TOPIX Core30の構成銘柄 総合電機メーカー『日立製作所』の今後の株価を予想する

日立製作所 株価

日立製作所はもちろん皆様ご存知の日本を代表する総合電機メーカーです!

国内どころか、世界有数の総合電機メーカーとしても名を連ねており、正直知らない方は皆無だと思います。

日経平均株価及びTOPIX Core30の構成銘柄としても選定されている、日立製作所を本日は分析してみます!

創業100周年以上 「日本の機械工業を発展させる」志が日立の原点

1910年に、創業者である小平浪平は、自らの力で電気機械を製作し、日立鉱山での発電所建設等を行いました。

そして、日立製作所の前身である久原鉱業所日立鉱山付属の修理工場が設立されたことが日立製作所の起源とされております。

創業者である小平浪平が一貫して抱いてきた志は、「日本の機械工業を発展させることで社会に貢献したい」ということです。

この小平浪平のモノづくりへの志は100年という時間を経ても、現在の日立製作所へと脈々と受け継がれております。

今後も日立製作所は、この小平の不屈の志を抱いて、世界屈指のリーディングカンパニーとして成長していくでしょう。

成長分野5つのセクターを軸にさらなる成長を目指す

下記は、2018年度の日立製作所の調整後営業利益のセグメント別ポートフォリオです。

このうち、成長分野として指定されている「IT」「エネルギー」「インダストリー」「オモビリティ」「ライフ」の5つのセクターが半分を占める形となっております。

日立製作所の強みは、高品質・高信頼のプロダクトはもちろん、下記3点のサポート要素があることです。

これにより、高品質・高信頼のプロダクトとこれらソフトの付加価値を結びつけることで、この5つのセクターのビジネスをさらに拡大していこうとしております。

・製造現場の機器・システムや鉄道、発電所などの社会インフラを動かす制御・運用技術

・最先端のIT

・デジタル技術

激動の時代と言われますが、今後、外部環境に適応しながらどのようにして日立製作所が5つのセクターのビジネスを軸に成長していくか楽しみですね。

6年連続の増収増益 美しい右肩上がりの利益成長 営業利益率は10%超

それでは、日立製作所の近年の経営成績を見ていきましょう。

統合報告書で述べられている通り、2018年度は調整後営業利益が7,549億円となり、2年連続で過去最高益を更新しました。

そして、その調整後営業利益率も中期経営計画の目標であった8%を達成したので、目下の日立製作所の経営については順調であると言えます。

ここ数年、調整後営業利益率が6~7%で推移していた中、ここで中期経営計画の目標であった8%を達成したのは、確実に稼ぐ力をつけている証拠です。

皆さんもご存知、日立製作所は、2008年度に7,873億円の赤字を計上し、一時は企業存続の危機にも直面しました。

そのような中で、2018年までの経営はV字回復を果たしたといっても過言ではありません。

今後の日立製作所の経営についても期待できます。

なお、2018年度の親会社株主に帰属する当期利益が前年を大きく下回ってしまいましたが、これは営業利益以下の減損項目でのマイナスです。

具体的には、イギリス原子力発電所建設プロジェクトが凍結されたため、それに紐づく減損損失▲2,772億円が原因です。

これは一過性のものであり、日立製作所の稼ぐ力を判断する上ではこのマイナスは考慮しなくていいでしょう。

財政状態の健全化を一気に実現 経営を支える財務基盤を構築中

さて、続いては日立製作所の財政状態を見てみましょう。

日立製作所は過去5年間において、積極的な財務資本戦略を実行しました。

下の図をご覧になっていただくとお分かりいただける通り、急速に財政状態が健全化されているのが見てわかります。

有利子負債は2.55兆円減少し、D/Eレシオは0.83倍から0.23倍への一気に健全さを取り戻しました。

いくら経営成績が良くても、足元の会社の財務基盤が脆弱だと、投資家からの評価も高まりません。

日立製作所は次世代ビジネスを展開するにおいて、適切な財務資本政策を実行していると言えます。

営業CS+、投資CF-、FCF+ 健全なマネタリーベース経営を遂行中

さて、続いては日立製作所のキャッシュ・フロー計算書を見てみましょう。

結論から申し上げますと、キャッシュ・フロー項目についても、経営成績、財政状態と同様、評価できます。

日立製作所がきちんと現金に基づいたビジネスを展開していることが分かります。

営業キャッシュ・フローは、過去5年間プラスで推移し、対する投資キャッシュ・フローは、過去5年間マイナスで推移しておりますので、問題ございません。

フリー・キャッシュ・フローは過去4年間プラスですので、きちんと無理のない、現金に基づいた理性的なマネタリーベースの経営が遂行されていると言えます。

競合他社よりも厚い配当政策 株主還元には積極的

今まで申し上げてきました通り、日立製作所の経営は、経営成績、財政状態、キャッシュ・フロー状態の3観点からみてもとても魅力的です。

それでは、その稼いだお金をきちんと株主に還元しているのかどうかを、こちらの図で説明させていただきます。

2018年10月1日付で普通株式5株を1株の割合で株式併合を行った結果、このグラフ中の2019年3月期の配当は、株式併合の影響を考慮した金額となっております。

わかりにくいですが、毎年、順調に配当を行っていることがお分かりいただけるかと思います。

また、2018年度の配当を競合他社と比べたのが下図です。

競合他社に比べて、日立製作所が利益の4割近くも株主に還元している様子が見て取れます。

日立製作所 三菱電機 富士通 日本電気
2018年配当性向 39.10% 37.90% 29.30% 25.80%

今後も安定的な成長を念頭に、増配を含めた配当政策を行っていくとしております。

また、自己株式取得についても、前向きに検討していくと述べております。

経営成績が良いので株価は若干割高 下落したときに一気に仕込むべし

日立製作所の株価は2019年11月1日時点で4,104円となっています。

優れた経営成績、財政状態、キャッシュ・フローマネジメントを誇る日立製作所です。

ここ1年間の株価推移を見ても微増で推移してきているのも十分にうなずけます。

PERは現在18.15倍程度、PBRは1.21倍程度と市場からは若干高い評価を受けています。

さらなる成長を見越して今のうちに株を買っておくか、それとも市場が不安定な時に株価4,000円を下回ったときに買うかが、具体的な日立製作所の買う株式取得戦略になりそうです。

なお、配当利回りは2.07%となっています。

日立製作所 株価

まとめ

日立製作所は、経営成績、財政状態、キャッシュ経営の3観点から評価しても優秀な企業であると評価できます。

それゆえに、現在市場からは現在、若干高い評価を受けており、ここ1年間で最も高い株価ゾーンに位置しております。

先述した通り、買うのであれば、4,000円を切ったあたりで買うのがいいかと思います。

100株購入に40万円かかるので、今は市場の不可抗力的な下落を待って、4,000円を切ったときに一気に仕込んでしまいましょう!

冬のボーナスに日立製作所の株を買って、将来資産を増やすことを検討してみてはいかがでしょうか。

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

ダイキン工業株式会社 株価

空調事業世界最大手メーカー『ダイキン工業』の今後の株価を予想する