せーの、侍ニッポン!!
やりました!!!野球男子予選A組1位通過、金メダル🥇まで一歩前進です!!!

4回、3ランを放ちナインに迎えられる山田選手(ロイター)
どうも〜、ネオコンです😊
は〜い、皆さまありがとうございます、さて始まりました〜本日のさとり世代の株日記!
連日、東京五輪での日本人選手の活躍が目覚ましいですね!侍ニッポン大活躍です👍
本当に大好きです❤️🤗
ホークスファンの私ネオコンは、柳田選手、甲斐選手を特に応援しております📣
本日のさとり世代の株日記は、当ブログでも重要銘柄として位置付けているAGCについてご報告申し上げます!
さて、7月21日にAGCからとんでもないサプライズニュースが舞い込んできましたね🤣🤣🤣!
AGCの2021年度通期業績予想について、上期の営業利益を4月の1Q発表時には450億円から850億円に上方修正していたものを今度は900億円にさらに上振れさせるとの報道が出ました!!!

Reutersニュース様より引用
これを受けて、AGCの株価は7月21日にマーケットが始まったと同時に急反発しました!

(が、当日その後落ち着いたのは、4月に発表した時の通期見通しからの上方修正がなかったからでしょうか、何れにせよAGCについてはプラス材料であることは間違いないですが)
AGCは以前、昨年の2020年度決算についてはご報告がさせて頂きましたが、2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響をもろに受けて大変厳しい経営成績となってしまいました。
今年はリベンジを誓うとV時回復の2021年通期業績予想を立てておりましたが、4月の1Q決算ですでに営業利益を450億円から850億円に上方修正しており、今回さらにそれを900億円まで上振れしていたとは!!!
AGCは当ブログでも戦略銘柄の一つとして位置づけておりますので、今回、改めて4月の1Q決算を分析してご報告させて頂きたく記事を書かせていただいております🙇♀️
(本来は1Q決算ももっと早く4月時点でご報告すべきでしたが、このブログが復活して本格稼働し始めたのが5月ごろからですのでご容赦頂きたく)
営業利益が850億円→900億円への上振れについては、8月2日の第2四半期決算発表で明らかになるはずですので、今回はその前段階となる、営業利益を450億円から850億円に上方修正した4月の1Q決算発表について詳細を見ていきましょう!

AGC 2021年12月期1Q決算業績
損益計算書
それでは、AGCの2021年12月期の1Q決算業績概況を見ていきましょう。
昨年は、新型コロナウイルスの影響をかなり受けてしまい、売上高、営業利益ともに減益となってしまいましたが、今回は一転、東南アジアにおける塩化ビニル樹脂、および建築用ガラスの販売価格上昇や、合成医農薬およびバイオ医薬品の受託件数増加により前年同期比で増収増益となりました🤗🤗
売上高、営業利益ベースでもかなり良さそうな雰囲気ですね!
ちなみに塩化ビニル樹脂の販売価格が上がって好調となったとありますが、余談ですが、こちらの化学の絶対王者である信越化学工業も、塩化ビニルが、世界の強い需要の伸びに支えられて製品価格が上昇したことにより爆益となっております。
詳細はこちらの記事で報告させて頂いておりますので、お時間ございます方はご覧くださいませ。
この良いイメージを持ったまま、1Qの損益計算書を見てみましょう!
昨年20年1Qと比べても上記、塩化ビニル樹脂、建築用ガラス、バイオ医薬品の3点が利益成長を牽引し
AGCの2021年12月期1Q業績は、
営業利益442億円(前年差+219億円)
当期利益288億円(前年差+153億円)
と見事にV字回復を果たしており、1Qだけで見るとコロナに打ち勝ったように見受けられます!
それでは事業セグメントごとに業績を前年と比較しながら考察していきましょう!
セグメント別営業利益
前年1Qと比較したセグメント別営業利益分析では、全事業において、著しいマイナスが存在しないことと、ガラス事業と化学品事業がかなり利益を稼いでくれていることがわかります。
ですので、次にガラス事業と化学品事業の2つのセグメントについて、詳細を見ていきましょう!
ガラス セグメント
最初に前年1Qと比べて、営業利益+122億円となる97億円を稼いだガラスセグメントについて見ていきましょう!
ガラスセグメントといえば、欧州・南米中心に販売下価格が上がったことが非常に大きいです!
こちらをご覧ください。
確かに需給バランスが改善され、販売価格が上がっていき、事業環境が好転していることがわかります。
そして、もう一つの理由として欧州建築用ガラス製造設備における稼働率向上により製造原価が低減したことが挙げられます!
昨年、AGCはガラス事業の営業利益が赤字に転落している点から察せるように、事業自体が厳しかったです。
ですので、欧州にて構造改革を行い減損処理を行い、特別損失を計上したということもありました。
ここで事業水準に適した生産体制を整備できたので稼働率向上により製造原価の低下などプラス影響があったのもこの大幅な営業黒字につながったのではないかと思料いたします。
化学品 セグメント
次に、前年1Qと比べて、営業利益+104億円となる255億円を稼いだ化学品セグメントについてご報告いたします!
化学品セグメントといえば、東南アジアにおける塩化ビニル樹脂の販売価格上昇、および合成医農薬およびバイオ医薬品の受託件数増加が非常に大きいです!
AGCが戦略事業として掲げているライフサイエンス事業の躍進は将来のビジネスの柱を着実に育成できているという点から見ても非常に高く評価できます。
話は逸れましたが、好調が続く東南アジアのクロールアルカリ事業です。
以下のように、マーケット、ポジショニング、サプライ体制の3拍子揃った強みをAGCが有していることがわかります。
企業活動別営業利益増減要因分析
先ほどのセグメント分析で、ガラスセグメント 、化学品セグメント の強みを認識した上で、前年1Qとの比較を今度は企業活動別で見ていきましょう。
販売数量、販売価格、コスト改善の3拍子揃った形で、増益となったのがわかりますね。
連結財政状態計算書
さて、損益項目が落ち着いたところで、次に、貸借対照表です。
まだ1Q分、3ヶ月しか経過していないと言ったらそれまでですが、一応BSを見ておきましょう。
D/Eレシオが0.63から0.61へ若干改善しております。
今期の好調な経営成績を反映して、是非とも2021年12月末時点では早い段階で0.4に近い値に回帰して頂きたいものです。
参考までに、AGCはD/Eレシオも低くて財政状態は健全で有名だったのですが、今年度は新型コロナウイルスの影響をもろに受け、キャッシュが大きく痛み、借り入れを行なったため、一気にD/Eレシオが昨年0.47倍から0.63倍への1.5倍も上昇しました。
ですので、一刻も早く健全な財務基盤として定評のあったAGCへ戻ってほしいと期待しております。
連結キャッシュフロー計算書
次に、キャッシュフロー計算書です。
こちらもたった3ヶ月しか経っていないけど、と言われればそれまでですが、ざっくり見ておきましょう。
営業キャッシュフローもプラスで、投資キャッシュフローも昨年通り行なった上で、財務キャッシュフローも特に借り入れなども行わず、最終的なキャッシュ増加も+333億円となっているので特に問題ないキャッシュ推移ですね。
なお参考までに、投資キャッシュフロー▲472億円の内訳ですが、下記の通り、電子2件、化学品3件の設備投資につかわれたと想定できますね。
戦略事業の利益貢献
さて、1Qパート最後は、AGCが注力している戦略事業についてです。
AGCは祖業のガラスや化学品といった伝統的な事業とは別に、成長ドライバーとなる戦略事業の育成を着々ととり進めております。
戦略事業はモビリティ、エレクトロニクス、ライフサイエンスの3つを指しますが、前年1Qと比べて特にライフサイエンスの躍進が顕著であることがわかります。
AGC 2021年12月期 通期業績見通し(上方修正🤗)
損益計算書
さて、これだけ経営成績でプラス材料があったAGCですが、2021年度通期見通しについて上方修正はあったのでしょうか⁉︎
それではAGCの2021年12月期の通期業績見通しを見ていきたいと思います!
AGCの2021年12月期の業績見通しは、
営業利益1,600億円(前回発表差+600億円)
当期利益830億円(前回発表差+270億円)
ROE7.4%(前回発表差+2.4%)
配当140円(前回発表差+20円)
通期業績見通しの上方修正嬉しいですが、増配発表が一番嬉しい〜🤗🤗🤗🤗
前回、増配なしが渋いと文句言った記憶があるので、今回は流石にこれだけ業績見通しが良ければ増配に踏み切ったのですね〜素晴らしい!
続きまして、セグメントベースでこの大躍進、増益増配見通し決算の本業を営業利益ベースで見ていきましょう。
傾向は、先ほど申し上げました1Q決算のセグメント別実績と同じで、通期でも前回発表との増減差異はガラスセグメント+250億円と化学品セグメント+350億円のプラスだけというものでした。
この2セグメントの増益が2021年度のV字回復経営見通しの全てという感じですね。
これは、下記の各セグメント毎の想定事業環境の見通しの部分を見ても明らかです。
最後に、先ほど1Q決算ではライフサイエンス事業が大躍進と申し上げました「戦略事業」についても言及したいと思います。
こちらの資料は2月の2020年度決算の時と同じです。
2021年12月期も戦略事業は増益を遂げ、売上ベースで2,400億円を計上する見込みです。
将来的には2025年4,000億円を目指すということなので、AGCの今後を牽引する収益の柱として2021年12月期もしっかりと育成していってほしいと思います!
まとめ
本日は、8月2日の2Q決算を前にさらに営業利益が上振れするという報道を耳にして、忘れていたAGCの1Q決算分析結果をご報告させて頂きました!
とにかく念頭に入れて頂きたいのは、今年は昨年コロナで減益となったリベンジを果たすべくV字回復ができそうだということ。
そして、東南アジアにおける塩化ビニル樹脂、および建築用ガラスの販売価格上昇や、合成医農薬およびバイオ医薬品の受託件数増加がその躍進要因になり得るだろうということですね!
2020年は惜しくも減益に沈み、悔しい思いをしてしまったAGC。
その復活の兆しはあるし、確実に今期はリベンジできるはずです!
増配も発表したし、視界良好、楽しみな気持ちを持って8月2日の2Q決算発表を待つことができますね!
それではまたお会いしましょう!
最後に皆様ご唱和ください、せ〜の、侍ニッポン🇯🇵!!!

4回、3ランを放ちナインに迎えられる山田選手(ロイター)
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