せーの、火の鳥ニッポン!!
やりました!!!柔道、濱田尚里選手、金メダル🥇世界一🌎おめでとうございます㊗️

防衛省も濱田尚里選手の金メダル祝福「本当に応援ありがとうございました!」
どうも〜、ネオコンです😊
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
連日、東京五輪での日本人選手の活躍が目覚ましいですね!火の鳥ニッポン大活躍です👍
さて本日は、JT共和国の国民の皆様も多数いらっしゃるであろう、我が国の代表的高配当株、JTの2021年12月期の第1四半期決算につき、解説させていただきます。
昨年2020年12月期決算および、今期2021年度1Q決算の記事はこちら↓
本日の株式市場が閉まった15時より早速2022年3月期第1四半期決算が発表され、非常に良い決算であったということで早速1Q決算の分析結果をご報告させて頂きます!
✔︎上半期2021年1〜6月調整後営業利益は3,582億円(前年+24.5%)、四半期利益2,252億円(前年+30.5%)
✔︎通期計画を上方修正!!!通期調整後営業利益は5,170億円(当初見込み+420億円)、四半期利益2,720億円(当初見込み+320億円)
JT共和国の国民も皆歓喜🤗🤗🤗
当ブログでも、JTの記事を書くたびに何度も申し上げていることなのですが、2020年通期決算分析の記事にてご報告させていただいました通り、今期2021年12月期は上場以来初の減配となることを宣言した初めての会計期間です。

ZAI ONLINE様より
そして、上場以来初の減配見通しが示された今期2021年12月期繰り返し私が申し上げているポイントは以下の3点です。
JTの2021年12月期の当期利益2,400億円を考慮すると、減配後の配当130円ですら配当性向96%であり、JTは最大限の株主還元をしているといえます。
今後の前期レベルの154円の配当を実行するには、「経営計画2021」で示された連結配当性向75%に基づくと、2018年度に若干劣る約3,700億円レベルの当期利益が必要です。
来期の当期利益見通し2,400億円から1,000億円プラスして3,700億円レベルまで復帰させるのは、昨今のJTの置かれている企業環境を鑑みても極めて厳しいと考えます。
しかし、今回、通期見込みの上方修正がされたことで、当期利益が2,400億円から2,720億円に上振れすることで、私が定義する配当154円を実施するにあたっての理論当期利益3,700億円に少しですが近づくことができましたね。
何れにせよ、この上半期決算は期待できそうです!!
それでは早速、JTの2021年度の第2四半期決算につき一緒に見ていきましょう!
日本たばこ産業(JT) 2021年度2Q実績
損益計算書
それでは、JTの2021年度2Qの損益計算書を見ていきましょう。
下記の通り、1Q決算と同様に、一番上の売上高から当期利益まで全て増収増益となっております。
前回1Qの時は前年1Q比+21.3%でしたが、今回上半期実績は、前年上半期比+24.5%と更に収益力が増しました。
下記は、2020年度までの調整後営業利益の推移ですが、国内市場が縮小するという大きな流れは変わらないため、毎年最大の割合を占めるのが海外たばこであり、この海外たばこの仕上がりが全社単位の調整後営業利益の出来に直結すると考えて差し支えありません。
国内市場が縮小するという大きな流れは変わらないため、JTの全社的な数字の計は海外にありというスタンスを頭の片隅に置いて頂ければと思います。
海外たばこ事業
そこで、主力となる海外たばこ事業を見てみましょう。
下記の通り、基本的には1Qの時と同様、新型コロナウイルス感染拡大が継続している事業環境の中、投稿制限影響による需要増や、主要国での単価増が調整後営業利益の前年比増に貢献し、調整後営業利益2,702億円、前年同期比+26.1%と好調でした。
前回1Qの時は前年1Q比+28.4%でしたが、何れにせよ前年比25%以上を上回る驚異的な伸びを示しておりますので、海外事業については下半期に入っても期待できそうです!
会社全体の1Qの調整後営業利益が3,582億円のうち、海外たばこが2,702億円占めているので言わずもがなですが、海外たばこ事業が極めて重要な事業であることがわかります。
そして、この上半期の海外たばこ事業の調整後営業利益2,702億円は、3年前の2018年上半期の2,143億円、2年前の2019年上半期の1,854億円を上回っており、上期実績としてかなり良い前半戦を展開したと言えるでしょう。
国内たばこ事業
いつもは一番大きい海外事業だけ触れて、縮小していく国内事業については言及しないのですが、JTは3Qから期待の新製品を投入して、国内事業の強化策を打ち出したので今回は見ておきましょう!
今回、国内事業に関しては、かなり例年になく調子が良いことがわかります。
調整後営業利益はRMC(国内たばこ事業:Ready made cigarettesの略)の単価上昇などもあり、前年同期比+23.8%増の1,013億円となっております。
さらに、こちら、第3四半期から投入される期待の新製品Ploom Xが今後の国内市場の強化底上げに貢献するとされております!!
日本たばこ産業(JT) 2021年度全社業績 修正見込
このように、主力海外事業の堅調および、国内市場の徹底した利益死守政策が結実して、冒頭申し上げました通り、JTは2021年度の全社業績見込みを上方修正しました!
✔︎通期計画を上方修正!!!通期調整後営業利益は5,170億円(当初見込み+420億円)、四半期利益2,720億円(当初見込み+320億円)
更にポイントとなるのは、配当原資となるFCF(フロー・キャッシュ・フロー)も見込みよりも+680億円上方修正した点です!
JTの最大の旨味は高配当ですもんね!キャッシュについては特に我々JT共和国の国民はチェックしております🤗
ざっくりですが、この上方修正における、海外事業と国内事業を押さえておきましょう。
海外は、上半期の恵まれた市況が継続するとした上で、先ほど申し上げました新製品Ploom Xがロシア市場に年内投入というプラス材料があります。
一方、国内事業は、この上方修正に対して国内の増益は織り込まれていないものの、新製品Ploom Xの集中的投資をしっかりと行っていくことが述べられております。
今期の増益数字には織り込まれていないのは、集中投資といった経費もかかって調整後営業利益ベースだと今期は利益が出ないのでしょう。
来期以降の国内事業の上振れ材料としてきちんと事業として育成していくことを期待しております!!
Closing Remarks
上期実績も順調に仕上がりましたし、通期業績の上方修正もあって良い2Q決算であったと思います。
下記のClosing Remarksにもこの利益成長のことが言及されておりますし、新しい武器となるPloom Xについてはロシアに続くグローバル展開も期待できそうな書きっぷりとなっております😂
しかし、問題は一点、ズバリ配当です。
今回の通期業績の上方修正を受けて、やはり増配宣言はありませんでした。
冒頭で、上場以来初の減配見通しが示された今期2021年12月期につき私が申し上げているポイントの2番目にございます、
今後の前期レベルの154円の配当を実行するには、「経営計画2021」で示された連結配当性向75%に基づくと、2018年度に若干劣る約3,700億円レベルの当期利益が必要
という風に通期の当期利益が2,400億円から2,720億円に上方修正されたのがプラス材料であることは間違いないですが、やはり私の考える当期利益の理論値3,700億円には及ばないので増配はやはり合理的ではないという判断をJTはしたのだと推測します。
日本たばこ産業(JT) まとめ
本日は、減配発表で注目されている高配当、JTの2021年2Q決算の分析、報告をさせていただきました。
最後に、JTの市場からの評価についてみておきましょう。
過去5年間でみたJTの株価推移が下記になります。
下降の一途をたどっておりますね。

日本たばこ産業株式会社 株価
決算発表は本日30日の15時からだったので、この決算を受けての影響は上記株価推移には反映されておりません。
来週、株式市場が今回の上半期決算をどのように評価して株価に反映されるのか楽しみですね!
以上の通り、意外にもプラス材料が前回の1Q決算に引き続き出てきて、今期のJTの経営成績には期待が持てそうです!
キャッシュフローについてもFCFの+680億円の言及があり、キャッシュにプラス材料があっただけに増配宣言がなかったのは残念ですが、引き続きwatchして3Q決算の時にもまたご報告させていただきます!
2021年度 第3四半期 決算発表は、2021/10/29 15:00(予定)ですので、3Q決算につきましても追ってご報告させて頂きます!
まだまだ今後の配当についてリスクはありますが、今回の決算が我々JT共和国の国民にとってプラスであったことは間違いありません!
それではまたお会いしましょう!
頑張れ!火の鳥ニッポン!!
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