せーの、3150〜!!
さてさて、本日からプロ野球は後半戦がスタートしますね!
我がホークスは18時から日本ハムとの対戦です!
前半戦はBクラスに沈んでしまったホークスですが、東京五輪では若鷹が大活躍してくれましたので、なんとか後半戦盛り返して日本シリーズ5連覇をぜひ成し遂げて欲しいと思います!
どうも〜、ネオコンです😊
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
さて本日は、当ブログで最重要銘柄と位置付けている三菱商事の株価が爆上げとなった次世代水素エネルギー実証事業を推進するENEOSについて見ていきましょう!
当ブログで最重要銘柄と位置付けている三菱商事の最新決算2021年度1Qの分析記事はこちらです↓
このニュースとは、端的に申し上げると、千代田化工建設と三菱商事、三井物産、日本郵船の4社でつくる「次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合」がENEOSが推進する実証事業向けに、ブルネイで製造する水素を輸送しやすい液体として供給する契約を同社と結んだと発表した件です。
みなさまもご存知の通り、昨今脱炭素社会への適応が企業には求められており、新エネルギービジネスとして水素エネルギー事業へのマーケットからの期待は非常に高いです。
このような革新的なビジネスを開始することと、やはり1Qの三菱商事のポテンシャルを考慮するとさらに通期見通しは上振れするだろうとの期待も相まって三菱商事の今週の株価爆上げが実現したと考えます。
話は逸れましたが、そこで最重要銘柄三菱商事の業績にも多大な影響を与えるファクターともなるし、日本のエネルギー産業を支える和製エクソンモービルとして、高配当であるENEOSは以前から戦略的重要銘柄として当ブログでも位置付けており注視しておりましたので、本日やっと2021年度1Q決算が発表されましたので、この水素事業およびENEOSは自体の経営見通しについて分析して参りたいと思います。
新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けてしまったENEOSの2020年度の決算分析記事はこちら↓
昨年は、エクソンモービルも大打撃を受けて2020年度〜2022年度までの中期経営計画の初年度で出鼻をくじかれてしまったたENEOS。
今期2021年度は、昨年からの巻き返しを図りますが実態はどうだったのでしょうか。
本日8月13日の決算を終えた際のENEOSの決算要約は、
✔︎ENEOS、4-6月期(1Q)税引き前は11倍増益で着地
✔︎ENEOSホールディングスの22年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比11倍の1,572億円に急拡大し、通期計画の2,400億円に対する進捗率は65.5%に達し、5年平均の18.7%も上回った。
✔︎直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の1.4%→7.3%に急改善した。
いや、素晴らしいーーー🤣🤣🤣
エネルギーの元祖企業、大復活!といった感じですね!
いやー楽しみです!
それでは早速ENEOSの2021年度の第1四半期決算につき一緒に見ていきましょう!
ENEOS 2021年1Q決算
損益計算書
ENEOSの2022年3月期1Q決算は、
1Q純利益こそ前年の赤字転落から一転、大爆益となりましたが、本業の在庫影響除いた営業利益が前年と比べて減益というのは結構厳しいです。
営業利益1,620億円(前年差+1,410億円)
在庫影響除いた営業利益745億円(前年差▲87億円)
当期利益976億円(前年差+1,025億円)
資源価格の上昇などのプラス材料がありつつも、セグメント利益で最大を占めるエネルギー事業の減益が大きく響いた形となります。
財務報告ベースだと在庫の評価益も営業利益に計上されるので、下記の通り、財務ベースだと営業利益はきちんと1,620億円となり、前年1Q営業利益210億円と比べて爆益となり、1Q当期純利益976億円で儲かっているように見えるのですが、このトリックはなかなか辛いですね・・・
さて、在庫評価益を除いた本業ベースでは、減益となってしまった営業利益745億円のセグメントベースごとの内訳はこちらです。
先ほども少し申し上げました通り、エネルギー事業が総じて厳しく、石油・天然ガス開発事業、金属事業のプラスを打ち消してしまった形となります。
エネルギー事業は財務報告ベースでは、950億円ですが、このうち在庫影響が875億円で、在庫影響除いた営業利益がたったの75億円となります。
全社の1Q財務ベース営業利益1,620億円のうち、エネルギー事業の在庫評価益が950億円と半分以上を占めていることから、本業ベースではほとんどエネルギーが利益貢献していない1Q決算と厳しく見ていく必要があります。
セグメント別営業利益
次にざっくりとセグメント別利益を見ていきますが、戦犯のエネルギー事業は、国内石油製品・輸出マージンの悪化、あとは運悪く製油所トラブルなども重なって本業ベースでは減益に沈みました。
一方、石油・天然ガス開発事業は資源価格高騰の恩恵を享受して、油価の影響で大幅増益。
金属事業も同様に、資源価格高騰の波に乗って銅価格上昇の追い風、および通信需要拡大に伴う材料ビジネスの躍進が昨年比2倍の営業利益増に貢献しました。
他の2事業が健闘した分、エネルギー事業の減益はもったいなかった、残念だったと言わざるを得ません。
通期業績見通しに対する進捗
損益計算書
以下は今年5月に発表した2021年度通期の業績見通しですが、それと今回の1Q実績との進捗率について示しました。
何度も申し上げました通り、在庫の影響を除くと進捗率は32%と、1/4である25%を超えた順調のペースと言えますが、財務ベースの営業利益と当期純利益の進捗率は62%、70%と驚異の進捗率でしたので、ここは男気を出して通期の見通しの上方修正および増配の一声は欲しかったです。
営業利益1,620億円(通期見込みは2,600億円なので進捗率62%)
在庫影響除いた営業利益745億円(通期見込みは2,300億円なので進捗率32%)
当期利益976億円(通期見込みは1,400億円なので進捗率70%)
キャッシュ・フロー
それでは、損益は厳しければ、配当原資となる営業キャッシュ・フローはどうでしょう。
営業キャッシュ・フロー▲1,400億円
とまぁ在庫評価益で稼いだ利益だからある程度は予想しておりましたが、キャッシュも厳しいですね。
もちろん、以下の理由によりキャッシュが積み上がらなかったのは理解できますが、それでも厳しいです。
・休日影響による揮発油税の納税タイミングの期ズレ
・資源価格上昇に伴う運転資金の増加
・製油所トラブルに起因する一時的な在庫の積み上げ
こちらは、今年5月に発表した2021年度通期の業績見通しですが、通期で営業キャッシュ・フローは2,300億円と宣言しております。
この通り行くのか、慎重に見ていく必要があります。
投資案件
最後に2020年度〜2022年度までの3カ年の中期経営計画でENEOSは1.5兆円レベルの投資を実行すると宣言しておりますが、2021年度4~8月につきましても以下の通り、新エネルギー時代を見据えて着実に戦略を実行していることがわかります。
しかし、残念ながら、今回の上記の資料の中には冒頭で申し上げました、千代田化工建設と三菱商事、三井物産、日本郵船の4社でつくる「次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合」がENEOSが推進する実証事業向けに、ブルネイで製造する水素を輸送しやすい液体として供給するプロジェクトについての詳細は述べられておりませんでした。
報道からたったの2日間でこの1Q決算資料に掲載することが難しかったなど理由は考えられますが、三菱商事の投資家などマーケットが期待しているプロジェクトの詳細が語られなかったのは少々残念に思います。
まとめ
今回は、総合エネルギー企業ENEOSの2021年度の1Q決算についてみていきました。
今回の内容を見てご理解いただける通り、ここ半年のENEOSの株価は低迷しております。

先ほど申し上げました次世代水素エネルギーチェーンプロジェクトが期待されたのと、三井物産、三菱商事、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、豊田通商、双日といった総合商社の資源価格の高騰の追い風もあって、本日13時までENEOSの株価は期待が込められて上昇しておりましたが、見事に失望売りが先行し暴落しました。

しかし、当ブログでは今後も、ENEOSには期待したいと思います!
本日15時終わり時点で、配当利回り4.81%ですよ!!
もちろん在庫評価益頼みの損益、稼げない営業キャッシュ・フローなど不安要素は多々あります。
しかし、2020年度から指導している3カ年中期経営計画で想定される累計営業利益が下方収益されたことを受けて、ENEOSは3カ年のフリーキャッシュフロー をゼロにしてでも、戦略投資1.5兆円を行う方針を今年5月にENEOSは発表しました。
この1.5兆円は次世代エネルギー関連に使われることがわかり、その投資計画も具体的で合理性のあるものであることが判明し、早速前述いたしました通り、実行に移しております。
2022年度までは配当は増配はなく22円のままだろうが(減配していないだけ御の字)、この増配に使われたであろう原資が上記の戦略投資に使われて、大きなリターンを生むビジネスが確立されるのであれば、2022年まで配当維持を我慢するのは一定の理解はできます。
株価も3年前の800円台から半減しており今に至っており、将来の大きなリターンを見込めると私は考えますので、今後も応援していく所存です!
最低購入価格が5万円以下ですし、2022年度までは増配は無いが、その先の次世代エネルギーの展開を期待するのであれば100株くらい買ってみても面白いのでは無いかと思います。
以上、総合商社以外で日本株を買うのであれば、私はENEOSをお勧めします!
それではまたお会いしましょう!
せ〜の、ENEOS〜〜〜3150〜〜〜🔥🔥🔥🔥🔥

福岡ソフトバンクホークス 柳田悠岐外野手
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