せーの、全員HAWKS 鷹く〜〜!!
どうも〜、シンディアです!
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
さて本日は、JT共和国の国民の皆様も多数いらっしゃるであろう、我が国の代表的高配当株、日本たばこ産業(JT)の2022年12月期の第1四半期決算につき、解説させていただきます。
他の戦略銘柄の分析を優先していてJT共和国の分析が遅くなり申し訳ございませんでした🙇♀️
昨年2021年度1Q、2Q決算の記事はこちら↓
昨日29日の株式市場が閉まった15時より早速2022年12月期2四半期決算が発表され、非常に良い決算であったということで早速2Q決算の分析結果をご報告させて頂きます!
日本たばこ産業(JT)は29日、2022年12月通期の連結純利益(国際会計基準)が前期比7%増の3,620億円になりそうだと発表した。従来予想は5.2%増の3,560億円で、増益幅が拡大する。たばこの世界販売数量は3%程度減少するものの、為替の円安進行がプラスに働き、日本やフィリピン、トルコなどの価格改定の効果もあって利益が伸びる。
売上高にあたる売上収益は前期比7%増の2兆4,860億円と従来予想から1,710億円増える見込みで、減収予想から一転増収になる。営業利益は10%増の5490億円を見込む。たばこの資源価格高騰や、紛争が続くロシア・ウクライナで製造したたばこの輸出が滞る影響があるものの、為替の円安進行で上方修正した。配当予想は据え置いた。
売却を検討しているロシア事業については、4月に発表した「グループ経営からの分離を含めた選択肢の検討」を継続するとした。オンラインで開いた決算説明会で、JTの見浪直博副社長は「現在は事業運営を継続しているが、分離という決断が必要になれば即座にできるように準備を整えている」と述べた。
同日発表した2022年1~6月期の連結決算は、売上収益が前年同期比11%増の1兆2,668億円、純利益が17%増の2,640億円だった。たばこ、医薬、食品すべての事業で増収になった。
JT共和国の国民も皆歓喜🤗🤗🤗
一時は死ぬのではないかと思われたJTですが、円安という神風が吹いて通期も上方修正ということはJT共和国の国民の皆様も一安心だったのではないでしょうか。
当ブログでも、JTの記事を書くたびに何度も申し上げていることなのですが、2020年通期決算分析の記事にてご報告させていただいました通り、前期2021年12月期は上場以来初の減配となることを宣言した初めての会計期間です。

【出典】日本たばこ産業株式会社
今期は日本たばこ産業(JT)は2018年度レベルの配当150円を実現できるだけの経営成績を残せそうなのか!?
それでは早速、日本たばこ産業(JT)の2022年度12月期の第2四半期決算につき一緒に見ていきましょう!

【出典】日本たばこ産業株式会社
日本たばこ産業(JT) 2022年12月期2Q実績
損益計算書
それでは、日本たばこ産業(JT)の2022年12月期2Qの損益計算書を見ていきましょう!
下記の通り、一番上の売上高から当期利益まで全て増収増益となっております。
当然のごとく為替の追い風はあるものの、タバコ事業におけるプライシングの奏功が引き続き続いていることなどで調整後営業利益が+8%程度の伸びであるのは評価できます!
下記は、2021年度までの調整後営業利益の推移ですが、国内市場が縮小するという大きな流れは変わらないため、毎年最大の割合を占めるのが海外たばこであり、この海外たばこの仕上がりが全社単位の調整後営業利益の出来に直結すると考えて差し支えありません。
国内市場が縮小するという大きな流れは変わらないため、日本たばこ産業(JT)の全社的な数字の計は海外にありというスタンスを頭の片隅に置いて頂ければと思います。
それゆえ、今の円安相場は空前の追い風であることをご認識くださいませ。
海外たばこ事業
そこで、主力となる海外たばこ事業を見てみましょう。
今回の2Q決算では、一定の国ではそう需要の減少が見受けられながらも、円安という神風とEMAでの伸長および日本における新製品Ploom Xの伸長で、数量実績としては前年比若干微減という結果となっております。
しかし、一定の国での需要減というネガティブな要因も、EMAや日本を中心としてプライシング効果が打ち消しプラスに持って行ったことから、前年と同一為替ベースであったとしても営業利益は+6.5%としっかりと結果を出した2Q決算であったと言えます。
こちらがサマリーとなりますが、UKなどでネガティブな需要減があるものの、トルコのプライシング効果を中心としたEMAの巻き返しでトータルではプラスに仕上げた2Q決算となります。
国内たばこ事業
いつもは一番大きい海外事業だけ触れて、縮小していく国内事業については言及しないのですが、せっかくなので国内市場についても軽く触れておきましょう!
日本たばこ産業(JT)は21年3Qから期待の新製品Ploom Xを投入して、そのシェアは7.6%にも伸びてきました。
フィリップモリス社のiQOSが大きな敵として立ちはだかっておりましが、なんとかJTも巻き返しを図っているところです。
日本たばこ産業(JT) 2022年度全社業績見込
損益計算書
今回の円安や好調なタバコ事業の躍進を受けて、日本たばこ産業(JT)は前回の1Q決算時に2Q決算の時に発表すると宣言していた通期の修正見込みを発表いたしました。
その前提が、昨今話題のロシアリスクをどう織り込むかという点なのですが、日本たばこ産業(JT)の調整後営業利益のロシア市場における割合は17%とかなり無視できない数字でありますが、今後、日本たばこ産業(JT)のグループ経営から分離することも辞さないことを述べております。
ロシア分の調整後営業利益17%が吹っ飛んでしまうことも覚悟した上で、通期の修正見込みをご報告申し上げます。
ロシアリスクについては下記にてご報告しておりますのでご覧くださいませ。
それでは、日本たばこ産業(JT)の2022年12月期の修正版の通期見通しについて確認しておきましょう!
日本たばこ産業(JT)は29日、2022年12月通期の連結純利益(国際会計基準)が前期比7%増の3,620億円になりそうだと発表した。従来予想は5.2%増の3,560億円で、増益幅が拡大する。たばこの世界販売数量は3%程度減少するものの、為替の円安進行がプラスに働き、日本やフィリピン、トルコなどの価格改定の効果もあって利益が伸びる。
ロシアが安定的に事業継続できる前提ではございますが、
本業利益も最終利益も今期は逆転できてかつてのレベルに回帰できそうな期待感を持つことができそうです!
ただ、為替一定ベースの、調整後営業利益では、当初見込から▲4.5%と若干為替の影響を借りた円建ての利益計画であることは考慮しておくべきです。
そして、ポイントとなるのは、配当原資となるFCF(フロー・キャッシュ・フロー)が3,880億円と年初よりかは+460億円と増えたもののもっと厚くしていかねばならない点が懸念点です。
日本たばこ産業(JT)の最大の旨味は高配当ですもんね!キャッシュについては特に我々JT共和国の国民はチェックしております🤗
2022年12月期は減配に転じた2021年12月期の配当140円から150円への増配を行なって2018年度と同じ配当を支払うレベルへの復活を計画しておりますので前年比減となったフリー・キャッシュ・フローをより多く確保するためには、もっと高いレベルと目指す必要がありますね。
日本たばこ産業(JT) まとめ
本日は、日本たばこ産業(JT)の2022年2Q決算の分析、報告をさせていただきました。
最後に、日本たばこ産業(JT)の市場からの評価についてみておきましょう。
まずはこの6ヶ月間での推移ですが、7月29日の今回の2Q決算までは回復基調を見せておりました。

しかし、5年間推移で見ますと、たばこ離れ、たばこ銘柄ゆえにESG銘柄から除外されるリスク、止まってしまった増配記録など風当たりの強い日本たばこ産業(JT)を取り巻く経営環境が今の厳しい株価という形で表出してしまっております。

とにかく重要なことは、ロシアリスクはあるものの、いかにEMAなどの市場での拡販、日本での新製品の伸長をしていくかです。
また、いくら利益が取れたとしても、配当原資となるフリー・キャッシュ・フローが下方修正されることでさらに2022年度配当150円が厳しくなりますので、引き続き次回の3Q決算はかなり注視しておくべきです。
また3Q決算の記事も追ってご報告させて頂きますので、JT共和国の皆様は引き続き2022年度のJT共和国の経営を応援しましょう!
本日の報告は以上となります🙇♀️
さて、今後はコストプッシュ型インフレに端を発した昨今の円安より、大円安時代に突入することが想定されます。
そのような環境下では従来通り、米国株インデックスに思考停止のまま投資して良いのかよく考えるべきです。
三面等価の原則が成り立たない未曾有の事態に、将来の含み益ということで期待するのではなく現在のキャッシュフロー改善に目を向けるキャッシュフロー投資をポートフォリオに加えるべきです。
したがって、今後はポートフォリオに高配当日本株の銘柄を組み込むことをオススメし、その専用口座として松井証券の口座を開設することを強く進言申し上げます🙇♀️
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なんと、SBI証券や楽天証券が約定ごとに課金されるのに対し、
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【引用】MINKABU THE INFONOID, Inc.様
当ブログでも何度も申し上げております通り、戦略銘柄と位置付けている三菱商事、三井物産が減損して再び買い増ししようと思った時、100万円までであれば少なくとも200株は買い増しできるわけですし、定期積立でもナンピンでもとにかく使い勝手が良いです!
コストプッシュ型インフレ、大円安時代を生き残るためには、この円安の時期にドルを買って米国株を買うだけが全てではありません。きちんと円安の時は円建てで高配当のキャッシュイン資産を構築することが必要ですし、その準備としても日本株専用の松井証券の口座を持つことは極めて意味があります!
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家計簿PL、家計資産残高(BS作成)、企業の決算分析とこの資本主義社会を賢明に戦い抜く武器を身につけることができます!
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先月5月は3末決算企業の通期決算発表シーズンであり私の本業発揮の時期でした!
高配当で魅力的な戦略銘柄中心に決算分析記事をご報告させていただいておりますので、引き続きさとり世代の株日記をご愛顧の程お願い申し上げます🙇♀️
2022年3月期分析企業記事
長くなりましたが、今回もお付き合いくださりありがとうございました😊
また次回の記事でお会いしましょう〜
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