ブログをご覧になっている方が会社員であるとします。

会社員が短期間にがっつり稼げる機会こそが”海外駐在”であり、若くしてまとまった金融資産を構築したい会社員は自ら手をあげて挑戦すべきです。

言わずもがなですが、投資の基本とは、長期・分散・積立の3つです。

若いうちに海外駐在に挑戦してさえいれば、投資原資となる金融資産において、日本でずっと働いていた同期と比べて圧倒的な差をつけることができます。

あとは、帰国後、お好みの銘柄を選ぶ至福のひとときを感じつつ好きな銘柄からの配当を得るもよし、グロース銘柄に挑戦してキャピタルゲインを得るもよし、ご自身の金融資産残高が増える喜びを感じることができます。

今回は海外駐在員の待遇をメインに、海外駐在員が資産形成にどうプラスに寄与するかを論じていきたいと思います。

資産形成に必要な情報は、「駐在員の待遇」に集約されておりますので、お時間ございません方はそこまで飛ばしていただければと思いますw

海外駐在員とは?

海外駐在員とは、その名の通り、日本法人本社の海外子会社や海外合弁子会社に出向して、現地社員として現地の「海外」の会社に「駐在」して働く会社「員」のことを指します。

日本国の非居住者となる条件が、「海外に1年以上滞在する人」と定義されているので、ここでは1年以上、現地の会社で働く社員のことを指します。

海外駐在員の仕事

私の場合、2021年4月に現地の合弁子会社に出向し、すぐにインドでのコロナウイルス感染者および死者数が急激に増えたため、リスクが高すぎるとして1ヶ月も経たないうちに緊急帰国となりました。

ですので、4月もコロナ禍で感染者数が毎日激増していたので、インド国内出張はおろかオフィスにすらいけずにずっと在宅勤務でしたので、ここではもしコロナ禍がなければ私が担当したであろう業務について申し上げます。

インドコロナ

東京本社に現地情報を伝える

駐在員の仕事は現地での営業・マーケティング、研究開発、ロジスティクスのサポートと多岐に渡りますが、一言で言えば、株主である東京本社に対して「現地の生の情報を伝える」に尽きます。

(大体の場合が、東京本社の資本が注入されて現地子会社が設立されるので、子会社にとって親会社は株主という関係)

現地の生の情報を伝えるということに尽きるのですが、どうやって生の情報を掴むのか、アクティビティとして下記のようなものがあります。

国内出張(現場巡回、販売会社を訪問)

東京本社からわざわざインドに出張して顧客と合うのには限界があるため、駐在員が東京本社の営業部員に代わって、現地販売会社を訪問して販売状況、競合製品情報、在庫の状態などの営業情報を会って聴取します。

海外子会社を設立して、駐在員を常駐させる理由はここに尽きるのではないのでしょうか。

私もコロナ禍さえなければ、常に出張に行って、ネオコンはいつオフィスにいるんだ!?と言われるくらい現場を回れと赴任前に東京の上司に言われました。

現場巡回

また、ただ販売会社と会ってお茶して握手して終わり、というビジネス会議だったら良いのですが、現場巡回という、なかなか泥臭い営業イベントがあります。

これは、現地の販売会社が一般消費者に対してプロモーション集会を開いたり、現地の末端の小売店を訪問して製品のブランド認知を促進するものです。

とにかくこれがキツイ。

プロモーション集会では、親日国のインドでは日本人は神様という風に大変ありがたいことに捉えてくださっているので、とにかく写真撮影なり握手なりが大変。

インドに行ったらアイドルになれるというのは本当なんです。

末端の小売店訪問では、わからないヒンディー語の会話を永遠と真剣に聞いて、出されたミネラルウォーターではない水を飲んだふりしながら、油ギトギトのお菓子を食すという厳しいイベントが待ち受けています。

私自身が社内では若手に分類されてしまうが故に、東京時代でも何度もこの現場巡回をに参加させられて大変でした。駐在によりこの回数が増えるとなると恐怖です。

国内出張(研究者や開発担当者に随行)

東京から出張に来た顧客メーカーさんの研究者や開発担当の方をアテンドして、インドの現地技術者と合う会を取り持つという出張。

先ほどに比べて全然苦ではありません。

国内出張(東京本社の偉い方の観光アテンド)

東京から出張に来た本社の偉い方は実質的な会議は30分くらいだが、翌日からの観光は2〜3日あるというのはよくある話。

きちんと観光のタイムスケジュールを作成してアテンドせねばならないという仕事。

東京時代はこんな美味しいかばん持ち出張は随行したことがないので、今後、コロナが収束次第現地でもてなす側に回りそうですね。

現地会社の運営(財務関連)

あとは、会社を運営する以上、管理会計、財務会計とは切っても切り離せませんので、現地の財務担当者と協議しつつ、四半期決算、本社から頂くサービスフィー資金管理とかです。

海外駐在員の待遇

さて、お待たせしました。

資産運用に必要な情報、金銭・非金銭面における待遇についてです。

資産運用に大切な本項目は別記事でも詳細にご説明させていただいておりますので、ぜひこちらの記事もご確認ください!

給与

給与は大きく分けて3つあります。

海外給与、国内給与、ハードシップ手当の3つです。

海外給与:その名の通り、海外で解説したご自身の銀行口座に毎月現地法人経理担当者より現地通貨建てで振り込まれる給与です。

国内給与:こちらは日本で働いていた時と同様に日本時代に使っていた口座に毎月円建てで振り込まれる給与です。インドで散財することはまず無いのでこちらの円建て金融資産こそ帰国後のタネ銭の主たるものとなります。

ハードシップ手当:日本語で危険地域手当てと訳します。その名の通り、日常生活をおくるのが極めて困難とされる国に赴任している駐在員に対して与えられる手当て。

中東・アフリカ・南米といった後進国に手厚く、韓国、欧州、米国といった日本と同水準の生活が送れる先進国に対してはゼロか微小というのが実態です。

ちなみにインドはハードシップレベルが弊社基準でマックスに設定されておりましたので、この恩恵は最大限享受することができました。

(まぁ実生活考えてみると本当に酷い国なので妥当と言えばどの通りです)

税金関連

続いて税金についてです。

所得税

海外において役務サービスを提供している以上、海外現地国に対して所得税を収める義務が生じます。

しかし、現地国で発生する所得税は会社が負担するので、所得税は実質無税です。

社会保障費

厚生年金、雇用保険、健康保険、といった社会保障費は全て会社負担です。

故に、社会保障費は実質無税です。

住民税

その年の1月1日に日本にいた場合、その年の12月31日まで住民税が発生します。

住民税の支払いはその年の6月〜翌年5月まで。

私の場合、図らずも今年2021年1月1日は日本にいてしまったがために、2021年分の住民税を2021年6月〜2022年5月まで支払わねばなりません。

下半期に海外駐在が決定している場合、何かなんでも年末までに出国することが肝要です!

以上の通り、海外駐在員は税務面で非常に恵まれていると言えるでしょう。

住環境

途上国であればあるほど、駐在員の身の安全を守ることが第一という力学が作用するため日本では絶対に住めないところに住むことができます。

私の場合は、日本人駐在員も多数いる高層マンションに住ませていただきました。

地上100m超、ベットルーム、トイレバス、書斎がそれぞれ3つで家賃30万円でした。

日本では社宅に住んで家賃を最小限にして蓄財している私とはまるで別人かのような待遇でした。

海外駐在員のプライベート

仕事、待遇ときましたので、最後に駐在員の土日の過ごし方、プライベートについてお伝えします。

駐在員のプライベートは旅行し放題、マンションのクラブハウスに入れば、クラブハウスのジム、テニスコート、プール、ラウンジ使い放題です。

インドという娯楽のない絶望的な国とはいえ、そこそこ楽しめるものです。

下記の記事に、私の1ヶ月未満の駐在生活で唯一行ったデリー観光の記事をまとめましたので、駐在生活が継続していましたら毎週こんな感じで旅行三昧だったんだと思います。

フマーユーン
4月10日は到着して身の回りの住環境を整えるのにも一息ついたということで、デリー市内に観光に行きました。 日本からの海外出張時には観光など...

半日で5,000円(アクシデントさえなければチップ込み3,500円でOK)しか使っていないので、物価の低いインドならではコスパの良さも魅力の一つ!

海外駐在員の仕事・待遇・プライベート総括

以上より、ザックリではありますが、ごくごく平凡な会社員が海外駐在員になったときの一般的な概要を申し上げました。

我々サラリーマンがなぜ働くのか?という問いに対しては、生活していくため、金を稼ぐためという答えが間違いないのは間違いありません。

しかし、それと同時に65歳までのご自身の身体が何不自由なく動くこの人生の大部分を占めるこの期間にどれだけ金融資産とは関係ない部分で、充実感のある人生を過ごすことはそれ以上に大切なことであると思います。

死ぬ時になって、後々の人生のためにと思って金融資産を構築することに精一杯な65歳までの人生を送ってしまい、結局マネーフォワードの金融資産残高の残高のみを機にする人生で終わってしまったということは避けねばなりません。

そんな中、ありきたりではありますが、会社の金で、所得も増え、大幅な節税もでき、日本では住めない部屋に住めて、海外旅行に行き放題な海外駐在は、ご自身の人生トータルで見た時にご自身の人生を金勘定抜きで豊かなものにしてくれると考えます。

もちろん、海外は危険だし、日本が快適だし、日本にいればしなくていい苦労をわざわざ海外にまで行ってする意味がわからないというご意見は最もだと思います。

そういう風に海外=リスクと考える人以外は、一度きりの人生です、一回は挑戦してみても良いのではないかと思います。

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